40代は30代とは違う感じのライフスタイルにしたのが良かったなぁ、という話。

自分は40代が始まったのと新型コロナが流行したのが割と近い時期だったので、 40代だからという訳ではなかったのだが大きくライフスタイルの変更を行った。 具体的には数ヶ月に一回シェアハウスを引っ越すような暮らしや長期の旅に出て回る暮らしから、 サーフィンを中心に合間に仕事をする感じの生活にした。 仕事をするので経済的な余裕も高まり、 それがライフスタイルにも影響を与えている。

自分は30代の後半に、夜行バスを使った翌日に頭痛がして行動できなくなったりとか、 いろいろ無理が効かなくなって、過酷な旅が以前ほどは楽しめなくなってきていた。 まぁ貧乏旅行で過酷なヤツはもう卒業でいいか、 と思ってもうちょっと中年っぽいスタイルに変更してはいたのだけれど、 そういう風に20代、30代前半と比較しやすい事をやっていると、 いろいろと衰えを実感する機会が多い。 なんというか、40代が30代の劣化版になってしまいそうというか。

一方で40代になってからサーフィンをやってみると、30代の頃はあまりやってなかった事なので比較が出来ない。 2日連続でやって頭痛くなったりして一日寝込むのとかは、たぶん30代前半には無かったんだろうけれど30代前半にやった事無いので「昔はこうじゃなかったのに」という感じが無い。 むしろだんだんやってくと体力もついてきて、以前より無理が効くようになってくる。 比較対象が数年前の始めた頃なので、上達もするし体力もついてるし、前にしか進んでいない。 自分史上一番いいライディングが今、という感じになる。 実際、今日けっこういい波で、生まれて初めてちゃんとボトムターンしてリップに当てれて、 「ちょー絶好調だぜ〜〜!」という気分なのでこんなエントリを書いている。

仕事も6割稼働のフルリモートで長期間かけて大きいものを作っている。 これはこれまでやってこなかった事なので、 あまり以前に比べてXXXだ…という事が無い。 プログラムは体力的なものの影響が少ないので同じ事をやっていてもそういう事は感じないかもしれないが。

今回奄美に来ているのは以前と似た旅行先長期滞在ではあるが、 仕事をしてサーフィンをする事からレンタカーを借りたりしている。 そして移動もそんなにせずにずっとサーフィンやっている。 食事も現地のなにかを食べたりとか意識せず、普通にbasefoodとスーパーで買ってきて自炊とか。 そういう感じで暮らしていると、あまり以前の旅のように出来たらいいのに年齢のせいで出来ないなぁ、 という気分にならない。 車いいよね、金かかるけど、でも仕事してるからこのくらいなんて事無いしな、みたいな。

こうした印象を持つのは、20代、30代の生活をなるべく続けようとしつつ加齢の影響を踏まえて微調整したのではなく、 40代から全く違うスタイルの生活をしているからだと思う。 今回は新型コロナのせいで全く違うライフスタイルを強制されたせいでこれまでの微修正ではなく根本から考え直す感じになったのだけれど、 結果としてはそれはすごく良かったんじゃないか。

40代は30代のようには行かないけれど、まだまだ元気だしいろいろやれるんだよな。 隠居してしまうのでもなく30代の劣化版として過ごすのでも無い、 新しいスタイルをやっていくのに向いた年代なのかもしれない。

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