以前買って挫折していた、Italian: Short Stories for Beginnersをやる事にする。

この教材の概要

このシリーズは、以前フランス語で使った事がある。当時のブログ記事: French Short Stories for Beginners

いろんな言語であって、kindle+mp3ダウンロードで、しかも何故かめちゃ安い(5USD以下くらい)。 入門と中級の間くらいの難しさの文章で、10個くらいの物語(?)が入っている。 一つ一つの物語は結構長く、1500ワードくらいだとか。kindleのスクロールだとだいたい13ページくらい? かなりの分量で、自分の実力では一日で読むのはちょっと辛い(頑張ると読めるが)。

これさえ読めれば似たような教材はたくさんあるので、読む物には困らない、という感じになる。 自分的な外国語学習の初期の目標到達点となっている。

構成

各パラグラフごとに英語での語注がある。 さらにイタリア語版には各課の最後に本文を再掲しつつ英語の対訳がついている! フランス語版は対訳無かったのでイタリア語版も同様と思っていたら嬉しい誤算。 対訳がある事で、「結局意味が分からない」という問題が解決された。素晴らしい。

難度的な話

内容的にはあんまり面白くは無い。普通の話なのだが、読み終わった時に「だからなんだよ」と思ってしまうような、 オチが無いというか、単なる日記や物語の一部を抜粋したかのような感じ。 その国についての理解が深まる訳でも無く、面白い訳でも無い。 その代わり、各文の難度が低く、ちゃんと初級者+αくらいの人に読める内容になっている。

良くある中級者向け読解教材と初級者のちょうど良い橋渡しになっていると思う。 中級者向け読解教材としては、例えば耳が喜ぶイタリア語などいろいろあるので、ここを超えれば一気に使える教材が増える。

面白くないとはいえストーリーはあるので、かなりの分量を読む事が出来る。 この、分量はこなせるが中級までは行かない、というギリギリな感じが素晴らしい。 初級と中級の間の壁で分量をこなすのが、イタリア語のように教材の選択肢が少ない言語ではどうしても難しいので、 この間の教材は大変ありがたい。

それなりの分量なので、初級な単語からは適度にはみ出て少し難しい単語も出てくる。 これが中級の読解教材へのつなぎになっていて良い。 ただ、初級からは適度にはみ出るので、初級者にはちょっと難しい。 初級とこの本の間を埋める良い教材が少ないという問題はある。 自分的にはblog: 出題形式別 イタリア語検定4級5級頻出単語集をオススメするが、 これkindle版が無いんだよなぁ。

第一課 入社面接

以前真ん中くらいで挫折していたが、最初から読んでみる。読んでみると大変ではあるが一日で読めた。 次の日に最後の対訳の所で読み直しつつ分からなかった文の意味を確認したら結構いい復習になったので、 最初はこの

  1. 語注を頼りに読む
  2. 対訳を読む

という順番で進めて、この二つが終わったら次に行ってしまおう。 もっと繰り返し読んだ方が力にはなると思うが、二回読んだら結構おなか一杯なので、とりあえず先に進もう。 AnkiDroidも一周目は入れなくていいかなぁ。

この課は1日で読んで1日で読み直し、と合計二日で終わったが、 これはちょっときついペースだな。暇なので頑張ったけどこのペースで続けられる気はしない。

今後は一課を2日で読んで1~2日で復習、で3~4日で進めてみよう。

第二課 夜のスーパーマーケットにて

2020-08-24 2日かけて読んで、そのまま対訳も読む。対訳はすぐ読み終わるから二日目に一緒にやってしまっても良いかもしれない。 対訳読まないと結構意味が取れてない所があるねぇ。

一部は語注の英語ばかり読んでいて本文を読めてない部分もある。当然それでは意味は無いが。 対訳の方はまぁまぁイタリア語の方を読めている気もするが、ちらちらカンニングしているので本当の所は良く分からないな。 本来はまた最初から訳や語注を見ずに読み直すのがいいのだろうけれど、そこまでやるガッツは無いので一周目はそこまではやらない。

二回読むだけだと単語は覚えてない感じだな。しばらく間をあけたらすぐまた読めなくなりそう。 最後まで行ってから二周目では忘れちゃうと思うので、5課まで行ったら復習しようかな。

le dicoなどの表現の主語を無意識に勘違いしている事が結構あるので、慣れが要るな。 こういうのは数こなす必要があるので本書のような教材はおあつらえ向きだ。

第三章 驚きのディナー

2020-09-06 三章の真ん中くらいまで読んだ記憶があるが、そののち Re:ゼロ にハマって10日ほどサボってしまった模様。 登場キャラクターが思い出せないので最初から読み直す。

読み直すと前回よりも良く理解出来ているが、一日で全部読むのは無理だな。

2020-09-07 読み終わり。後半衝撃の展開な上に放りっぱなしジャーマンでなにこれ?という感じだが。 自分が理解出来てないのかと不安になるような内容だが、summary読む限りはあってそう。 こういう普通じゃない文章を読む練習はしなくていいと思うんだけどなぁ…

2020-09-08 対訳を一通り読む。やはり一日だとちょっとつらい気もするな。結構理解出来ていない文や誤解していた文もちょこちょこある。 また、訳の部分を読んで先に進んでしまって、ちゃんと読み直した時に理解出来ない部分はちょこちょこありそう。

対訳を読む時にはAnkiDroidに単語の登録もやって、2日掛けて読むのが良いかもしれない。

三章までに日が空いたのもあるので、ここらで一章から復習しつつAnkiDroidへの登録をやろうかな。

1〜3章復習

2020-09-11

とりあえずiPadにイタリア語文と語彙リストの所を表示し、Androidのタブレットに対訳の所を表示して、基本はiPadの方を見ながら単語をAnkiDroidに入力していっている。 単語というか短文を入れているのが多い。 短文だとコンテキストで覚えてしまっているので単語を覚えてないのに分かってしまうのが多いが、時間が経てば忘れていっていい感じに覚え直せるだろう、という事で気にせず短文で入力。

やってみると入力に時間が掛かってなかなか進まない。現在2日掛けたが1課が終わってない。読むだけなら一日で終わるのに。 一方で語彙リストや辞書や対訳を見ながら進むと、ちゃんと読めるようにはならずに進んでしまっている自覚はあるので、入力に少し時間を掛ける方が実は勉強効率は良い可能性もある所。 うーん、少し入力を頑張ってみて、手応えを見てから判断するか。

2020-09-12 三日間かけてようやく一課が終わった。かったるいが、AnkiDroidをやりながらだと理解度は圧倒的に高いし、語彙力もぐんぐん伸びるな。 これだけ進みが遅くなってもやる価値はあるか。 AnkiDroidはやはり良い復習になるので定着度はずっと高くなるね。

最後まで行ったら、一応対訳の所を先頭から一気に読んでみる。さすがにスラスラ読めて良い練習にはなるな。本当は何度も読み直して慣れる方がいいんだろうが、そこまでやる気は無いので一回読んで次に行く事に。

2020-09-15 さらに3日くらい掛けて二課がようやく終わる。やはり一課につき3日くらいかかるな。しかもAnkiDroidに短文が結構たくさん入っている。 最後の対訳を本文の方だけ読んでいくと結構スラスラ読める。やはりAnkiDroidの力は偉大だな。 このやり方は実力がとてもついているのは実感出来るのだが、時間もかかるので悩ましいな。

2020-09-22 またしばらくさぼってしまった。サボってる間はAnkiDroidだけやっているが、最初の数日はAnkiDroidもサボってたのでなんかいっぱい溜まってしまっている。

三課の復習をやっていこう。

  • Mattia-Linda-(Sofia Giacomo) 主人公側
  • Mario-Rossella- (Gianluca Noemi) 友人側

2020-09-28 最近はAnkiDroidだけをやっていた。溜まっていたのとサボりで。で、ようやく落ち着いてきたので続きをやる。 ただ、ここでやりすぎるとまたAnkiDroidがたまりすぎるので、三課をすすめるのは控えめにして、ある程度AnkiDroidに単語が追加されたらそこでやめて追加された分のAnkiDroidをやることにする。

たまり過ぎるのは登録を減らすべきかすすめる量を減らすべきかは悩ましいが、結局初級と中級の間で単語を頑張って覚えていくのは必要なことと思うので、 進める量を減らして単語の勉強の時間を増やすのは、結局は近道なんじゃないかな、という気がする。 AnkiDroidはかったるいだけで辛くは無いので、これで語彙力増やしてしまう方が読解でわからない単語だらけの中何度も頑張って読むより楽なんじゃないかな、と。

2020-10-05 またAnkiDroidが溜まってしばらくそれだけやってた。やはり片っ端から登録していくとAnkiDroidに押し出されてしまうなぁ。 で、ようやく落ち着いてきたのでまた三課の続きをやる。進めすぎるとまたAnkiDroidが溜まるので少し進めて止めて、登録した分をその場ですぐやってしまう。 これを忘れると翌日溜まるからなぁ。

2020-10-09 落ち着いてきたので三課続き。もうちょっとAnkiDroidに溜めても良い気はしてきた。 最後まで行ったので最後に対訳のイタリア語の部分を読んで見る。さすがにスラスラ読めるなぁ。 やっぱ単語ちゃんとやる方が良いよなぁ。

3課の復習で一ヶ月もかかってしまっているが、その価値はある気がする。

以後の進め方

これまでのやり方で3課やって復習、だと復習が膨大になりすぎて全然終わらなくてやる気が続かない。 うーむ、やはり一課ずつAnkiDroidを登録していく方がいいよな。

これまでは2周で次に進んでたが、以下の3周に増やそう

  1. 語注を頼りに読む
  2. 対訳を読む
  3. 対訳を読みつつ分からない単語をAnkiDroidに加える (NEW)

次の課に進んだら1と2をやっている間はAnkiDroidは増えないのでその間に消化される予定。 AnkiDroidをやっておけば、3課くらい進んだ後に復習する時にもこれまでのように膨大にはなってしまわないだろう。

とりあえずこのやり方でやってみよう。

第4課 家庭内劇場

2020-10-15 一周目なので軽く読んでいく。なんかスラスラ理解出来るな。語彙力アップでレベルが上がったのかこの課がたまたま簡単なだけかは分からんが。 最近はそんなにやる気無いので無理せず3日くらいで終わらせる感じで進めよう。