先日誕生日を迎えて、多分45歳になった。 最近年齢に自信が無いが、たぶん45だと思う。

普段は5歳の区切りはそんなに意識してなかったけれど、40代は前半と後半でなんか出来んかなぁと思っていたので、なんか区切り感ある。 これで40代前半は終わって後半戦かぁ。 いやぁ、なんかすぐ終わってしまったなぁ。

という事で40代前半戦を軽く振り返ってみる。

仕事についての雑感

今回の仕事、40代の前半が終わるのはいいがこのままだと後半も終わりそうなのはちょっと懸念材料。 当たればそれでもいいのだけれど、当たらないで40代全部使ってしまいました、は流石に避けたい所だ。

カペタでもおっさんが今年ポイント稼いで来年、とか言ってる時に若者たちはその試合でどう上がるか、って考えてるような話があったが、そういう所はあるよな。 おっさんは10年くらいすぐ経つものと思ってそのくらい掛かると考えがちだが、若者は3年くらいでどうにかならん事なんてやってられん、みたいな。 今回の仕事はいかにもだめなおっさん的な考えで進んでいる気はするので、そういうのには引き摺られんようにしないとなぁ、とは思う。 ただ、今回の仕事は新型コロナとかいう全く予想してなかった事態と時期が重なるので、評価が難しいところもある。これは後述。

アウトプットというか作っているものに関しては割と満足いくものが出来ている気がする。 なかなか凄いものにチャレンジ出来ていて、この時期にこれを作っていたのは後悔は無い気がする。 20代には実力的に作れなかったものを作っているので、その辺、年齢に応じたやるべきことをやっているという自負はある。 プログラマ人生という事を考えた時に、今くらいに一番凄いものを作るのは、まぁ悪くないタイミングなのではないか。 30代にやる人の方が多いだろうけれど、40代でもいいかな、という気はする。 気力も体力も充実しているし経験は豊富だし。

40代前半の間はリリースは出来ないので最終評価は後半を待つ必要があるが、 40代前半としては、30代後半の反省を生かした行動は出来た気がしている。

まとめると、時間を使いすぎという気はするが、やっている事には満足している、という感じか。

新型コロナとライフスタイルの変化

40代の前半のほとんどの時期は、新型コロナで外出を控える時期と重なっている。 いやぁ、凄まじいよなぁ、新型コロナ。40代前半終わっちゃったよ。こんな長く世界に影響を与え続ける流行病とか、想像つかんよなぁ。

この時期、特に前半のまだよく分かってなかった状態(今も自分は良くわかってないが…)に、 とりあえず毎日を平穏に楽しく過ごす事に重点を置いたのは、今から振り返っても悪くない判断だった気がする。 結果として仕事が現状維持的な期間が続いてしまった訳だが、状況を思えばまぁそんなもんだったんじゃないか。 先行きが不透明な時に、とりあえず目先にやることがあるというのは楽ではあるよな。 なにも考えないでも日々は過ごせるし、良く分かってない時には考えない方がいい事というのも結構ある気もする。 それで意義があると思うことが出来ていたなら、上出来なのかもしれん。 そういう訳で、仕事をダラダラやる事自体がそれなりに良い対策になっていたという側面は確実にある。

新型コロナで40代前半が終わってしまったのは、結構自分のライフスタイルには大きな影響があった。 具体的にはドミトリーに住む気が無くなった。 これまでは割と底辺のシェアハウスでドミトリーに住む事で、住居を気分によって変えていくというスタイルだったのだが、 これは新型コロナとめちゃくちゃ相性が悪かった。 だからしばらくそういう生活から離れていたら、それなりに加齢も進み、もう戻る気は無くなっていた。 もともとそろそろ年齢的にそうした生活が楽しくなくなる時期ではあったと思うので、 たまたまきっかけが新型コロナだっただけで本質的には新型コロナとは関係ないことのようには思う。 他人と過ごしてワイワイやるのは30代まででいいかなぁ。

このドミトリーに住まなくなるのは、自分的にはなんか30代が終わったという感じがする象徴的なライフスタイルの変化だ。

ドミトリーに住まなくなった代わりに、40代からは住居のグレードをあげて、定住の度合いを増やし、サーフィンの頻度を上げる感じにシフトした。 これはかなり生活の質を改善した気がしている。 もっと前からこうするべきだったと今からすると思うが、局所最適化ら抜け出すには大きなショックがいるという事だよな。 自分にとっては新型コロナはちょうど良い時期に来てくれた大きな変化だった。 経済的にももうだいぶ余裕があるし、ライフスタイルの移行にちょうど良い時期だったと思う。 日々をかなりいい感じに過ごせているので、これはキープしていきたい。

以前よりツーリングは減っていて、もうちょっと増やしたい気もするが、定住とは相性が悪いなぁ、とも思う。 同じ場所いくのは飽きるんだよな。 逆に以前ほどテント積んで長期間回りたいとは思わない。これは年齢的なものだなぁ。 もうそういうのはいいや。 キャンプも二泊三日くらいでいいです。 ただそのくらいのをもうちょっと増やしたい気はする。 40代は疲れる奴よりは金掛けて楽しい奴がいいな。

サーフィン的な話

40代の前半はサーフィンを始めたと言って良い気がする。それ以前もやった事はあったし、30代終盤は割とウィンドサーフィンやってて、これはまぁ同類の何かとは言えるが、 これまでの夏の前後だけだったのを一年中やるようにしたし、やっている期間も本気度というか海に行く頻度は跳ね上がった。

サーフィンは運動不足になりがちなプログラマという人種の趣味としては相性が良い気がする。 運動不足にはならないし、なんか自然を相手にしているというのはプログラマという非自然と向かう時間の長い人間には良いリフレッシュになる趣味に思う。 しかも波が無いかな〜と待っている感じは時間や場所が自由というプログラミングという活動と相性が良い気もしている。

回りの40代と比較すると、自分の健康はトップクラスに良い状態が維持できていると思う。 サーフィンは明らかに健康維持に必要な最低限の運動量より多いし、しかもとても楽しい。 仕事に余裕が出来てきた時に始める事としてはなかなかいいと思う。

サーフィン中心で考えると、今の仕事のスタイルは非常に良い。まずある程度経済的に余裕があるというのはサーフィンに良い。 奄美に長期滞在したりレンタカーを雑に借りたり新しいウェットスーツ買ったり、ケチればケチれてしまうことを、ケチらないで行こうと思える結果の満足度の向上は高い。 ある程度金使っていかないと普通にインフレで目減りしそうだしなぁ、という気分になる昨今の情勢は、ケチらずに使う事にかなり貢献していて、これがサーフィン中心の生活をかなり良いものにしている。

また、奄美とかめっちゃやる事ないので、仕事というわかりやすいやる事があるのは相性も良い。 アウトプットということは無視して考えると、今の働き方は悪くない気はしている。 働かないで仕事以外の事をやってもいいのだが、 それだと同じ場所に定住していると飽きも来るので、 適度に勝手に変化がやってくる仕事というのはある程度は相性も良い。 田舎にいるとテクノロジー的な奴とか知的な奴とか、そういう感じの活動をやってバランスを取りたくなる気がする。

ただ今回は一つの仕事を長くやりすぎている気はする。 サーフィンと合わせた楽しい日常、という事を最大化するには、2〜3年で切り上げるのが理想かもしれない。 でも、今のライフスタイルだと、仕事を短期で終わらせるよりは、働いている期間の稼働を減らす方が重要と思っているので、 以前ほど長い仕事のデメリットは大きくないとは思っている。 やっぱりフルタイムは犠牲にするものが多すぎだったんだなぁ。もうちょっと日々の中の仕事の重みは減らしたい。 最近は、たまに数年無職をやる時期は作りたいが、働くのは悪くないな、と思っている。 ライフスタイル的には今の働き方はかなりいい感じなんじゃないか。

親の年齢的な事情からも、親と一緒にサーフィンをして過ごすのは悪くない生活だな、と思っている。 ちょうど良い時期に良いスタイルに移行出来たなぁ。 新型コロナの結果、親と過ごす時間を増やしたプログラマは周りにも多い。 これも新型コロナは単にきっかけで、本質的には年齢的な話という気もするが。 我らの世代、ちょうど親がいい歳になる時期だよね。亡くなっている人もそれなりに居るが。

サーフィンはなかなか楽しく、良い趣味だと思う。 仕事が重要な時期には時間がかかりすぎて良くない趣味だと思うが、 30代後半とか40代の独身がやるには向いている。 サーフィン系youtubeの動画も楽しいし、毎日を楽しくするのに大いに貢献している。

まとめ

惰性に流されすぎている部分もあるかも知れず、もうちょっと短期の成果にこだわった方がいい気もするが、 Covid-19の影響を思えばこんなものかも知れない。 むしろ、この時期に日々をかなりいい感じに過ごせたのは、かなり上手くやれた方なのかも。

20代、30代前半に準備していた色々のおかげでいい感じの40代のライフスタイルに移行出来た気がする。 40代後半くらいまではこの感じで行きたい。