割とこれだけで十分と思った。
オーディオブックで次何聞こう?と考えて、ポモドーロテクニックの本とか聴きたいなぁ、と思った。 でも無かった。 kindleだと安いんで買って読んでもいいかな、と思ったが、そもそもレビューを読むと、 別にググって記事読んで実践するので十分、と書いている人が結構いて、実際そんな気がする。
という事で記事を読んでみてやってみよう、という気分になった。 もともとオーディオブックで聞く題材探しというだけで、別に日常のタスク管理や時間管理を改善したい、という訳でも無いので、 取り組みもそんなに真面目にやる気は無い。
もともと大学受験の頃は一時間単位でタスクを管理していて、やり方はすごく似ていた。 そういうやり方はその後はやってないが、どういう物かはそれなりに体験している。
その後、Courseraなんかでは動画が15分とか単位で、確かに1時間の動画よりもこっちの方が気軽に始めやすく、 その時間だけ集中するのは容易と感じていた。
最近はSNSなどで集中が難しく感じる事も増えたが、カフェなどで読書する時に、15分くらいは読む事に集中してSNSはそのあとに確認しよう、と思っていると、割と集中出来るというのは実感していて、 これもポモドーロテクニックと似ているなぁ、とは思っていた。 ただ、集中が続けばそのまま続けてしまって15分とかで切ったりはしないという所が違いがあって、 ポモドーロテクニックが切る事を推奨しているのも、受験期に一時間で切っていたのでメリットを理解は出来る。
自分の現在の生活には、ToDoのようなものはほとんど無い。 一日には以下のような、
やりたい事、みたいなのはあるのだが、別に本をいつまでに読みおわりたい、とかも無いし、 ギターもいつまでになにかを出来るようになりたい、という訳でも無いし、一日に何時間やりたい、という目標がある訳でも無い。
なのであまりToDoを作ってそれに何ポモドーロかけるか考えて〜とかやる気はなくて、 単位を25分で切ってみると、もうちょっと違いはあるかな?程度のカジュアルな導入を考えている。
とりあえずタイマーだけのアプリを入れてみる。
Pomodoro Timer - Apps on Google Play
カフェとかで音が鳴るのはどうかなぁ、と最初は思ったが、25分に一回少し鳴るだけならいいかな、という気がしてきた。
午前中のBiochemistryの勉強をポモドーロタイマーを使ってやってみた。 集中しやすい気がするね。 あと、最初の2ポモドーロの間の5分休憩はちょうど良い気がする。 一方で2と3の間は5分だと短いかもなぁ。
25分はちょうど良いね。さすがにこの間隔はいろいろ試してこれが良いってなった値だろうな、と思った。 2ポモドーロで1時間なのも使いやすくていいね。気に入った。
ただ4ポモドーロ単位はちょっと長すぎかなぁ。2ポモドーロ単位か3ポモドーロ単位くらいがいい気がする。
やる事を決めて書くとかは自分の場合は要らないかなぁ、と思う。だいたい毎日やる事は一緒だし、決めた事と違う事をやってしまうという事も別段無いので。
休憩を管理するのは、長い事をやりたい時は有意義だが、それ以外では不要に思う。 例えば生化学の勉強は一日ニ時間くらいやっているので間の休憩を管理する事に意義を感じる。
一方で、ブログを書くとかイタリア語の勉強をするだとかKIndleで一般向けの本を読むだとか散歩をするだとか気晴らしにギターを弾くだとかストレッチをするだとかは、 そんなに効率的に毎日進めたいと思っているものでも無い。 やりたい気分の時にやりたい物をやれば良いと思っているし、 どれが本タスクでどれが休憩かもよく分からない。 (なおギターは練習としてちゃんと時間を取るのは別扱い)
ただ、そうした活動の中でも、ゼロにはしたくなくて一定時間は一日で確保したいとも思っているものがある。 そういう時に1ポモドーロ使うのは割と手頃で良いと思うので活用している。 でもそれが終わったあとの休憩時間を管理してもなぁ、という気がして、休憩は管理していない。 ポモドーロが終わったあとはまぁ好きな事を気の済むまですればいいか、と。
ポモドーロを導入してみてよかった事の一つに、後回しにしがちな書類作業などをさっさと片付けやすくなった、というのがある。
そのうちやろう、と思っているだけだと書類作業などは後回しにしがちでなかなかやる気が出ない。
こうした取りかかれば大した事無いが取り掛かるのがかったるい、という作業を、
の二段階に分ける事で、すごく気合を入れなくてもやれるようになった。
前者は取り掛かる作業に依らない普段の行動なので、書類作業みたいなやる気のでない事でも億劫さがない。 だから頑張らなくても割と簡単に実行出来る。タイマー動かすだけだから。
でもひとたびタイマーを動かしてしまえば、他の事はやらないので、じゃあ書類作業やるか、という気分になってくる。 この手の事は取り掛かってしまえば大した事無いので、結果として全然頑張らないまま片付ける事が出来てしまう。
最初にやるアクションが作業を実際にするのではなく、時間をブロックするだけ、というのがポイントだよな。 時間をブロックする事自体は億劫じゃない。でも時間がブロックされると、やることは無いのでじゃあやるか、という気持ちになる。
ちょっと寝るまでに2時間とか余ってるな〜、みたいな時に、これまではどうも有意義に使えてなかった。 その日やるぞ!と思っている事は午前中とか昼間のうちにいろいろやってしまっているので、 別段やるぞという決意のあるタスクがある訳でもなく、なんとなく無駄に過ごしてしまいがちだった。
でも2時間余ってるな〜、じゃあそのうち2ポモドーロくらいなにかするか、と思うと、 何をするかを少し考える事になる。この考える事で時間の使い方を意図した使い方に出来るので、 なんとなく何もせずに終わってしまったとか、 もっとやりたい事があったのに気が乗らずにもっとどうでもいい事で時間を潰してしまった、みたいな事が無くなる。
やる気がでなくてやらない、という選択を意図的にしたなら、後悔もあまり無い。
全部をポモドーロで管理して作業を詰めすぎるとつらそうなのでそこまでやる気は無いのだが、 なんかダラダラしすぎだなぁ、と思う時間の一部を削ってポモドーロにするくらいだとそんなストレスもなく、 しかも有意義に過ごせたな、と精神衛生も向上して良い。
夕飯後の2〜3時間くらいの空き時間が、有意義に使えるようになった。
ふだん減らしたいな、と思っている事に、意味もなくなろうの更新をリロードしたりさっき見たSNSをもう一回巡回してしまったり、 といったような事に時間を使ってしまって、時間を浪費してしまうという事がある。
そうした時間を短時間の「SNS断ち」状態にする事で、その間は無くす事が出来る。 アプリをアンインストールしたりというほどの面倒さがなく、1ポモドーロだけ無くす、というのは、 SNSとの付き合い方として割と自然で被害も抑えられて良い気がした。
仕事でも使ってみた。タイマーを使うだけで、何をやるかとかは決めない(仕事をする、とだけ決める)。 悪くない。
午前中に4ポモ、午後に4ポモで4時間くらいを目安にする(60%稼働契約なので)。 ビルドが通らないとかでそんな集中が必要無い作業の時は、ポモドーロ管理から外れて作業する。
慣れてきたらとても良いので、ブログも書いた。>ポモドーロタイマーを仕事に導入したらとても良かった - なーんだ、ただの水たまりじゃないか