2023年振り返り
年末はサーファーが多いので、海に出ずに一年の振り返りでもしているか、という気分になった。
今年の頭に立てた抱負>2023年の抱負 - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
また、3月ころに、以下のようなブログを書いている>40代前半を振り返って - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
仕事
年始に掲げた目標は以下だった。
- リリースしたものがちゃんとインパクトのある代表作になるようにしたい
- ここまで作ってきたものがもし正しいという前提のもと、ちゃんと目的を達成するように「仕上げたい」
前者がプロジェクトの目標で自分に出来る事は無いかもしれないが重要、後者が自分の具体的な行動指針となるような目標、という事だった。
また、途中に仕事関連について幾つか印象を書いている。
プロジェクト的な方
前者に関しては年始の頃はだいぶ楽観的に考えていた雰囲気を感じるが、今はかなり悲観的に感じている。 ただリリースが割と近づいてきたようなので、今の時点でどうこう言うよりは結果を見よう、という気はしている。 だがそれだと一年の振り返りにならないので、とりあえず現時点の印象を書きとどめておく。
まずリリースは近づいてきたが、リリースしようとしているものは、自分がリリースしようと思っていたものとはだいぶ異なってそうに感じてきている。 チームとしても自分個人としても、自分がやってきた事は入れない方がお互い幸せなんじゃないか、という気がしている。 これが成功しても失敗しても、自分がやりたいものとは違いそうなので、自分としては失敗っぽいなぁ。 ただこの辺は最終的に出来たものを見てからじゃないと結論は出ないところなので、現時点では判断は暫定的なもの。
暫定的ではあるが、この一年としては大きく後退した項目と言って良さそう。
ブログなどを見直すと、6月くらいまでは割とポジティブな事を書いていて、年の後半には今回のチャレンジは失敗か、という雰囲気になってきている一年だった。
反省点はあるか?
プロジェクト的なものが一番重要でありながら、自分はそこに何もしていないし、それは一年としてなにか反省する点はあるのだろうか?という事も考えてみたい。 ただこれは今年一年というよりは今回の仕事全体についての話の2023年年末時点でのスナップショットという感じになってしまう気もする。
自分にとって残念だったのは、聞いていたビジョンと実際作ってるものが違った、という類のもので、聞いていたビジョンもチームとしてのものだったか曖昧なものだったし、 結論としては違ったという事なのかなぁ、という感じのもので、 自分個人がなにか行動を誤った、という感じでは無い。 しいていえばプロジェクトの初期にもうちょっとその辺をちゃんと確認して、参加しない方が良かった、ということはあるかもしれないが、 プロジェクトが始まった後に特に反省点は無い。
また、プロジェクト初期にそうした事をしっかり確認していないのは、ある程度プロジェクトの性質としても仕方ない部分があった。 最初の段階ではまだチームが出来ていなかったので、確認する相手もいなかったし、またCovid-19の猛威の中で始まったプロジェクトだったこともあり、あまりそうした事をやりたいとも自分が思っていなかった。 始めた時点で、これはある種の「ガチャ」みたいなもので、うまく立ち上がる事を期待していたけれど、それは他人任せの運任せで、自分で成功させたい要素では無かった。
全体的に、運に任せたところがはずれた、という感じで、もともとここが偶然うまく行くのはそんなに多くは無いし、だからこそチャレンジだという気もするので、 選択のミスだったというよりは今回は当たらなかったという事に思う。 しかも現時点でもまだ当たらないと言い切れるほどはっきりとハズレている訳でも無いので、 ほとんど箸にも棒にもかからないこの手のチャレンジにしては、かなり頑張った方なんじゃないか、という気もしている。
また、最初に確認して撤退するのが現状より良かったか?というのも結構微妙に感じる。 一発当てる系の話は基本的には失敗する可能性が高いものだ。 だから失敗するかもしれないからやらない、というのは、この手のチャレンジ自体を否定するもので、それは真実かもしれないが自分的にはやってみたい事だったのでそこに後悔は無い。 これを断ったらもっとマシなものをやっていた、と思えるくらいに駄目だったのか?という事を考えるべきと思うのだけれど、 始める前の不確実性を思えばこんなもんだったんじゃないかな?という気はする。 今の時点の知識があればやらなかったとは思うが、 最初の段階でもっと得られる知識を多く得ても、まぁやってみてもいいかな、と思える内容ではあったと思う。
そもそもに新しいチャレンジの始まりのところは不確定性が多いので、確認すればわかったのか?というのも怪しいものだ。 今回のプロジェクトに関しては、後半になって不確実性のコーンが狭まってきて初めて明らかになるものだった気もする。
そういう点で、あまり行動に反省すべき点も無い気がする。
結局、この問題にちゃんと対処するなら、自分のやりたいプロジェクトを自分がやるしか無い。 だがそれは自分が今回やろうとした事じゃないんだよな。 自分のやりたいプロジェクトをやれる範囲でやるのは、フルタイムで働いていた時に散々やってきた事であって、結果もある程度は出したし、 ある程度しか出ないという風にも思っている。同じ事はもうやりたいとは思っていないので、 それをやる位なら働かないで違う事をやってたい。 そこを自分でやらないという決断を最初にしているのだから、そこが運任せなのはby designなんだよな。
人事を尽くして天命を待つでは無いが、この手の勝負は結局自分がやる事をやった上で、運に期待する、というのが正しい姿勢と思っている。 そして運が味方しない事は当然ある。
そういう点でこのプロジェクトに参加したのが失敗だったという気はしていない。 自分のチャレンジは失敗だったという気がしているが、それは結果がそうだった、というだけで、 なにか反省すべき類の事では無いようにも思う。
という事で、年始の期待は大きく外れた残念な項目だったが、そこに後悔とか反省がある類の事では無いのかもしれない。 今年一年としてはこの目標には自分は何もしなかったし、それは年始の時点でも期待している事では無かったので予定通りと言える。
自分個人の目標について
後者、つまり「ここまで作ってきたものがもし正しいという前提のもと、ちゃんと目的を達成するように「仕上げたい」」についてが、自分個人の行動としての目標として掲げたものだ。 これはどうだっただろうか。
自分のこの一年の仕事を見直すと、8月くらいまではそうした作業をしていて、かなり有意義な作業をしていたと思う。 ただちゃんと仕上がっているかは微妙なところで、もう少し完成度を上げた方が望ましい気もしている。 だが最初のリリースはこのくらいでいいのでは無いか、という気もしている。 ここらへんはリリースした時に結果が分かるものなので、現時点での評価は難しいが、必要な事をやったという気はする時期だった。 自分個人でコードを書くだけで無く、いろいろ社内イベントなども開催してフィードバックを集めたり、 いろいろ頑張って困難なタスクをうまく進めている気はする。
9月からの数ヶ月は去年以前に作ったものをリリースに向けて完成度を上げるという作業で、こちらもそのうちやらなくてはいけないと思っていた事だったので、まぁ必要な事をやっただろう。
今年は全体的に作ったものの完成度を上げる作業なので、なにかを作り出したという部分は少ないが、必要な作業ではあるな、とは思える事をやっていた一年だったように思う。 年始に考えていた事をやった気はする。 目標としてはもうちょっと完成度を上げたかった気もしていたが、リリースの前に出来るのはこんなもんだ、という気もしているので、70点〜75点くらいの達成度かな、という気がする。 この項目が満点にならないのは実力不足かもしれないが、いやいやここまで出来てれば上出来だよ、という気も少しするので、ここはmixed feeling。
やった事のリストを見つつ振り返ると、8月くらいまでは満点に近い働きをしている気がする。9月からの4ヶ月は必要な事をやってはいるが、そこまで高く評価出来ないアウトプットという気がする。 なんか後半四ヶ月の印象が強いが、見直してみると前半の8ヶ月は結構良い仕事をしているな。
でも自分の人生を考えた時にやるべき事をやったか?というと、そういう気もあまりしない一年になってしまったが、 これは自分の行動どうこうでは無くて賭けがあまり上手く行ってないから、という事で、 自分のやる事をしっかりやった上で終わりを見届けるのは自分に出来るベストな事、という気もする。
ライフスタイル的な面から見た仕事はかなり良い
ライフスタイル的な話は後で行うが、かなり上手く行っていると思っていて、その観点では仕事というか働き方とか仕事の内容はかなり良い気がしている。
一週間あたりの仕事の量はちょうど良い気がしている。 やる気が出ない時にはやらなくても良いし、むしろある程度やらない日を設けないと、週3日程度、という契約より働きすぎになってしまう。 数ヶ月休みをとってもいいんじゃないかとは思っているが、働いている時期の労働をもっと減らしたいという気はあまりしていない。 実際波が無い事は結構あるし、一年のうち生産的な活動を全然しないで終わるというのも刹那的で満足度が下がりがちなので、 なにか意義のある事もやりつつ私生活を楽しむ、というバランスはうまく取れているんじゃないか。
フルリモートで時間の自由もあって打ち合わせ等もあまり無い独立した事をやる、というスタイルもかなり良いと思っている。 これ以上この辺の条件を良くするのは難しいな、と思うくらいには理想的な働き方になっているんじゃないか。
もし私生活の生活水準をある程度上げるために働く必要がある、とするなら、今の仕事の内容は悪くは無い気がする。 楽しい仕事で一定のやりがいがあり、つらくも無い。そして給料も働く快適さを思えば悪くない。 お金のために働くというなら、現状はそんなに悪くはない気がする。
自分はそんなにお金のために働いている訳では無いのでこの点をもってだけで満足は出来ないけれど、 そうはいっても給料は払われていてその給料を使って生活水準は改善していて、 それについての満足度はそれなりに高いので、もうちょっとそういうお金を稼ぐ活動という視点の評価もしても良いかもしれない。
同じくらいの量を働いて生活をしよう、と思った時に、今年一年やった仕事と同じくらい良い仕事があるか、というのも考えてみたい。 この点でいけば、おそらくもっと良い仕事はありえるが、悪い方では無い気がする。 100点満点で75点以上はあるんじゃないか。
プログラマ人生でなにかを成し遂げようなどと思わないでそこそこの幸せな暮らしを目指すならかなり良いとは思う。 でも自分は現在はそうは思っていないのでそこまでは評価出来ないが。
仕事全体の評価
自分個人としてやった事は70〜75点くらいだが全体としては50点くらいで、残念な結果に終わった一年だった。
サーフィン
抱負としては、以下をあげていて、
- 鋭いオフザリップをフロントとバックサイドで決められるようになる
ポジショニングはある程度まぐれでもいい、と言っている。
途中に以下のような事を書いている。
達成出来たか、というと難しいところだな。鋭くは無いが、当時イメージしていた事は出来ている気もする。 ただ思ったよりも先の長い目標だった、という感じか。 また、やはりポジショニングがまぐれでは駄目だ、と思うようになっているので、 目標への理解が深まって違う事が必要になってそれをやっているという気もする。
目標を建てた時の気持ちとしても別にこれを達成しようというものだったというよりは、 かなりの時間を使うので何を考えていたのかを一年の最初に書いて、どうだったかを一年の最後に振り返りたい、という事だったと思うから、 そういうつもりで書いていこう。
年始から三ヶ月くらいは奄美にいて、さらに5月から鎌倉に引っ越し、サーフィンの頻度はかなり上がった気がする。そして8月前半くらいまでは台風の波が結構はいってきて、かなり上達した。 8月後半からは全然だったな、という感じだが。
何度かフロントサイドで会心のリップは出来たが、台風シーズンだけだったな。バックサイドはまだ出来たって感じでは無い。
鎌倉ライフについては別項目で書いていきたいが、 年始に考えていた、かなりいい感じのサーフィンライフを構築する、という事は出来ていると思うし、 上達も考えていたくらいには出来ている気もする。 これは満点でいいんじゃないかな。
ライフスタイル
年始に掲げた目標は以下。
- ちょっといい部屋に引っ越して仕事と私生活の環境を改善
- ワーケーションを何度か行って新鮮さを保ちたい
- 仕事とサーフィン等のレジャーとその他の活動をバランス良く行っていきたい
また、2021年がかなりいい感じだったのでそれを維持したい、みたいな事を言っている。
引っ越しについては語るべき事が多いので別項目に分けたい
ワーケーションは割とうまく活用出来ているんじゃないか。 冬に奄美で過ごすのはかなり上手く機能している気がする。 今回はWindowsのノートPC買ったりサーフボード2つ持ってきたり、いろいろ最適化を進めて、いい感じに出来た気がする。 ただ9月〜11月はもうちょっと近場のどこかに行くのを増やしたりしてもいいかもしれない。伊豆に一回行ったが、もっと行っても良かったかもなぁ。 8月がめちゃ波あったので、9〜11月があんなに無いと思わんかった…
仕事とレジャーのバランスは引き続きうまく行っているんじゃないか。 仕事もなかなか出来ているし、サーフィンもなかなか出来ている。サーフィン以外ももうちょっと何かしたいな、という気はするが。 キャンプ行ったりスパ銭行ったりしたいな。
現在の金の稼ぎ方-使い方と、遊び方のバランスはなかなか良い気がしている。 今の仕事は長くなってきたので、そろそろしばらく休んでもいいかな、という気はしているが、 巡航的なライフスタイルとしては理想的なんじゃないか。
この項目は満点でいい気がする。
今年はサーフィンとライフスタイルを頑張った一年だったのかもしれない。
引っ越しと新居のライフスタイルは満点!
5月に引っ越して、久しぶりにシェアハウスをやめて賃貸を借りた。
- 金沢八景の住居での生活を振り返る - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 引っ越し前の鎌倉や新居に期待している事 - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 新居の窓からの眺めがなかなか良い - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 新居の窓からの眺めがなかなか良い - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
他にも日々の雑記の中に感想が埋もれているはず。
物件的な話
部屋を借りるのがこんなに不要に面倒だったのか、と久しぶりに普通の賃貸を借りて驚いたが、物件自体は非常に満足度が高い。 ダイニングキッチンにエアコンがつけられないのがいまいちだけれど、部屋自体の防寒性能が高くて、隣の部屋に大きめのエアコンをつければまぁまぁ満足出来る。
そしてシェアハウスじゃないというのがすごく快適だと思うようになっている自分に気づく。他人に会わないで済むの、こんなに快適だったとは。
ロボット掃除機とドラム式洗濯機は快適で良い。また、こうした家電を自分の好みに合わせて買って生活をデザインする、という行為自体が楽しくて満足度高い。 これはシェアハウスではあまり出来なかった事なので、引っ越しのメリットと言えそう。 広い部屋とロボット掃除機はセットという部分もあって、狭い部屋なら要らないな、と思うが、今くらいの部屋だと結構便利だ。
また、仕事部屋と寝室と食事をする部屋を分けたのもなかなか良い。 当初は寝室分けるよりも広い部屋の方が嬉しいなぁ、と思っていたが、寝室に移動する、というのは寝るのに集中出来るというか、 これから寝るぞ、というコミットメントのようなものを発揮出来て、生活リズムを保つのに貢献している気がする。
また、仕事部屋と食事が分かれる事で、ノートPCが汚れたりする事が無くなって良い。間食を控えるのにも向いているし。 仕事机も好みのものを買えて、オフィスで作業したいという気は全くしない程度には快適な環境が出来た。
駐車場も屋根のある車用のをかりている。車には狭いし、風が強い時は横から雨が入りうる形態ではあるが、 十分快適とは思っている。前のガレージよりも値段は高いが、値段を考えなければ別にこれでいいかな、という感じ。 やはりこういうスペースは借りる意義はあるよなぁ。
欠点としては、風が思ったよりもうるさい、というのがある。 雨戸にあたってガタガタ言う。これは前が隣の家の庭になっていて日当たりが良い事の裏返しという気もする。
前の家は神社の木の真ん前だったので日当たりはゼロだが風の影響もほぼ無くて、風がうるさい、という事は無かった。 だから風がうるさいのは結構嫌だというのは住んでみて初めてわかった事ではある。
うるさいのは雨戸なので、なにか対策をすれば良いのかもしれない。この項目を書いていて思った。家に帰ったら対策を考えてみよう。
あと大掃除、特に風呂場と窓の掃除がかったるかった。風呂場と窓だけ業者に頼むといくらくらいなのかしら?
近隣の騒音的なのは、たまに隣の部屋の携帯の着信かなんかのバイブが頻繁にあって少し気になる事があるが、 我慢できないほどでも無いし、イヤーマフつければ全く感じないし耳栓でもほぼ感じなくなるので対処は出来る。 ただ対処をするほどでも無いのでだいたい気にしないでいる。 こちらは前の住居の、上の階がうるさい事がたまにあるのと比較すると、むしろ大きく改善したところだ。
明らかに一人暮らし向けでは無いDINKS向け物件でお値段もそれなりだが、かなりいい感じに今の自分にフィットしていると思う。
鎌倉という場所的な話
前の家は付近で最大って感じのイオンが近くて買い物や食事の便は結構良かった。 鎌倉はこの辺は大きく後退している。
駅前にはそれなりにいろいろとあるので、駅前まで行けばだいたいの用事は済む。 前のように意味も無く散歩がてら回るほど近くは無いので不便さは増したが、生きていけない感じでは無い。 また、戸塚あたりまで出ればだいたいのものはある。 戸塚が意外と近いので、都内のメトロでちょっと移動する感覚で行ける。 これは引っ越してみるまで分からなかった良い誤算。
家のそばで軽く食事をするのに手頃な場所が無い。 駅前も普通に松屋とかが無い。 昼は少し高くて良ければいろいろ選択肢があるが、夜が少ない。 観光に来るにはいいんだが、住むには不便なところである。 空いているファミレスがあればな〜。 逗子とか葉山とかの海岸通り沿いを開拓するのがいいかもしれん。大仏が混んでなければその先はなかなか良いんだけど。
ただ最近はBaseFoodと配食サービスとおうちコープでだいたいの食事は賄えているので、ほとんど困らない。 これは引っ越す前に思っていた事で、生活が家の引きこもりに最適化した結果、前ほど外食の必要性は高くない、という事に思う。
また、カフェは開拓すればいろいろあって、 普通に本読んだりするのに快適な場所はある。 外から見ると良いかどうかは分からないのでハズレな事も結構あるが、 意外と当たりというものも幾つかある。 金沢八景と金沢文庫と八景島のあたりの間くらいという前の住居はこの点については最強クラスだったので、前よりは劣るけれど、 開拓を進めると意外と悪くない、というのが現在の印象。
家のそばという点ではドラッグストアが生命線という感じだが、これはまずまず。あとコンビニもほぼ裏道だけで行けるので前の家よりは使うようになった。 それ以外のスーパーはいまいち。ただあまり使わない生活になってきているので、そこまでマイナスでも無い。 おうちコープの果物が品質が高くて満足度が高いので、むしろQoLは向上した気もする。
湾岸が遠くなったのは、もうあまり乗らないから横横からでいいか、という気分でいる。思ったよりもこれはマイナスでは無い。 引っ越してからはバイクの遠出は一切してないな。ただ海岸通りへのアクセスは改善したので、もっと海をツーリングしても良い気はする。 駐車場から道へのアクセスは良いので、バイクで出ていくのは快適になった。
電車はJRのグリーン車が快適で素晴らしい。品川に行くのは全く苦痛では無くなった。ただしあんまり行く用事は無い。 JRメインの生活は思ったより良かった。
サーフィンに行く面倒さはほぼ消失して、この辺は大きく改善出来たところだ。行く頻度を思えばやはりこの辺に住むべきか。 親の家に近くなりすぎた結果どうでもいい用事で呼び出される頻度も多少増えたが、歩いていけるほど近くは無いのでギリギリ許容範囲か。
鎌倉の海はまだ散歩するだけで入っていないが、波が小さい時にテイクオフの練習とかするにはいいかもしれない。
散歩的には前の海の公園〜八景島、の黄金コースには敵わないが、謎の裏道がたくさんあるのでかなり楽しめる。海も散歩には良い海岸だね。 ただ大通りまで行くのは億劫さがあって、その向こう側の開拓はあまり進んでいない。200mくらい歩道の狭い区間があって、そこを回避出来ないんだよなぁ。なんかいい裏道あればいいのに。 あと、もう少しハイキングコースとかも開拓していきたい。
定住して物を買うというスタイルは幸福度を高めている
今回はしばらくここに定住しよう、という思いもあり、また賃貸で普通に借りたので収納なども増えて多くのものを買えるようになった。 またシェアハウスじゃないので、買えるというだけでなく家具はある程度買う必要もある。
それと合わせてここ5年間は必要以上に給料を稼いでしまっているので、もうちょっと出費を増やそうといろいろと買っている。 おうちコープも一番安いスーパーで一番安い果物を買うよりもだいぶ高いものを買っている。 そして最近の果物は高い奴の方が美味しい。
そうした増やした出費は、かなり快適さをあげている。 仕事という事を評価する時に、自分はこの向上している快適さを仕事の成果に含めるのを忘れがちだけれど、 お金を稼ぐために働く、というのは本来はもうちょっと重視されるべき項目なのでは無かろうか、という気もする。
総合的には、新居には大変満足している
将来に向けた資産形成もだいたい終わり、稼いだお金は生活の向上に使うというフェーズに入った現在、 何に使うと良いのかと考えた時に住む場所に使うのは正しい選択だったという気がしている。 安くは無いけれど、働いている間はこのくらい払っても別にいいな、という感じだし、 本来の給料に見合ったくらいの住まいだろうし。
ライフステージに合わせていい感じに変更出来たんじゃないか。
健康
健康は以下に3つを掲げているが、
- LDLコレステロールの低下
- 猫背を改善
- そのほかは現状維持
1つ目は健診の結果をまだ見てないので保留。対策はそれなりにはした気がするが、はたして?
2つ目の猫背は特に改善出来ていない気がする。これは0点だな。なんかいい方法は無いかなぁ。
3つ目の現状維持は、今年は治療を終えた歯の不調に悩まされた事が何回かあったが、加齢とともに出てくる不調の一貫という感じで、むしろ年齢の割には良く頑張っているんじゃないか、という気はする。
自分自身がどうこうという訳では無いが、周りで健康を損なう同世代の友人などが増えている気がするので、むしろ自分の健康維持の水準はすごく高いな、 と実感する一年だった気がする。 健康を優先に生きてきたが、素晴らしい判断だったんじゃないか。
今後もこの項目は頑張っていきたい。
ストレッチ
去年と全く同じ内容になってしまうのがこの項目。去年よりも進歩していると思うが、おでこがつくのは遠い。 ただまぁまぁ継続的には取り組めているので、今後も継続して取り組んでいきたい。
計測可能な進捗が無いのだけれど、今年はかなり進歩したと思っている。 これまでは無理やり何らかの力で肘をつけていたのだけれど、 今年は曲げるべきところをちゃんと曲げて肘がつけられるようになってきている。 モモ裏からお尻にかけてをちゃんと伸ばせるようになってきていて、 骨盤が後傾してしまっていたのがだいぶ改善出来ているんじゃないか。
ここ最近は進捗を重視しすぎずに、曲げるべきところをちゃんと曲げられるようにいろいろ意識してやっていて、これはかなり上手く機能している気がする。 急がば回れで、たぶん正しい方向で進められた一年だったように思う。
ということで80点〜90点くらいあげて良いくらい良く出来ました。
仕事以外のプログラム
年始にはプログラムのエッセイを書くのを目標にしていたらしい。忘れてたが、まぁまぁ書いた一年だったんじゃないか。 mimallocのコード読みとか結構中身のある事も書いているし。1024 cores絶賛の話とかもなかなかいいものを書いている気がする。 ばらつきはあるが平均すればこんなもんかな。
あおぞら教室の話
今年結構時間を使った事としては、プログラム素人の友人にAndroid開発を教える、というのをやったのがある。
これに関連してkotlinリファレンスの和訳も結構やった。
- Kotlinリファレンスの和訳
- Kotlinのリファレンスの和訳を引き継ぎました - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- Kotlinのツアーの日本語訳が完成 - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- Kotlinリファレンスの和訳、既存の和訳の更新が終わった - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
Bingチャットに和訳を頼むとめちゃくちゃいい和訳をしてくれるので(ただし冒頭のみ)、和訳はこれが最後かな、と思っている。
教室の方は思っていた事は教えられたし、 最初のつまづきを乗り越えさせる事には成功したが、 結果の到達点にはばらつきがある。
プログラムの楽しさを教えるのはあまり上手くいってない気がするし、 作り方をある程度教えれば自分で作りたいものをいろいろ作っていくかと思っていたが、 ちょうど良い作りたいものをいろいろ考える、というのは、ある種のスキルで無ければ習得する必要があるんだな、と思った。
また、技術文書の読み方についていろいろ訓練をしてみたが、これは時間切れで中途半端に終わってしまったが、かなり良い内容だったように思う。 もう少し洗練したら広く世の中に伝えたいと思う。
あとやってみて思ったのは、自分で学んでいる人を手伝うくらいの方が、教えるよりも立ち位置としては良い気がした。 全部を手取り足取り教えるのはやりたいとは思えないが、教えるというとそれを期待される事が多いんだな、と思った。
何から手をつけていいか分からない人に道を示すのはやっても良いとは思っていたが、 その先をダラダラ続けるのはやりたい事では無いな、と思った。
これはやってみないと分からない事だったので、プログラム素人を集めてプログラムを教えてみる、という事をやってみた、という試みの有意義な結果と思っている。 そのうちやってみても良いと思っていた事なので、今年これをやってみたのは悪くない経験だった。 ただ次やるならいろいろ変えたいね。
並列関連のプログラム技術が大きく向上した
今年の後半はmimallocを評価する必要があって、その周辺で並列プログラムの技術が大きく向上した。
- mimallocコード読み目次 - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 1024cores
- 【書籍】CppConcurrencyInAction
- 【書籍】ConcurrentProgrammingOnWindows
- 【書籍】TheArtOfMultiprocessorProgramming
これは仕事で必要になったのでやったので仕事以外と言って良いかは分からないが、いつかやりたいと思っていたトピックをかなりしっかり学べたので、満足度は高い。
また、やはりこういうものを書くのはプログラマ的にやりたい事だな、という中長期的な発見もあったので、今回の仕事が終わった後の方向性を考える時には考慮に入れたい。
作ったものとかの雑感
今年はあまりいろいろは作っていない。
- CppUnzip: ヘッダーオンリーでzlibだけで動くunzipライブラリを作った - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- ローカルで使うタイムライン、てきすとTLを作っている - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- MDDeck
てきすとTLとMDDeckはまだ公開作業もしていない。 あおぞら教室ではサイトやkotlinリファレンスの和訳などで結構たくさんの雑用コードを書いていて、 それが趣味のプログラムという感じだった。 jekyllはかなり詳しくなって、だいたいやりたい事は出来るようになった気がする。
あと、MDDeckは現在ドッグフード中だがかなり良いモノが出来た気がしている。てきすとでっき、TeFWiki, MDTouch、てきすとTLなどの集大成という感じで、 ほそぼそと続けている事が着実に進歩しているな、という感じがある。 数は少ないがMDDeckの出来にはかなり満足している。
買ったガジェット系
- KindleFire Fire Max 11をスタイラスもつけて買った
- ノートPC HP Pavilion 15-ehの2023年モデルを買った
- 楽天ミニからMoto g53yに乗り換え - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- WiMax UQ-WiMaxに乗り換えてGalaxy 5Gにした
Fire Max 11は値段の割に十分満足している。かなり使っている。ピッコマの広告が見れるようになれば言う事無いんだが。ハードウェアのクオリティは値段を思えばかなりのもの。 NHKオンデマンドをPrime Videoで見るように購入したが、NHKオンデマンドは契約してる割には見れてない。まぁそんな日もある。
HP Pavilionは筐体のちゃちさは感じるし、なんかたまにサスペンドしてもずっとファンが回ってたりファンクションキーの位置が微妙にずれてる感じがするなど細々とした不満もあるけれど、パフォーマンスは結構いいし、 この値段でこれなら十分かな、と思える。 Windows周辺の環境の改善もあって、なかなか満足度が高い。 Alt+Tabの挙動とか、細々としたところでMac Bookより良いと思う事がちょくちょくある。
moto g53yは上に書いた時からあまり時間が経ってないので繰り返さないが、こちらも一台持ちに出来たメリットが高く満足度が高い。
WiMaxはたまにすごく調子が悪くなる時間があってそういう時は不満が多い。これは住んでるところが少し田舎だからという問題でもある気はするが。 ただ有線を引く気がなければ仕方ないかなぁ。 端末の出来としてはGalaxy 5Gには満足している。5GHz 2.4GHz併用が出来ないのはいまいちだが、謎の発熱があってあっという間にバッテリを使い切るNECの奴よりずっと良い。
経費的にはもうちょっとなにか買いたいが、ガジェットライフにはかなり満足しているので買うものは無し。
生物学
- 最近の分子生物学 Part2の進捗 - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 728x Molecular BiologyのPart2を終えた! - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 728x Molecular BiologyのPart3を半分まで終えた(一周目完) - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
- 728x Molecular BiologyのPart3を全部終えた! - なーんだ、ただの水たまりじゃないか
これは728xをちゃんと終えたが、それだけ。
1月〜2月にPart2をやって、2月〜4月と6月〜7月の二回でPart 3をやっているので、なんだかんだで一年の半分くらいやってたのか。 なかなかきつかったが、なんとか終えたのは良く頑張った、という気もするし、 もう生物の勉強はしばらくいいかな、と思えるような内容だった。(満足感という意味でも燃え尽きという意味でも)
生理学は結局やってないが、やりたいね。
日本史関連
鎌倉に引っ越したのでなんか鎌倉時代でも学ぶか、と思っていろいろ読んだが、まだ平清盛の時代あたりで終わっている。 ただだいぶ平安末期については詳しくなった。ただ平安末期はまだ鎌倉があまり出てこないのだった…
ビギナーズクラシックは思ったよりも楽しめた。社会人になって古文の勉強をこんな風にする事になるとはなぁ。 しかもこの時代の古文は歴史とのオーバーラップがすごいので、学習の相乗効果があって深みが出て良い。
平安時代末期について詳しくなったのは結構良かった気がするし、この調子で鎌倉時代にももっと詳しくなりたい気はしている。 今はNHKの大河ドラマの平清盛の途中で止まっている。 ただ今年一年を振り返れば結構日本史の理解は深まってなかなか良い成果だった気がする。
そのほか読んだ本や聞いた本
今年は読んだり聞いたりした本はまぁまぁあるな、という印象。 増やしたいと思っていた項目なので、まぁまぁ増やせてよかった。
プログラムエッセイ系
面白いんだけど、なんか読み進めるのに気力がいるのでちょっとずつしか進まない本。ただプログラムエッセイ系ではこういう本が一番良い気はした。
法律系
以前新井さんが法律は勉強した方が良いと言っていたので、Kindle Unlimitedにあった上の本を読んでみたところ、なかなか勉強になった。 ただこれはいかにも教科書という感じで、大学の授業で単位を取るとか司法試験などの資格試験に合格するというのを目指す感じに思えた。
後者はaudiobookの聴き放題で今聴いている。 こちらは一般向け新書という感じで、法律に関する雑学という感じだけれど、 こういう本の方が役に立つ事は多いかもな、とは思っている。何より聴き放題で聞くには悪くない内容だ。
ただ法律とはなにか、というのを学ぶなら前者の方がいいし、法律とはなにかを学ぶのは1成人として意義のある事には思った。
その他
- 砂糖の世界史
- 【書籍】サピエンス全史
砂糖の世界史はaudiobookの聴き放題で途中まで聞いたら聴き放題ではなくなっていたのを、あとでaudibleで聴いた。これはなかなか面白かった。
その後に評判の良かったサピエンス全史が聴き放題に入ったので聴いていたが、あまりの酷さにうんざりしつつ、終盤まで頑張ったが最後に聞くのをやめてしまった。 菊田さんとかが以前にこの本を褒めていた気がするが、信じがたいものがあるレベルで酷い本だった。
他にもいろいろ聞いて途中でやめて、とした本はいろいろあるが割愛。
経済学系
【書籍】サピエンス全史の経済の話があまりにも酷くてうんざりして、 もっとまともなものを読まないといかんな、と思っていたところ、以前から目をつけていたブランシャールの新著、「21世紀の財政政策」がBookwalkerで半額還元になったので買ってみたら内容が素晴らしくて感動した。 その辺の事は上記の感想ブログを参照の事。
その影響で良く比較にされるグッドハートの人口大逆転を今読んでいるが、こちらはブランシャールの本のような感動は無い。 ただこっちの方が実現しそうな未来ではあるな。
グッドハートの本はどうしてそう結論づけられるのか分からない事が多いが、 これは【書籍】サピエンス全史などのように著者が何を言っているか理解出来ていない系の分からなさでは無く、 自分がついていけいないがちゃんとしたモデルに基づいて話していそうだな、という印象は受ける。 自分の不勉強さを感じる内容ではあるが、ブランシャール本の明解さを考えるともうちょっと頑張って欲しい、という部分もある。
人口大逆転は今読んでいるところなので読み終わったらあらためて感想を書きたい。
ただ思うのは、経済の話はこういうまともな経済学者の本を読むべき、という事だな。 特にブランシャールの本は日本の経済についてなにか言いたい人に必読としたいが、まぁ難しいか。
その他雑多な事
絵は全然描いてない。この項目は残念なのかすら良く分からないところだったな。
逆に最近ギター熱がちょっと再燃していて、家に帰ったらブルース練習したい気がしている。これはMr. Butter /ギターchannel - YouTubeという良いyoutubeチャンネルを見つけたから。 アコギブルースのこういうのをまさに望んでいた!という感じの内容。 ただ今年としてはこのチャンネルの過去の動画をいろいろ見るようになった、くらい。
イタリア語は停滞気味。6月までは毎日イタリア語をいい感じに進めていた。続・ゆっくりじっくりイタリア語を最後まで終えた - なーんだ、ただの水たまりじゃないか。 ただその後はあまりやってない結果、だいぶ忘れてしまっている。 どこかで集中して勉強してもう一段上のレベルに到達しておけば、 あとはイタリアに行く前に集中して復習すれば十分かな、という感じになるのだが。
全体を振り返って
この振り返りを書く前はここ数ヶ月の印象が強くて、例えば生物とかあまりやってない印象だったが、一年を通して見るとかなり生物を勉強していたりとか、 仕事も8月くらいまでは割と良い仕事が出来ていたりとか。 振り返ってみて認識を改めた部分も結構あった。
私生活はかなり充実していて、そういうライフスタイルの一部としてのプログラマの仕事はかなり良いものだと思っているのだが、 一方でプログラマ人生という事を考えた時にこの重要な時期に期待した成果は上げられなさそう、という事が判明しつつある一年でもあり、 一年の満足度を大きく損なっているところでもある。
一方でサーフィンはめちゃやった。地元で一番やったんじゃないか。 ここに関してはかなりの満足度がある。結果はおいといてやることはやった。 プログラムもこのくらい「やることはやった!」と言い切れるくらいやれるといいんだけどな〜。
サーフィン中心の生活であって仕事はそれを支える程度と割り切ればこれでいいんだろうけれど、 自分はプログラマという仕事にはもう少し多くを期待したいなぁ。 ここ数年やってたのがガツンと一発当たるといいんだけどなぁ。難しそうだなぁ。という感じの一年だった。