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生物学の大学レベルの入門を学ぶ意義


書きかけのメモ。そのうちちゃんと書きたい。


今回なんとなく始めた生物学の勉強だったが、 実際にやってみたら、思ったよりも得るものが大きかった。 現代社会を生きる一人の成人として、生物学はある程度勉強した方が良い、と思った。

我々が高校生までで物理や化学を学ぶのは、ある種の現代人の基礎的な自然の認識を得るという側面があると思う。 例えば太陽が地球のまわりを回っているのでは無く地球が太陽のまわりを回っていて、 季節というのは地軸の傾きとどちらがわに太陽があるかの影響で、夜空の星は恒星で太陽のようなもので、 物質は原子から出来ていてそれは原子核のまわりに電子が回っていて、 電気というのは電子の流れで、 呼吸をするのにも物が燃えるにも酸素が必要で呼吸をすると二酸化炭素になってそれは植物が光合成で酸素にしていて…みたいなものたちというのは、 科学を学ばなければ全く自明でも無い驚きの発見だが、 教育の結果みんなが知っている事である。

今生物を学ぶのは、これと同じように自然とか生物に関しての我々の常識を「現代的な物」にするのに必要な事に思う。

生物をちゃんと学ばずにゲノムとかmRNAとかの話を見てもあまり中身が伴っていないように思う。 そして昨今は偶然にも極めて多くのゲノムやmRNAやそれに合成されるタンパク質の話が回覧されるようになった。 基礎的な事を学ばずにこうした物にふれるのはあまり良くないよなぁ、と学んだ今となっては思う。