TightJunctionsの続き。
細胞とECMの間のAdhesion。
Integrinが重要な役割を果たすタンパク質。 IntegrinはECMとcytoskeletonをつなげる。
Integrinは細胞とECMと結合する訳だから、結合相手はECMにあるIntegrinとは別の何かとなる。 つまりHeterotypic。これはcadherinsやtight junctionのタンパク質とは異なる。
IntegrinはHeterodimerで、α-Integrinとβ-Integrinから構成される。
Integrinの結合先のECMはいろいろな物質があり、体のどこの部位かによって構成要素は異なる。 コラーゲンやlamininやfibronectinなどがあったりする。
Integrinはspecificityがあって、Integrinの種類によって結合相手が異なる。 Integrinはαとβの組み合わせで24種類以上の組み合わせがある事が知られていて、これがspecificityを生んでいる。
主にMesenchymal cellsで見られるAdhesionで、motilityを促進する。
focal-adhesionsの形成で代表的なIntegrinにはα5 β1 Integrinペアがある。 これはFibronectinと結合する。
このIntegrinも細胞内のCytoskeletonと結合するが、この場合はF-actinとmyosinのネットワークと結合する。 このF-actin/myosinの収縮の力が前に進む推進力となる。
Focal Adhesionとは別の種類のCell-Matrix Adhesionsで、α6β4 Integrinが形成する。 これはECMのlamininと結合する。
LamininはBasal laminaの主要な構成要素のタンパク質の一つ。
このHemidesmosomesはEpitheliumでPolarityを形成するのに重要。
このIntegrinはCytoskeleton側はintermediate filamentsと結合する。
Junctionの種類 | 主要な膜タンパク質 | cytoskeleton側の結合相手 |
---|---|---|
Adherens junciton | cadherins | actin |
Tight junction | claudinsとoccludins | actin |
Focal adhesion | integrins | actin |
Hemidesmosome | integrins | intermediate filaments |
IntegrinはECMから細胞内へのシグナルと、細胞内から細胞外部側へのシグナルの二方向のシグナルが存在する。
cell-cellの接している所や、cell-ECMの接している所やECM自身は、メカニカルな力に反応する事が出来る。
ゲルやECMの固さなどをいろいろ変えて測ったり出来る。