RandomThoughts

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40代前半のプログラマライフの振り返り

Contents:
  1. プログラム的に難しい、それなりに大きな課題に挑むというのはなかなか良かった
  2. プロジェクト的な事に関わらずプログラムに集中する功罪
  3. 小さな組織でのメンバーについての難しさ
    1. 哲学的な一致はもう少し重視出来たかもしれない
  4. ライフスタイルはなかなか良い
  5. 仕事での代表作へのチャレンジはこれで終わりかもしれない
  6. C++の並列はなかなか良かった

プログラマライフ

40代前半はもう終わっているが、仕事の区切り的にはまだなので振り返りのタイミングが難しい。 だが、いつまで続くか分からないので、一旦40代前半で振り返っておきたい気もするので振り返ってみる。 正直結果が成功するか失敗するかで大きく異なるものになると思うので、 今の振り返りにそれほど意味は無いかもしれないけれど、 そろそろ40代後半からアラフィフのプログラマライフについて考えるみたいな事を考えていきたいので、 暫定的に2023年11月現在の考えを書いておく。

なんか11月末という中途半端な時期に振り返っているが、なんとなく今日がそんな気分だったから、という感じ。

プログラム的に難しい、それなりに大きな課題に挑むというのはなかなか良かった

今回は久しぶりにそれなりに長期間の仕事をやっていて、 作っているものも大きい。 一人のプログラマが作る限界くらいには大きいんじゃないか。

大きいだけでは無くて、技術的にもかなり難しい。 「それを一から作るの?」と思うような物を作っていく、という仕事だった。

これは結局リリースしてどうなったかで印象も変わる所ではあるけれど、 ここまでの感じでは結構有意義な事をやっていると思える。

始める前に毎年思っていた、「もうちょっとアウトプットをどうにかしたい」という事に対しての答えとしては、 結構良かったんじゃないか。

やはり自分はプログラマで、プログラマとして難しい事をやるというのはここまで積み重ねてきた物から良い選択だな、と感じた。

作ったものも結構凄い物が作れているし、方向性としては良い気がする。

プロジェクト的な事に関わらずプログラムに集中する功罪

今回のプロジェクトは、自分はプログラマとして出来る最大限の事をやる事に集中して、 チーム的な事とか他人とかにあまり関わらないようにしよう、と思っていた。 チーム的な事をやってそこそこのプロジェクトの問題をいろいろと解決してそこそこやる、 というのはもう出来るし、すでに散々やってきて、もう一回やりたい、とは思っていない。 だから今回はそういう事はなるべくやらずに、1プログラマとして出来る限界の事に挑戦してみよう、と思った。

この考えは上手く行った部分もあればダメだった部分もある。 試してみて今回の結論としては、以下の2つは言えそうだ。

  • プログラマとして出来る事に集中すると、そうしないよりもずっと凄い物が作れる
  • 自分がやらないチーム的なものは、他の人がいい感じにやってくれるという事は無かった

自分が作った物に関してはこれまでの自分が作った中では圧倒的に一番良い物になったと思う。 しかも相対的に良いだけでは無く、自分が今やるに値すると思えるような物が作れた。 これは試してみるまで分からなかった事なので、今回の試みの大きな成果に思う。

後者に関して、もう一回別の場所で同じ事をやったら同じになるのかは分からない。 ただ今回、一回試した結果としてはこう言って良さそう。

やはり小さなチームで開発をする場合に、その辺の事は誰かが腕力でどうにかしなきゃいけない類の事で、 それを自分以外に期待するのは小さな組織ではちょっと当たる率の悪い宝くじみたいな話になってしまうなぁ、 と思った。

自分がプロジェクト的な事をやって結果として凡庸なものを作るか、 自分がそういう事をやらずに非凡な物を自分の所は作るが全体としうまく行かないか、 そのどちらかを選ぶという事は現時点で出来ると思う。 だがそのどちらも選びたくないなぁ、というのが正直な所。

小さな組織でのメンバーについての難しさ

今回の結果を受けて思った事として、 重要な事だと思う所をやる人が誰なのか、というのは、最初に自分でちゃんと見て、 「この人となら!」と思えるとか、 「この布陣で行ってみよう」と思えるくらいの納得があるかとかは最初に確認しておく方が良かった。

今回はその辺を完全に人に任せてしまったが、 結果として「この人とやってみよう」というような感覚が無いままプロジェクトが進んでしまった。 これはもうちょっと改善できんもんか、と思っている。

だが、必要な人材が集まって何かをやる、というのは小規模な組織の現実ではありえない事なので、 自分で見た所で結局はすべての必要なところに必要な人が配置出来る、という事は無い。 今回くらいの条件は、まぁ規模を思えば上出来とも言えるかもしれない。 これ以上は無理かもな〜という思いもある。

ただ今回はこれで良かった気もするが、次もこういう感じにやりたいとう気はしない。 次はもうちょっと最初のメンバーの段階でこだわりを持って、 条件を満たさなければ参加しない方がいいかもしれない。 それは小さな組織で何かをやるという事を諦める事なのかもしれないが。

哲学的な一致はもう少し重視出来たかもしれない

必要なスキルや経験に関しては無い袖は振れないのかもしれないが、 もっと哲学的な所での一致を最初の段階で重視してもいいかもしれない。 具体的にはもっとリモート信者っぽいのと仕事をしたいと思う。

オフィスで打ち合わせをしたりビデオ会議したりするのと断固として戦う! という強い意思をチーム全体で持ちたいと思った。

プロダクトとして大切にする方向とかは結構一致していて、その辺は悪くないし、 仕事を始めた時はCovid-19前だったのでこんなにここが重要になってくるとは思っていなかったので仕方ない部分はあるが。

ライフスタイルはなかなか良い

6割稼働のフルリモートでサーフィンを中心に仕事をサブでやっていく今のスタイルは、なかなか良いと思う。 毎日は充実しているし、楽しい。 自由に使える金が多いのも良い。 今回の仕事は少し長すぎた気はするが、不満はそれくらいか。

無職よりも何か生産的な事をやっている時間があるという満足感のようなものはあって、 これと仕事以外の時間の多さのバランスが良い。

これは40代前半のプログラマライフの一番良かった事に思う。

仕事での代表作へのチャレンジはこれで終わりかもしれない

プログラマとしての代表的な何かを作る、という目標は、成功しても失敗してもとりあえずは今回で終わりかなぁ、とう気がする。 ひょっとしたらこの先またやる事はあるかもしれないが、それは次にやりたい事では無いし、 そうすると40代には仕事としてはもう無い。 50代以降にどのくらいのチャンスがあるものかは良く分からないが、 もうこれで終わりかもしれないなぁ、とは思っている。

今回のチャレンジは悪くなかったが、もう一回はやりたくないな、とも思う。 次は違う事やりたいな。

そんな自分にとっては重要なプロジェクトなので上手くいって欲しいなぁ、という思いは強いけれど、 上手くいくかは不安も多い所。いい感じに世に出て欲しいもんだが。

仕事じゃない所で何か凄い物を作るのはアリかもしれない。これは何かチャレンジしてみてもいいかもなぁ。

C++の並列はなかなか良かった

C++の並列は難度が高いが結果も大きく違って出てくるので、挑むに値する問題だった。 プログラマとして学ぶ事も多かったし。

40代前半にこの辺をやったのは結構良かったな。