pre-mRNAsからintronを取り除いてmature mRNAを作り出す過程。核内で起こる反応らしい。
一つのgeneから複数の異なる種類のmature mRNAを作り出したり、gene expressionの制御に使われたりする。
adenovirusのRNAへの転写の研究でRNA Splicingは発見された。
アデノウィルスはDNAウィルスの一種で、転写の仕組み全体を乗っ取ってRNAを転写しまくる。 だから細胞から転写されたRNAを取り出すのは非常に簡単。 この取り出したRNAを使ってR loop mappingと呼ばれる実験を行った。
取り出したRNA(hexon coated proteinをエンコードしているmRNA、hexon mRNAと呼ぶ)とアデノウィルスのゲノムから作ったDNA片とをhybridizeして、 電子顕微鏡で観察する、という実験。
結果としては、hybridizeしない部分があり、しかも両端にsingle strandedなtailが見られる。 3’側はpoly-A tailだろうと予想されるが、5’側のtailはなんなのだろうか?
また、より大きなDNA片との領域で同じ実験をすると、何箇所かsingle strandedなループが形成される。 これはintronの領域と思われる。 exonがhybridizeする。
Splicingには幾つもの種類がある。幾つか重要なものを以下に見る。
self splicing intronsのうち、group I とgroup IIは、この研究を通してRNAがどのようにsplicingという過程に参加するかを理解するようになったという点でも重要である。