conditional mutant (ts mutant)は以下も参照。 ReplicationGenesとその見つけ方 - Molecular Biology 728x
cyclinが増えたり減ったりする事でcdkの活性がコントロールされてセルサイクルが制御される。 CDKはキナーゼとしてはcyclinとコンプレックスを形成した時にだけ活性となる。
cdc2とcdc28はcdk 4/6の事で、budding eastやfissionはこのcdkしか持たない。
APC (Anaphase Promoting Complex)がMitotic exitを促す。
APCはcyclinBをUbiquitinationする事で分解する。 これがMitotic exitへの移行を促す。
Weeはスコットランド語で小さい、を意味する。wee1に関する研究をしていたのがスコットランドのチームだったのでwee1と名付けられた。 wee1やcdc25がなければ、特定の状態にcdkがトラップされる。これはcdk自体に異常があるケースと同じような振る舞いとなる。
cdkはcdc25をさらにturn onし、wee1をturn offする作用を持つ。これがそれぞれの遷移を増幅する。
Cdc25はCdc25 phosphataseとも呼ばれる。
Condition | CDKの活性 | セルサイクルが進むか? |
---|---|---|
CAKを抑制 | 非活性 | No |
Wee1キナーゼのoverexpression | 非活性 | No |
Cdc25のoverexpression | 活性 | Yes |
Sic1がCDKを抑制する事でSフェーズに入るのを防ぐ。 でもCDKが十分に存在すると、CDKがSic1をリン酸化し、それがSCFによるubiquitinationを引き起こしてdegradeされる。 Sic1がdegradeされる事でSフェーズに入る。
DNA損傷時にサイクルがpauseされる事が、生き残る率を上げているか?の実験。
pauseしないミュータント、rad9を見つける。
このrad9に対してx線を当てると、WTよりもすぐ死ぬ。
そこでさらに、genetic suppression experimentとしてrad9ミュータントでも、別の手段でcell cycleを止めたら生き残る率が上がるか?を調べた。
この実験の為に使われた手段はMBCという薬品で、これはmicrotubuleを抑制する事で別のチェックポイント、Spindle assembly checkpointを有効化する。
するとx-rayを当てたあとの生き残りが増えた。