細胞間相互作用の為の組織学の次。 細胞間結合の1つ目、Adherens Junctionについて見ていく。
Cell-Cell Adhesionsの例としてAdherens Junctionsを見ていく。この中心になる膜タンパク質がCadherins。
N末端同士が相互作用して結合する。
Adherens Junctionsについては6ページの全体のまとめも参照。
EDTA(Ethylenediaminetetraacetic acid)はカルシウムイオンと結合することで、細胞同士を分離する。 EDTAについてはBloodClotting - Biochemistry 705xも参照。
Homotypicなinteractionをする場合がある。 カエルのembryoの初期ステージでは、homotypicにcadherinsがくっつき、 同種のcadherinsたちを含む細胞が集まってself organizedされる。 これはペトリ皿上でも再現させられる。
Heterotypicなinteractionをする場合もある。この場合は異なる種類のCadherins同士がくっつく。
こうした知識を使って、人工臓器を開発しようとしている。
CateninがCadherinとCytoskeleton(Actin)をつなぐリンカーとなっている。 CadherinとCytoskeletonがつながって全体としてベルトを形成する。これをAdhesion Beltと呼ぶ。
Adhesion BeltはApical側に形成される。これが締まると、巾着袋の口が閉じるように上側がすぼまり、下側が広がったままの形となる。 すぼまってる所にはlocal contractionが生まれる訳だ。
外部の力がBiochemicalな信号になる仕組み。これがStem細胞の分化を引き起こしている模様。
adherenes junctionsのload-bearing proteinsがこの変換を行っている模様。
FRETを応用し、2つのFluorophoreの間にバネのようなタンパク質をエンコードする事で、力に対してFRETで検出出来るようにする。
これを用いて、Adherenes Junctionsのうちどのタンパク質が力が掛かって変形するか、とか、 Adherenes Junctionsが形成されるのにどのタンパク質が必要かを調べたりとか出来る。
これにより、例えばCadherinに力を加えると、ますます多くのCadherinクラスタが形成される事がわかっていて、 ますます強く結合する事になる。 結合が強くなれば引っ張る力が減ってこの効果が止まる。