シグナルが実際に効果を発揮する為には、何かしらの作用を行う必要がある。 その作用に使われるメカニズムについて議論する。
シグナルの帰結と似た話だが、それらの帰結を引き起こす為の具体的な化学反応などの話となる。 >シグナルpathway
Post Translational Modifications (PTMs)にはいくつかの論点がある
リン酸化(Phosphorylation)は様々な所で使われる。
これらはリン酸基を付加するmodificationである。 そこでリン酸基自身についても特徴を見ておく。
リン酸基は 80Da、決まった電荷(-1か)という特徴があり、リン酸化はこのリン酸基と共有結合を結ぶ反応である。
特定の塩基配列に対してのみ作用する、という時に、そのサイトを識別する為の場所。
[ST]PxK
にマッチ。大括弧は正規表現と同様。xは任意のAA。[RK]x[TS][ILVM]
cation+なんでも良い+TS+hydrophobic。(メチオニンってhydrophobicだっけ?)どちらもリン酸化は[ST]
に対して行われる。
アセチル基は酢酸からOHを取り除いた官能基(CH3CO-)
途中で作用を止めたり、その結果を検出したりする必要がある。
Post translational modificationの多くは、付加するenzymeと取り除くenzymeの両方があり、 両方の状態の行き来がある。 シグナルは一回起こって終わりでは無く、そのあとにやってくるシグナルにも反応する事を考えれば、 元の状態に戻る必要がある。
例えばキナーゼにはphosphataseという逆の反応をするenzymeがある。
キナーゼは500種類くらいに対してphosphataseは50種類くらいが知られている。 phosphataseの方がspecificityが比較的低く、より多くの物質に機能する。
これらにどう介入して検査していくか?
例えばSerineをリン酸化する例を考える。 このSerineを以下のように変化させて、それぞれの機能をエミュレート出来る事がある。
これらの狙ったタンパク質を合成するmutantを用いて、これらの機能を調べる事が出来る事がある。
少し長くなるので独立したページで扱う。 UbiquitinationとDegradation