論文を書くのに、Overleafというサービスを使っている。 前回もこれを使った。 左にlatexのtextareaがあって右にpdfのプレビューが出る、 という感じのサービスで、複数人で同時編集出来て、補完も結構ちゃんと効いて、 アカウントもGoogleとかtwitterのアカウントで普通にログイン出来て、しかもFreeプランが太っ腹過ぎる、と使ってる側からすると何も不満が無い。

普段はAndroidのタブレットのChrome+Bluetoothキーボードという組み合わせで使っていて、とりあえずモバイルのChromeでもちゃんと動いている。

別にどうという事は無いサービスなのだが、latexは昔から環境作るのが凄くかったるかったので、webサービス化の恩恵は地味にでかい。 モバイルのブラウザでもちゃんと動くとか同時編集とかがちゃんと期待通りに動く、ってのは良いね。

出来たらアプリの方が良いなぁ、と思う所はある。例えばしばらくpdfで読み直したあとちょっとキーボードをonにして編集したい、 という時、configuration changeの扱いになるっぽくて、ブラウザが再生成される。その後jsでいろいろロードされてようやく画面が使えるようになる。 これはうんざりする。 ただまぁちょっと我慢すれば良い。

テキストエリアもいまいちだなぁ、と思う。カーソルは見づらくて、なんかこうスイスイ動かない。 ただ所詮latexなので、その気になれば補完なしでローカルのエディタで書いてもいい。 その辺はちょっとした修正とがっつり書くので使い分ければ、結構我慢出来る。

2018年にもなってlatexのコマンド調べたりするのはあまりワクワクする事でも無いが、 やりたい事は一通り出来るし、どの学会でもlatexのスタイルファイルは用意されているし、共同編集してもそんな壊れないし、テキストエディタだけで作業出来るし、まぁいいか、と思える事も多い。

むしろPC持ち歩かずに作業出来るという恩恵の方が自分には大きいな。

タブレットを立てかけてBluetoothでへこへこ作業する、というのは、今の時代の自分的な一つの到達点だなぁ、と思う。そんな重くないしバッテリは一日以上保つし十分快適で、作業していて幸せを感じる。

そんな訳でOverleafは割と可愛い奴だ。