フランス語のしくみは読み終わった ので、お次は「役に立つフランス語会話」という本をやる。

うちにあるのはこれの一つ古い版な気がする。 以前ブックオフで安かったのでなんとなく買ってスキャンしておいた奴。

最初の方を見た印象だと、単語や文法の解説があまり無くて良く使う文がたくさんあるだけ、という感じ。対話がたくさんおさめられてはいるのだが、訳がこなれているので、訳からその単語や箇所の意味を類推するのは難しい。その辺は入門にはいまいちに思う。
まぁ安かったからというだけの理由で買った本だからな。

せっかく買ったのと、結構な分量の音声を聞くというのは初期にやっておきたいので、進めてみる。

2017/11/17

トラックが分かれてなくて、複数の対話が1トラックに入っている。使いづらい…

とりあえずAudipoで聴く事にする。

最初の方を聴いているが、なかなか早い。間が少ないので、短時間に量を聴くには良い気がする。
本文の解説はいまいちなのでさらっと読んで、音の方を主体でやっていくか。

同じ言い回しが何度もいろいろ出て来るのは、定着という点では良い。

CDの2トラック目までやってみた。 なるほど、これは会話集だな。 ちょっと自分がやりたい入門書とは違う気がしてきた。

別の入門書を先にやろう。

2017/11/19

別の本をやろう、としばらく探したが、意外と電子化されてる手頃な入門書が無い。 英語まで含めてKindleを中心に探したが、音声もあって文法解説も揃ってる入門書はあまり無かった。
そこでとりあえずこの本を再開しよう、という気になる。

スペイン語話者的には、フランス語は読む分にはまぁまぁ分かるし、文法も結構予想出来る。
そこで、発音に慣らす方が重要なんじゃないか、と仮説を立てた。
それなら、文法解説は無くても対話文を幾つか繰り返し聞いて、フランス語の日常的な文に耳を慣らしておく、というのは実は入門としてありかもしれない、と思い直し、少しやってみる事にする。

やり方としてはスクリプトを見ながらCDを聞いていき、ついていけない所は

  1. 戻して何度か聴く
  2. それでも分からない時は、真似をして自分で何度か読む

という、中級のリスニングの勉強みたいなやり方でやってみる事にする。 目標としては聴くだけでCDを全部理解出来る状態にする事。

そんなやり方でQu’est-ce que c’estまで聞く。 各文は結構簡単なので、文法解説無しでも分からない所はあまり無い。 単語も無料の辞書アプリで引いてみると結構十分だ。

辞書はアプリを買うかKindleの辞書を買うか、または両方かで悩んでるので、少し無料辞書でお茶を濁しておく。

2017/11/20

p52くらいまで進めてみた。 現在 Quelle heure est-il? のあたりをやってる。

当初の印象よりは良い所もある教材だな、と思う。

まずある程度進むとCDは対話中心で短文の比率が減るので、トラックがくっついててもAudipo使ってればそんなに困らなくなった。

また、進んでくると、知らない単語が脚注に出てる率が上がってきた気がする。 こうしてみると文法解説は無いが通常の対話型の教材のように見えてくる。

そして良い所として、分量が多い。 一つの課に複数の対話が入っているので、量を聴きたい人には普通の入門書より良い。 これは中級向けのディクテ教材向きかもしれない。

ちょっと続けてみよう、という気になった。

今は時間のあたり。「細かい言い方は省略しますが」って省略されたら分からないじゃん!という気になる。「曜日の言い方はご存知ですね?」とか言って書いてなかったりする。 初めて読むフランス語の教材なんだから知ってる訳無いじゃん、と思うのだが。

逆に思うと、この本はやはりそうした基本的な事は既に学んでいる、という前提なのだろうなぁ。すると自分は対象読者じゃなかった事になるが、せっかく手元にあるのだから一応やってみようとは思ってる。

2017/11/21

p58のQuand周辺まで終えた。 なかなか音声が速くて単語と結びつかない。 ゆっくりなスピードなら発音されるはずの子音とかが聴こえない事が多いのだが、消えるものと割り切って最初から消えた状態で覚えてしまう事にする。 この手の子音が消えるのは英語でも速くなってくると良くあるね。スペイン語はあんま無いんだよな。フランス語はこの辺は英語に似てるのかもしれない。

単語単体での発音を覚えてない状態なのでいつかは覚えないもいけないだろうが、どちらから始めても最初は片手落ちな状態になるのは避けられないので、先に単語群で覚えてしまっても良かろう。

この手の聞き取れない部分を語群で丸暗記していくのは中級以降のリスニングの勉強の所でやる事だと思うので、最初の本でまだ100までの数え方や曜日や月も知らないのにやるのはやや違和感もあるが。
まぁいつかはやるので先にやっても良かろう。

この本は入門を一通り終えて、リスニングや会話を鍛える為の教材なのだろうな。最初にそう書いておいてよ…
ただリスニング教材として考えてると、結構語注もしっかりしてるし、一つの対話は短くてたくさんあるからシチュエーションも多くカバーしているし、なかなか悪くない気がする。

2017/11/22

説明の無い基礎的な単語を調べる為、クラウン仏和辞書アプリ を買う。これが基礎語の解説が詳しくて大変良い。 この教材のように文法や単語の解説をあまりしない本でもこの辞書を使いながらならかなりストレス無く読める。

フランス語は最初字を見るとスペイン語に似ているが、リスニングの難しさとかは英語に近い気がする。 対処方も英語に似ていて、個々の音素じゃなくて語群の音を覚えていく、という感じで良さそう。

現在はOuとかの場所を尋ねる表現が終わった。 se trouveな表現にも慣れてきて、大分フランス語にも慣れてきたかな? この本のあと一冊なんかちょっと詳しい入門書終えれば、普通に中級になれそうな気がする。こんな序盤が順調な言語も珍しい。

2017/11/24

voulez-vousが終わった。飽きてきた。 この辺が多分この教材の一番の挫折ポイントと思う。頑張って踏ん張りたい。

最近はざっと読んだ上で、音声聞きながら文章見ている。 見ながら聞いてついていけたらとりあえずいいや、と先に進んでいる。
もちろんこれでは聴き取れないが、とりあえず一周してしまおう、という気がしてきたので、質を落としてサクサク進めてる。
一応見ておけば、寝る時とかに聞き流していてもなんとなく復習になるし、そうして聞き取れない場所をはっきりさせておくと、あとで復習する時に覚えやすいと思うので。

この教材は会話の分量が多いのが良い所だが、逆に言うとなかなか進まない感じがして、いつまでたっても終わらない気がしてきてしまう所が、挫折を誘う所と思う。
ただ目次を見ると実際は結構進んでたりもするので、もう一踏ん張り!

2017/11/25

Invitationをやっている。それにしてもinvitationがスペイン語のhabitacionに聞こえる。別の言語の違う単語に聞こえると、一瞬脳が混乱する^^;

曜日と未来形が出て来る。未来形はスペイン語と似ている(というか同じ?)ので見ると自然と分かる。 曜日もスペイン語と一部似ているので覚えやすい。

最近は文のやりとりが少し複雑になってきて、carとかで理由を述べたりする。 これだけ話せればちゃんと喋ってる感じあるなぁ。

知ってる基礎的な単語が増えてきたのもあり、ちょっと辞書引くだけでだいたい読めるようになってきた。
それなりな長さの文をスラスラ読めるので、凄い成長した感じがする。たぶん課文が簡単なのが多いからそんな気がするだけだが。
ただ最初の方よりは明らかについていくのが楽になってるので、成長はしているのだろう。辞書アプリを買ったのが良かったかな。

これで第二章が終わった。 2章はよく使う言い回しで、三章からは状況に合わせた会話、というタイトルとなっている。 シチュエーション別の会話集みたい。

ここまで来ると一つ一つの対話も大分長くなってきて、脈絡なく短文を覚えてるだけ、という感じではなくなってきた。 このまま対訳とかを読んでいくだけでもある程度まで行けそうな気がするが、出来たらその前に最初の所を固めたいなぁ。

2017/11/26

三章に入ってから続けるのが辛くなってきたので、3章は駆け足で軽く終わらせる、という作戦に変更。文法項目的な進捗が見えづらくなるので、やる気が続きにくいのだよなぁ。

この章は場面別の言い回しや単語を軽く頭に入れておく事を目的として、軽く眺めて一通り聞く、くらいでサクサク先に進んでしまう事にする。

現状は電話の受け答えが終わったくらい。 シーン的には結構使いそうな物も多いので、入門書が終わったら戻ってきて復習しても良いかも。

そういえば昨晩は寝ながら聞き直していたら、二章で何言ってるのか分からない場所がちょこちょこ出来てきている。 まぁこれ全部聞けたらちょっとした物だろうからな。一回で全部聴けるようにはならんだろう。

その後に「フランス語のしくみ」の音声を久しぶりに聞いたら、凄い分かって驚いた。なんだかんだで成長している模様。

2017/11/28

ホテルの会話。 この辺は使う事になるのが想像しやすくて、やる気でるね。 ただ喋るにはしっかり覚える必要があるが、現状は単に読解教材として、単語に触れるくらいを目標に進めているので、喋れる気はしないが。

この本は、会話教材としては結構良い気がしてきた。 使う直前に、使いたいシーンを目次から引いて、その例文を覚えて単語に目を通す。そして喋る、という使い方が良さそう。
むしろ最初から真面目にやっていく、という教材では無いのかもなぁ。

現在は、読解教材として使う、という所で落ち着いている。 音声だけで復習出来る所まで頑張れると良いのだが、そういうやり方で続く気がしないので、まずは一段ぬるく、読解だけで最後まで進める事に。
何度も出てくる語彙は割と覚えてきたので、読解力は結構上がってきて、スラスラ読めるようにはなってきた。

語彙を増やしつつフランス語にたくさん触れて慣れていく、という目的は達成出来ている気がする。

2017/11/29

Spectalesまで読み終わった。 この辺は劇場に行く予定は今の所無いので、2階席とかの単語はいまいち覚える気にならない。

3章はテーマによってページ数に凄いばらつきがあって、目次を見てまだまだだなぁ、とため息をついていたが、後半はスルスルと終わってしまってもう最後の1テーマ。

4章は応用編という位置づけで、日本についての文章が幾つかと、会話が幾つか、最後に基本語などに関する雑記となっている。 目次で引ける構成にはなってないし、説明もあまり無いので、当面はやらなくてもいいかなぁ。雑記の所は読み物として読んでもいいかも。

そう考えると、結構終了間近だな。頑張ろう。

最後のテーマは旅行、という事で電車の切符の買い方とか。こういう「たぶん使うだろうな」という奴はモチベーション高く読める。

実際、せっかく勉強しているのだから使いに行きたいな、という気はして来ている。来年あたりはフランス行こうかしら?

そして3章読み終わった〜〜! 頑張った!

雑記帳も読んでおくか。

雑記帳

最後の方にそんなコーナーがあって、基礎語にまつわる言語の読み物、という感じの内容がある。 これがなかなか良い。

この手の読み物はあまり記憶に残らないけれど、気軽に読めるし、真面目に勉強している時にも「なんかこの新出単語、前にどこかで見た事あるな」という気分になる、というご利益がある気がする。

知らない単語が一杯あると結構ストレスだが、なんとなく見た事ある気がする物が多いと大分このストレスが軽減されるような気がする。気のせいかもしれないけれど。

あんまり時間を掛けすぎると費用対効果がいまいちだが、ちょっと息抜きに読んでいくのには手頃で良い。

最後までおわっての雑感

雑記帳、全部読み終わった〜!一通り終わった事になる。 せっかく終わったのでまとめとか。

この本は会話の本である。 1ページ弱の対話と、それに関連する文を幾つか載せている本で、どう使い分けるか、などの雑談的な説明がある。

本書は既に入門書を終えている人を明確に対象にしている。 はしがきでは受験英語批判とかばかりでそういう肝心の事が書いてないのはいまいちな点と言える。

語彙の解説がかなり少なく、文法の解説もあまりなくて、ただ対話が載ってるだけ。不親切でいまいち。

ただ、音声は結構速くて繰り返し聴くに耐える良い録音に思う。 どんどん進むので復習としては量を聴けて良い。

また解説が少ない分、対話の分量が多いので、読解教材のように使える。 分量が多いのはスペイン語話者がフランス語を初めて学ぶには良い条件だったかも。 そんな説明無くても結構分かるようになった。未来時制とか再帰動詞とか、形が似ているのでだいたい想像がつく。知らない言語だとこうは行かないが。

最初はつっかえてばっかで全然進まず、こりゃ続かないかなぁ、と思ってたが、ちまちま辞書を引きながら進んだら、最後の方はスラスラ読めるようになった。大分フランス語に慣れた感じはする。

読解系の教材は長くなると難易度が跳ね上がってしまって最初に読むには辛い物が多いので、読解の経験を積むのには、むしろこの本の方が良いかもしれない。
この本は別段文法事項を網羅しようという姿勢が無いので、後半も平易な対話が続く。だからあとの方もそんなに辞書引かずにスラスラ読める(その分最初も同じくらい難しいが)。
単語の解説も少ないとはいえちょっとはあるので、結構助けられる事も多い。 簡単な多読の教材としてはなかなか良い気がした。

また、自分はレベルが合わなかったが、本来の対象読者が会話教材として使う、という目であらためて見直すと、最初気づかなかった良い所も結構ある気がする。 かなり実用性の高いトピックが選ばれているし、目次もまぁまぁ引きやすい。各対話の周辺で関連する例文をいろいろ挙げるので、実際に使う一日前とかに使いそうな所を復習すると、結構良いんじゃないか。 期待していた物とは違う教材だったが、正しく使えば悪くないかもしれない。
自分も将来そうやって使おうと思った。

今後の学習方針

さて、一回終わっただけでまだまだちゃんと覚えられてない事だらけだが、次は二周目を頑張る前に、文法とかの解説がある入門書をやろうかなぁ、と思っている。やっぱり入門書を一回はやらないと、曜日の名前も分かりゃしない。

復習に関しては、しばらくは寝る前とかに音声を聞きつつ分からない所を見直したりはしていくつもりだけど、あんまり完璧は目指さず、とりあえず多読、多聴の教材として使っていこうかな、と思っている。