サーフィンというのは上達したかどうかが分かりにくい。なぜなら毎回波が違うからだ。 そして波の違いはめちゃくちゃ大きくて、ちょうど実力にあった良い波に乗れれば凄く上手くなった気もするが、 実際は変わってないというのも良くあることだ。

更に話をややこしくするのは、良い波に乗るのは実力の要素もあるし運の要素もある、というところ。 良い波が来なければどんなに上手い人でも良い波には乗れない。 一方で明らかに良い波に乗る頻度は実力で大きく変わる。 全然いい波が無い日だと思っていたところに、上手い人が入ってきてバンバン良い波に乗って、そんな波どこにあったんだ!?と思うのは誰しも経験のあるところだろう。 自分が良い波に乗れた時、波や混み具合といった環境要因が良いのか、自分の腕が良いのか、単に運が良かっただけか、 本当にまったく分からない。 単に運か実力なら話は簡単なのだが、実際は環境要因もめちゃくちゃ大きい。 だから良い波に乗れた時も、それが実力なのかそれ以外の理由なのか、本当に分からない。

だが、今日はボトムターンしてトップに当てる、というのを何本かやっていて、 そういえば12月くらいの頃はこういうの、めちゃいい波でしか出来てなかったよなぁ、と、ふと思った。 当時、もっとしょぼい波でもボトムターンしてトップに当てるくらいは出来るはずなのになぁ、と思っていた気がする。 今日は結構波の形が良くて本数も多かった。ただサイズはそんなに無くて、場所的に長く乗れる所でも無い。 これはまぁしょぼい波と言っても良いんじゃないか。ボトムに降りれる程度の波ではあったが。 なんかこういうコンディションでは、12月頃はボトムターンとか出来ていなかった気がする。 でも気づけば出来るようになっていた。

奄美に来たのが12月ごろで、もうすぐ三ヶ月になる。 まぁこれだけやっていれば、多少は上手くなっても不思議はないか。 というかもうそんな経ったのか。

でもいまだにステップバックとかたまに思い出してやるくらいで、全然出来てない。 そのくらいは出来てもバチは当たらない気もするんだが。 そしてバックサイドはなんか違う気がする。もっと上に上がるはずだよなぁ。 そしてリップアクションはもっとバシンという感じにならんもんか。 まだこれはオフザリップとは呼べないだろう。

という事で色々まだまだではあるが、気づけば何か上達はしていて、 考えてみたら結構な時間が経っているのに気づいたのでそりゃ上達もするか、と思った。

そして冬の間奄美で過ごす作戦はなかなか良かったなぁ、と自分の判断を自画自賛するなど。