1月からやっていた728x Molecular BiologyのPart 3が、Unit4の最後まで終わった。 当初はUnit 4までならだいぶゆとりがあるか?と思っていたが、明日にはAudit Closeで動画にアクセス出来なくなるから、結構ぎりぎりになってしまった。 でも頑張って終わらせたのは自分を褒めてやりたい。なかなか大変だった。

コースとしては全部で8 Unitだけど、今回はUnit 4までで時間切れ。 でもPart 2の経験ではこのコースは前半の方が大変なので、次回開講時には最後まで余裕を持って終わらせられると思う。

Part 3はTranslation。学ぶ前はTranslationって単にmRNAの配列をリボソームがアミノ酸に置き換えるだけで大した事ないんじゃないか、という印象だったが、 分子生物学的に見ていくとなかなか複雑な過程で、またRNAが触媒的な機能をいろいろ果たすという点でも複製や転写には無い特徴を持つ面白さがある過程でもある。 tRNAやrRNAを詳しく理解すると、RNAというのに対する印象はだいぶ変わる。

InitiationとElongationは化学的になかなか興味深い過程で、しっかり学ぶと、これぞ現代の生物学、という感じが味わえる。 転写に比べるとだいぶ理解出来そうな過程でもあるので、ちゃんと分かったという満足感が得られる。

また、翻訳をちゃんと理解すると、思ったよりもセントラルドグマをちゃんと理解した、という気分になる事を知った。 やはりセントラルドグマの最後の部分なので、最後が分かると全部分かった気分になる(それは気のせいだが)。

翻訳はメカニカルな要素が多いので、コンピュータのハードウェア的な面白さがあるのだよな。tRNAが反対に向いて横にシフトしてペプチド結合を形成したり、Start Codonをアンチコドン使ってスキャンしたり。 そういうのをしっかり学ぶのは、なかなか良いと思った。

Part 3をUnit 4まで学ぶと、だいぶTranslationは理解したな、という手応えというか、区切りのようなものは得られる。 人類がいまだにin vitroで再現できていない以上、本当はわかってない事も多いのだろうけれど。

三ヶ月くらい結構ずっとやってて、Translationだけが終わらないというのも、なかなか詳細度が分かるというものだよなぁ。 実質リボソームとtRNAだけで三ヶ月かかったようなものだからなぁ。 ちゃんと専門性を身につけるというのはこういう事の積み重ねだよな、うむうむ。

なかなか大変だったが良く頑張った。次回開講時には最後まで終わらせたい。