Transcriptionは核で、Translationはcytosolで起こる。 このようじ、核の外と中の間を行ったり来たりする必要があるものは多い。 そこで何らかの通路が必要になる。
InnerもOuterもそれぞれリン脂質2重層になっている。
InnerとOuterをあわせてNuclear Envelopeと呼ぶ。Envelopeの中にはlumenの領域がある。
Envelopeの間の隙間にはNuclear Pore Complexと呼ばれるものがある。
100nmときわめて大きい構造体。
様々なタンパク質で出来ている。30種類ものタンパク質で出来ているとか。 それらはNucleoporins(NUPs)と呼ばれるタンパク質群の一種。
NPCの中にはFGリピートと呼ばれるフィラメントがあり、これが選択的な透過性を実現している。
FGはPhe-Glyの事。これらの配列が繰り返されたタンパク質。20〜700くらいのAA長のものが入り混じっている。
これはふるいのように機能し、
NPC complexの各タンパク質のうち、散逸しやすいものと留まりやすいものがあるかを調べる。
別々にGFPでtag付けして、inverse fluorescence recovery after photobleaching(iFRAP)する。 iFRAPは小さい領域以外の全体をphotobleachingして、時間の経過とともにbleachしてない領域に蛍光がどれだけ留まるかを計測する。
この実験は2004年だそうで。結構最近だなぁ。
目的 | シグナル | レセプター |
---|---|---|
ERインポート | SS | SRP+SRP Receptor |
ERに留まる | KDEL | KDEL Receptor |
Vesicle Trafficking | Rabs, SNAREs | t-SNARES, Rab Effector |
Nuclearインポート | Nuclear Import Signal (またの名をNuclear Localized Signal、NLSと略す) | Importtin |
Nuclearエクスポート | Nuclear Export Signal(NES) | Exportin |
ERのインポートではSec61はタンパク質はunfoldな状態である、という制限があった。 Nuclearインポートではそういう制限はなく、foldされたタンパク質が行き来出来る必要がある。
ImportinとExportinをあわせてkaryopherin proteinと呼ぶ。
SRPやImportin, Exportinはsoluble。KDEL ReceptorやRab Effectorはtransmembrane proteinだとか。