デヒドロゲナーゼ:脱水素酵素
Sの濃度とPの生成の初速v0の関係式。MichaelisMentenの方程式
導出の仮定
[S]>>[E]
)inihibitorには2つの種類がある。
InhibitorをIで表すと、E+Sの代わりにE+IとしてEIを形成するinhibitor。
Sの濃度を増やせばv_MAXにはいつかは到達する。
inhibitorを増やしていくとk_Mは増えていく。(v_max/2を達成する[S]
)
IはEともESとも結合して、ESIからはPが出来ない。
Eには複数の基質、A, Bを使って、複数のプロダクト、C, Dを生成するものがある。
E+A+B -> EAB -> E+C+D
この種類の酵素には、複数のsiteがあるので、以下の2つのinhibitorが存在しうる。
Uncompetitive Inhibitor
IはEとはそのままでは結合しないが、ESと結合出来るタイプ。 解離定数としてはESと考える必要がある。プライムをつけて表すのが普通。
Mixed Inhibitor
IはEともESとも結合するが、解離定数が等しくないケース。
noncompetitive inhibitorやuncompetitive inhibitorはallosteryの一種と考えられる。
一般には以下のように考えられる。
Enzymeが形を変えて、低活性のT-stateと高活性のR-stateがあるような場合。 そしてこれらの移行に何かしらの物質が関わる時。
T-stateに移行する物質をallosteric inhibitorと、R-stateに移行する物質をallosteric activatorという。
これらのstateはv_maxを変えるケースとk_mを変えるケース、及び両方を変えるケースが考えられる。
これまでに出てきた例としては以下が考えられる。
なお、allosteric制御は共有結合は形成しないものを言うらしい(HbのCO2との結合による変形はallosteric制御とは言わないらしい)
環境をsenseして反応するような時にallosteric制御は便利。
アセチルコリンが増えると、筋肉は収縮したままになり、副交感神経系が活発になる。
副交感神経系が活発になると以下が起こる
アセチルコリンはacetylcholinesteraseで分解される。これはChymosrypsin同様にSerをactive siteに持つ。
Serと結合するinhibitorとしてDIPFをChymotrypsinで紹介したが、それと形の似たSARINやVXはこのSerと結合してacetylcholinesteraseのinhibitorとして振る舞う事で神経毒となる。
DIPFはChymotrypsinのアクティブサイト、Ser-195を探すのに使われた(PngNoteのp33参照)