前: レセプターとリガンド
最終的にどう反応するか、というのは幾つか考えられる。
数分、数時間、数日といった長いオーダーで変化を与えるケース。 何らかの形でTranscription factorに影響を与える。(activity, specificity, stabilityなど)
様々なblot
幾つかのシグナリングの機構は様々なタンパク質で共通に使われている。
TGF-Betaのシグナルのpathwayは、cellのgrowthとdevelopmentの鍵となるpathway。 Transforming Growth Factor Betaの略称。
TGF-Betaは他の細胞から分泌されてやってくる小さなタンパク質。これがリガンド。
このpathwayでは、3つの異なる種類のtrans-membrane proteinsが関わる。
R IIはキナーゼとして最初からアクティブだが、R Iとは反応しない。R Iと反応するようになるのがTGF-Bを受け取ったかどうかの違い。 R Iはキナーゼとして最初は不活性だが、R IIによってリン酸化されるとキナーゼとしてアクティブになる。
最後にR Iがキナーゼとして活性になると、SMADと呼ばれるsoluble proteinをリン酸化するようになる。 SMADはcytoplasmaにあるタンパク質で、膜に偏在している訳では無い。
SMADがリン酸化されるとNLSがexposeされて核に運ばれるようになる。これがTranslation factorとして働く。 このSMADがTFとして機能するかどうかは細胞の他の要素とも関わるところで、これが細胞の種類ごとの反応の違いを生み出す。
ここまでで、
という一連の流れが出来ている事がわかる。
なお、Ski, SnoNという物質はこのSMADのアクティビティをブロックする。
誰が関わっているのかは分かったとして、どういう順番なのか、というのはどうやって調べるのか?
mutantを使う手法が良く使われる。 この目的でツールとして使うmutantたち。