edXのBiochemistry 705xも終盤にさしかかってきて、そろそろBiochemistryというコースの全容は理解してきたと言えそう。

今年の6月から勉強を始めて、そろそろ半年になる。 大分、生物学という分野の構成というか、最初に学ぶのが何で、それらを一通り学んだ人が共通でやるのは何か、みたいな事を理解してきた。

感覚的には今やってるBiochemistryは学部の二年くらいでやる事だろう。 大学の入門的な生物や化学をやった事を前提にしていて、ある程度実験も受けている前提で話をする。 そのうちのいくつかは自分が学んでない事も含まれている。二年生でもこの授業についていくのはそれなりに大変だろう。 MITの学生のレベルの高さが伺える。

edXのコースとしては、このあとに細胞生物学と分子生物学のコースが続く。 これは入門でもやる内容だが、ずっと突っ込んだ内容となるのだろう。 大学三年生でやる二大柱なんだろうな。 経済学で言う所のミクロとマクロ、物理でいう所の統計力学あたりの内容になるんだろう。

この辺を終えるとたぶん来年の夏あたりになるんだろうなぁ。 他の科目とかやらずにずっと生物だけやってるので、たぶん普通の学生の三倍くらいのペースと思うと、一年ちょっと勉強して三年分というのはどんぶり勘定も合う。 これでかなり意欲的に勉強する生物専攻の学生の学部くらいの知識になりそう。

当初はそこまでやる気は無くて学部二年くらいまでの、いわゆる教養の次くらいまででいいかと思っていた。 だがその二年くらいの内容の終わりが見えてきた現在、ここまでやったのだから細胞生物学と分子生物学もちゃんとやろうかなぁ、という気分が高まってきている。

今はBiochemistryの膜間輸送のあたりをやってるが、以前生理学のコースでやった時よりもさすがに圧倒的に理解が深い。 基本的なメカニズムだけじゃなくてkineticsとかもちゃんと理解しているし、アミノ酸も20種類全部覚えた上で様々な酵素のallosteryとかを細かく見たあとなので、一つ一つとても良く分かる。 あぁ、本来はこうやって勉強するものなんだなぁ、と思った。

単なる好奇心でなんとなく始めた生物学の勉強だが、思えば遠くまで来たものだ…