1月くらいに頑張って書いてた論文、rejectされました(T_T)

自分ではなかなか良い論文が書けたと思っているのだけど、「これがrejectされるなんておかしい!」という程でも無いので、この結果は実力と受け止めるしか無い。
査読的にもギリギリ、という感じでは無く、力及んでない感じ。ぐぬぬ。
悔しいなぁ。

こうやってrejectされて自分の実力を客観的に知る機会ってもうあんまり無いので、貴重だと思う。 我々くらいの歳になると自分に言い訳するのがうまくなりすぎて、毎日に失敗なんて何も無い、と感じてしまうから。

いつも価値ある事をやってる気がしてくるが、論文を書いてみてrejectを食らうとそうでもない、という事が示されてしまう。 悲しいが、ここ数年の自分のアウトプットを厳しく振り返る事が出来る良い機会に思う。

厳しく、といいつつ言い訳をさせてもらうと、最初から論文を目的に研究をしている人よりは、自分がやろうとしている事は一段難しい、とは言える。

実際にプロダクションを開発しつつ、その中での発見や発明で論文を書く、というのが今回やってる事なので、 やはり最初から論文目的でやる場合に比べると、論文としての完成度は劣る。

最初から研究目的で何かをやって通すのをなんで出来なかったかといえばプロダクション開発だけで時間を使い切ってしまったがゆえなので、自分の無能、または労働期間の短さのせいで、これはまさに自分のせいなのだが。

ただ、理想的には自分は実プロダクトを開発する過程でちゃんと1st tierに論文を通せるような仕事をして、それを論文を通す事で証明したい、と思っている。 だからこの論文を通せていれば、研究目的の研究をするよりもむしろ良い、と思っている。

で、今回の論文はそこまで悪くはなかった。ただ力は及ばなかった。 これが今の自分の立ち位置なのだろう。

査読は運もあるので、気を取り直して他にも出していきたいが、一方でrejectされたという事もちゃんと謙虚に受け入れて行きたい。最近傲慢な気もしているので。
自分の今の仕事の内容はこのくらいである。

なお、夏にヨーロッパに学会に行く必要は、残念な事に無くなってしまったので、 夏とか秋とか、フランス語圏に行く予定はそろそろ建てられるようになった。 夏のパリとか暑そうだから梅雨か秋だなぁ、と思うが。

梅雨だとちょっとフランス語の準備が終わらない感じなので秋かな〜。 秋ごろの学会に都合良く通ると嬉しいのだが。