年末なのと少しサーフィンの疲労で他のことをする気も起こらないので、2022年の振り返りなどを書いてみる。

まず2022年の抱負を見て、それとある程度対応させて書いてみよう。

仕事

仕事は具体的な話が出来ないので分かりにくいが、以下の2つが目標だった。

  1. 自分の担当部分の多くをリリース出来るものにする
  2. 自分が今想定しているような物がリリース出来そうだな、と思えるような状態にしたい

1は自分の仕事、2はプロジェクトとしての状況に関する目標だった。

1は満点と言って良い結果だったと思う。 どうやったらいいかさっぱり分からない難しい問題を、 かなり長期間かけて作るものを大きく考え直しつつ、 かなりイノベーティブに解決した。 年始の時点では目標には掲げたものの、ちょっとこれは厳しいかな、 と思っていたが、当初思っていたよりもずっといいところまでたどり着くことが出来て、 リリースは今の延長で可能だと確信が出来るところまでは来た。 4ヶ月かけて技術的な問題を解決して、3ヶ月くらいで自作言語のシンタックスを洗練させている。 全体的に非常に創造的な一年だったと思う。 たぶん自分史上一番クリエイティブな一年だったんじゃないか。

一方の2に関しては、自分はほとんど何もしなかった。 もともと自分だけの力でやる目標では無いと思っていたのだけれど、 当初思っていたほどには自分は何もしなかった。 ただ、年始に考えていたよりはプロジェクトの状況は良い気がしているので、 自分が思っていたほど動く必要がなかったということかもしれない。

なんにせよ、仕事は非常に良いアウトプットが出来た一年だった。

健康方面

割とよく頑張ったんじゃないか。運動もよくしたし、体重もいい範囲におさめられている。 歯医者もよくチェックに通った。

ただ、LDLコレステロール値が少し高めだったのはマイナス。 思い当たることもあまり無いが、来年はLDLコレステロール対策をしたい。

今年一年は、年始の頃は2日連続でサーフィンすると頭痛がして翌日一日寝込んでいたのだが、 最近は3日、4日と連続して海に出ることも出来るようになってきていて、 年始に比べると目に見えて体力がついている。

自分は40代の中盤だが、この年で体力がむしろついた、というのは結構頑張った証では無いか。 今年は自分の健康水準の高さを実感することが多い一年だったように思う。

最近サーフィンの体力がついてきた 9月

生物学

今年は9月末までは割と生物の勉強をしていた。10月からはコースがexpireしてしまってやってなかったので最近はあまり印象が無かったが。

特にCell Biologyはすべて終えて、世界観が変わるような大きな衝撃を受けた。 これまで生物学を学んできた意義があったと思えるようなものだった。

年始の抱負にある「学部三年レベルのことを理解した、と言えるところまで学ぶ」というのはだいぶ超えたように思う。 分子生物学は明らかに大学院レベルの内容だった。それは他分野への応用があまり効かない狭い専門領域になってしまっているという悪い意味でもある。

今年の結構な時間は細胞生物学を学ぶのに使ったし、 分子生物学を学ぶのに使ったのもそれなりの時間だ。 なかなか大変だったし、よく頑張ったと思う。 分子生物学は途中で期限切れで一回ドロップアウトしてしまっているが、年始の目標を見直せばこれは目標にそった範囲と言えると思う。 たぶん来年分子生物学をやるけれど、分子生物学は自分には必要ないラインに入っているように思う。

自分はこれまで、物理、プログラム、経済学と3つを割と専門のレベルまで学んでいると思っているが、 生物学もこれに加わるレベルになったように思う。

サーフィン

年始の抱負を見直して感じることしては、今年は年始に思っていたよりもずっとたくさんサーフィンをした、ということ。 目標としては

  • 「1人で趣味として出来るくらいのところまで持っていく」
  • 「ボトムターンとトップでなにかアクションする」

を目標にしていて、前者は割と達成出来たように思う。実際今は奄美で1人でサーフィンしていて、知り合いの居ない海に入っているし、必要なものもだいたい自分で揃えられる程度の理解は得られている。

ボトムターンとトップでなにかアクションをする、という目標は何を持って達成したとみなすかは難しいところで、 現状の自分が出来ていると言って良いかは微妙なところだが、なにかはやっている。 プロでも差が出るところなのでクオリティを言えばキリが無い。 まぁ達成度合いとしては60〜70点くらいというところか。

そうしてこうした項目には現れにくい、大きな波に乗れる度合いが上がっているとかテイクオフが早くなっているとか、良い波の選び方がうまくなっているとか、そうした細かいことがいろいろ上達している。 サーフィンは結局トッププロも入門者も同じことをやることは多く、でもクオリティに天と地ほどの開きがある、という部分があるので、 あまり具体的なperformance reviewの形式には当てはまりにくい性質のものに思う。 体感的には割と上達した、成長の大きな一年だったと言って良いように思う。

そうした達成度はおいといても、結構海にはよく出た。周りも「今年はよく居るな」と認識していたのでは無いか。 生物学と同様これも好きでやっていてなにかやらなくてはいけないことという感じじゃないので「頑張った」という表現が適切かどうかはよく分からないが、 割と頑張っていたと思う。

その他レジャー(ギター、バイクなど)

年始にはギターの目標を建てているが、これは全く達成出来ていない。 ただ自分の中ではギター動画を見ている時間も減ってサーフィン動画を見ている時間が増えていたり、 やりたいことの立ち位置が変化しているように思う。 仕事の合間にギター弾いたり、podcastのイントロになにか弾いたりは出来ていて、 これはこれで結構いいんじゃないか、と自分では思っている。 もともと絵とかギターに関しては、アウトプットよりもそれをやっている時間が生活の中にある、 ということに憧れを持っていて、ギターは割と日常にうまく組み込めているんじゃないか、という気がしている。 そういう訳で、目標は全く達成出来ていないが、あまり達成を目指さなくてもいいんじゃないか、というふうに自分の中で変化したという項目に思う。

バイクは日常の足にしか使っていない。 もう少しツーリングに出たかったという思いもあるが、コロナの流行度合いに左右されやすくて予定をキャンセルしたり、 思ったよりも波が入ってきたのでキャンセルしたり、という感じであったので、まぁこれはこれでいいか、という気もする。 サーフィンの度合いを増やした結果押し出されたのがバイク、という感じ。 それは悪くないトレードオフと思える。

ストレッチ

年始の目標はもはや恒例になってしまっている、開脚前屈でおでこをつける、だった。 そして達成出来ていない。

お尻を後ろに下げるような意識でより深く出来るようになり、肘がつくよりは先のステージに進んでいるとは思うが、おでこを握りこぶし2つくらい床より上、くらいが限界になっているように思う。 また、この測り方はあまり良くない気がしていて、本当は一番腕を伸ばした時の腹のあたりの床との距離とかが望ましい指標なんだろうなぁ、と思っているけれど、特に測り方が確立できていない。

ストレッチは成長している気がするんだが本当に成長しているかは測れないと良く分からないので、現在が本当に成長しているかは曖昧に思う。 やはりおでこがついてはじめて次のステージに進んだということになるのだろう。

成長度合いは置いといて、ストレッチはそれなりに出来ているように思う。さぼる時期もあるけれど、まぁまぁコンスタントにやれていた。 年末が近づくとこの項目が意識されてストレッチの頻度が増えたりするが、それもこうした目標を書いたり振り返ったりする意義の一つに思う。 というかストレッチが一番この年始の抱負と年末の振り返りの恩恵を受けている項目な気がするな。

読書関連

読書関連は停滞気味の一年だった。

以下の3つは仕事との関連が薄い読書(2つ目は割と仕事でもあるが)

以下3つは仕事の一貫として必要なところだけ読んだ感じ。

最近はオーディオブックをあまり聞いていない。年間サブスクリプションが割と無駄になってしまっている。もうちょっと聴くものを増やしたい気もしている。 【書籍】プログラミングの心理学はどうでも良いことの読書という点で割とうまく機能しているようにも思う。

ただ全体的にもうちょっと本を読みたい一年だったなぁ。

また、コミックスを10万円分くらい買った。前からいつかはやろうと思っていた、ブックウォーカーの初回50%オフを使って、いつか買いたいと思っているものを買うというのをやった。>電子書籍

コロナであまり漫画喫茶とかにも行かなくなって、ピッコマで駄作の無料マンガとかを読む時間が増えていたのでそれならもっと有意義な漫画読む方がいいよな、と思って買ってみた。 ブックウォーカーのセールやポイントの仕組みは前から気になっていたことでもあるので、実際に試してみて割と学びも多い。

ライフスタイル的なこと

今年はワーケーション的な面でいろいろとやりたいと思っていたことが出来た年だったように思う。 茨城に行ったり伊豆に行ったり奄美に行ったり、割とアクティブにいろいろやれた。 一昨年がやりたいと思いつつ全然出来なかった項目なので、今年は割と良かったんじゃないか。 特に奄美大島は結構面倒も多いのにちゃんと実現して、とても満足度が高い日々を送れているので、自分評価高い。

仕事にも良い刺激になっていて、日常のマンネリ感はだいぶ打破出来た気がする。 Covid-19以後のスタイルとしてかなり完成度が上がってきたんじゃないか。 時代と自分の40代中盤ということの両方をうまく考慮した、いいスタイルが確立出来たと思っている。

今年は40代のライフスタイルがすごくいい感じに確立出来て、40代の日々がかなり上手く回っていることを実感することが多い一年だった。

40代のライフスタイルは30代と比較しづらいものが良いかも などはそうした実感を反映したエントリでもある。

仕事以外のプログラム

今年は仕事がメインではあるが、何もしてない訳でも無いので一応あげておく。

こうしてみるとそれなりにいろいろやっているな。htmnix_chart, mdvtbl, mdvcatなどは割といいものが作れた気はしているし、この辺をhomebrewで公開する手順などは今年初めて試してみたことでもある。

fsharp-lessonは第三回の途中で止まっているが、役割は終えたような気もしている。割と第二回の出来が良いので、やってみるのに良い教材は提供出来たんじゃないか。

あとちょっと関係無いが、プログラム雑談でお便りコーナーを始めたのも今年だが、割とうまく行ってる気がする。 プログラム雑談で、お便りのコーナーを始めます

その他雑多なこと

イタリア語はたまにちょっと復習していて、維持くらいは出来ている気がする。一方であまり気合入れてやるほどのモチベーションはなく、まぁこのくらいでいいか、という感じだった。 車の移動用にNHK語学のラジオを録り溜めしていて、これはうまく機能している気がする。 イタリア語は中級の教材の選択肢が少ないのでラジオ講座の価値が相対的に高いのと、ラジオ講座はオーディオブックとして出来が良く、ステッパーや運転などとの相性が良い。

今年はモバイルルーター周りをいろいろ試行錯誤していて、最終的にはWiMaxを導入してDMMいろいろレンタルをやめた。なんか予約がいっぱいだったから。 奄美では半分くらいの場所は入らないので無駄も多いが、解約するのも面倒なのでまぁいいか、となっている。

今年は浄水ポットを導入した。これはなかなかのイノベーションだった。 空きペットボトルを捨てるのが嫌なら、浄水ポットを使えばいいじゃない - なーんだ、ただの水たまりじゃないか

まとめ

今年は仕事とサーフィンをメインとした一年で、両者はなかなか満足の行く内容だった。 他のことはあまりやれてないが、妥当なトレードオフに思う。

健康とライフスタイルの面でも充実した良い一年だった。