東京に居る間しか本の裁断とかスキャンの環境が無いので、今のうちにスキャンが必要そうな語学の本は買っておく。 全てやるとは限らないが、用意しておけばやる気も出やすいし、語学書は安いので、費用対効果は良い。

今すぐ覚える音読フランス語

amazon: 今すぐ覚える音読フランス語 (東進ブックス)

スペイン語の頃にお世話になったシリーズのフランス語版。 何故か本屋では全然見つからなかったが、Amazonにはあったので購入。 そんな古い本という訳でも無いのだけどなぁ。

この本は読解型の単語帳で、速読英単語のフランス語版、みたいな位置づけ。 語彙のリストは良く出来ていて、良い意味で大学受験の参考書のよう。 訳と単語のリストでだいたい単語の意味は分かるから、あまり辞書を引くのに時間を取られずに済む。 この辺は対訳本とかをやってくよりも圧倒的に効率が良い。

その国の文化とか歴史の話題が多く、その国の言葉を学ぶ人間にとっては興味深い内容が多くなってる所も良い。

一課あたりの長さは比較的短くて、文も平易なものが多い。 ただ全部で60課と分量が多いので、全部聴き込むとかなり語彙は増えて、リスニングや読解の慣れも大分進む。 楽して分量をこなせる教材。

スペイン語の時は、これをきっちりやると、あとは対訳本とかでいいかな、と思えるくらいの所までは行った。 フランス語も多分そこらへんまで行けそう、と期待している。

聴いてわかるフランス語ニュース 基礎編

amazon: 聴いてわかるフランス語ニュース 基礎編

子供向けのニュースのCDと、そのスクリプトとちょっとした語彙リストがある、という物。 子供向けといいつつ内容は普通に社会のニュースとかなので、内容の幼稚さみたいなのは感じない。 その割には単語は平易なので、今の自分でもスクリプトは普通に読めそう。

2004年と古いのが気になったが、パラパラ見た感じ別に今でも興味深く読めるニュースばかりだったので、そこは問題無さそう。

読解教材としては、前記の音読フランス語で十分な気がするので要らないかなぁ、という気もして、買うかどうか結構悩んだ。 昔は英語勉強する時はニュースとか良く使ってたが、最近はyoutubeとかでそれ意外の教材になりそうな物もいっぱいあるからね。 別にニュースを聴けるようになる必要がある訳じゃない。

ただニュースは割と簡単に見つけられて、しかも良く更新されるので、音声教材としては探すコストは低い、というメリットはある。 聴けるようになれば、勉強を続けやすい、というメリットはある。

という事で少し定番のNHK WORLD RADIOを聴いたら、今の自分の実力には少し難しかった。スクリプトを頑張って辞書引けば読んでいく事は出来るだろうし、そのあとなら聴きとりも頑張れば出来るだろうが、まだそこまで頑張る気も起こらない。
もう一段簡単なニュース系の教材で少し慣らせば、この辺はなんとかなりそうかなぁ、という気もするので、この教材を買ってみた。

この辺を少し経験積んでおけば、その後はネットでフランスの子供向けニュースとかも射程に入るので、教材選びは大分楽になる、と期待している。

なお、Le journal des enfantsという子供向け新聞が題材らしい。少しこの新聞のサイトとか見てみたが、いまいち記事の在り処とかが分からなかった。

とりあえずネット上で教材探す時間を少し節約する、くらいの軽い気持ちで購入。

現地収録! フランス語でめぐるPARIS

amazon: 現地収録! フランス語でめぐるPARIS

これは今回買った中では圧倒的に高難度で、スクリプトを読んでも分からないレベルの、普通のインタビュー、という感じ。日本語の書籍として手に入る中では最高クラスの難度なんじゃないか?これ。 これを普通に理解出来れば、youtubeで同種のパリ紹介動画とかが普通に聴けると思うので、教材にはまったく困らなくなりそう。

そんなちょっと難しすぎる気のするこの教材を買った理由は、トピックが気に入ったから。
やはりパリには憧れあるよね。
フランス語やるからにはパリには行きたいよな、という事で、パリ行きたい欲とかを高めてフランス語のモチベーションにもつながったりしたらいいな、という事も期待して買ってみた。

これをやる所まで行くと良いねぇ。最終目標という感じだな。

French: Short Stories for Beginners

こちらは英語で書かれたフランス語の教材、、、といいつつ英語もほとんど無く、フランス語でフランス語を学ぶ、という趣。買ったのは少し前。

Kindle版が安かったのと評価が高かったので買ってみた。 音声はmp3のダウンロード。そうそう、これだよ、という形式。

内容としては、一課はイギリス人の女の子が文通してるフランス人の女の子の家に遊びに来て、現地のボランティアの語学教室に行く、とかいう話。 設定を工夫する事で、語学教室の入門っぽい会話を自然な物語にしてるのは頑張ってる感じはある。 で、その頑張りはうまく行ってる気はする。

そんな難しくないし、これでもいいかなぁ、とギリギリ悩むくらいの難易度だが、ちょっと単語の解説が少なくて、意外と辞書に頼らないといけない頻度が高い。英訳が無いのが辞書引く量をさらに増やしている。
その辺の辞書引く時間を省いて音とか覚えるのに使いたいので、音読フランス語を買ってそっちを先にやる事にした。 難易度的には音読フランス語の方が多分高いけど、教材の出来が良いので向こうの方が学習コストが低いという…

ただこの教材は結構簡単なので、音読フランス語よりあとなら問題無く出来ると思う。 で、これは入門向けだが、その次のレベルもある模様。 結構分量はあるので、これをやる所まで行けば電子書籍の教材には困らなくなりそう。

という事でしばらくやる気は無いが、今回スキャンした物でさしあたってやる気になる物を一通り終えたらこのシリーズをやっていきたい。

一応今回スキャンした物だけで物理本は終わりにして、以後はこのシリーズを中心に電子書籍とかyoutubeとかで勉強していきたいなぁ、と思ってる。 そう思えているのはこのシリーズに出会えたからではある。

フランス語のシッフル(数字)なんてこわくない!

これはちょっと変わり物で、数字とかの専用の本。月とか曜日とかもある。 自分はこの辺をちゃんとおさめた音声教材を持って無くて、そのために入門書買うのもなぁ、と躊躇してたので、ちょうど良いや、と購入。

個人的には買い物とかの範囲の数字が分かれば、それ以外の数字に強くなるのはかなり学習の後半で良いと思っているので今のところは一部しかやる予定が無いが、手元に持っておいて調べられる状態にはしておきたいからね。

口が覚えるフランス語

これまでは読解とリスニングの教材だったが、これはスピーキングの教材。 日本文を読み上げ、ヒントの単語を読み上げ、少しポーズが入って、フランス語を読み上げる、というCDとなっている。

このシリーズの中国語とスペイン語はやった事があるので、どういう教材かは分かってる。 このシリーズは文法や作文の勉強にもなって喋るという点では素晴らしく効果があるのだが、とにかくつまらない、という欠点がある。 めっさつまらない。全然やる気出ない。

という事で、実際に行く日程が決まってやる気がマックスな時に一気にやってしまいたい、と思っている。 短期集中でもかなり実力アップにつながるので。

そういう訳でこの教材はフランス語圏へ行く予定が出来てからやろうと思っている。
ただ、ここまで勉強した以上、たぶん使う国への旅行はすると思うので、この教材をやる機会はありそう。

The Story of French

ここからは読み物とか。 この本は英語で書かれたフランス語の歴史とかの本。 和訳が本屋で売ってたのをチラっと見たが、日本語は電子化されてなさそうな上に裁断しづらそうな本だったのでどうしよっかなぁ、と悩んでたら、英語版はKindleがあったので英語版を買った。

フランス語のうんちく的な読み物を読みたいなぁ、と思ってたのでその枠で。 この手の本は買ったまま読まない事も多いので読むかどうかは不明だが、言葉を覚える時のこの手の周辺の知識は、結局文化とかを知る時には結構役に立ってる気はする。

あとKindleなんでスキャンしなくていいしね!

ナポレオン ―獅子の時代―

アワーズでやってるナポレオンの漫画。 これは結構前からポチポチと買ってるので最近買ったという訳でも無いが。

この漫画はちょくちょく飛ぶとはいえ、結構ちゃんと歴史を書いているので、歴史を学ぶという点でもなかなか良い。

やはりフランスの歴史と言えばナポレオン戦争!という自分としては、このシリーズは揃えて何度も読み直したい。 そしてそのうち舞台を回りたいね。せっかくフランス語覚えてるんだし。

カペー朝 フランス王朝史1

amazon: カペー朝 フランス王朝史1 (講談社現代新書)

こちらは歴史小説、、、というか、ローマ人の物語、みたいな感じの読み物。 この佐藤賢一さんという方は凄い長いフランス革命の小説も書いていて、そちらを読むかどうか判断する為にも買ってみた。今のところ一通り揃えて読もうかな、という気では居る。

フランスの歴史をちゃんと勉強するのもそのうちやりたい気はしているが、手頃なKindle本も見つからなかったし、まずは小説とかで周辺の知識を増やしていきたい気もする。

カペー朝はゲルマン民族の大移動からフランスという国が興るまでの所で、結構しょぼい話だけれど、その辺もまた趣がある。最初は地方領主と大差無いが、それがどう生き残ったのか、というあたりとか。

イギリスとの関係とかはこの時代くらいからいろいろあるので、そういった背景を知っておくのは必要な事だな、とも思った。

ただやっぱりこの辺の時代は地味やね。 アッバース朝とかの華やかさとはえらい違い。

雑感

いやぁ、今回はなかなかいっぱい買ったな。 どれだけやるかなぁ。

読解とリスニングの教材は本屋には他にも幾つかあって、そんな数がある訳じゃないのでこの機会に買ってしまおうかとも悩んだ。 だが、今回買ったものだけでも十分以上にあると思うので、買わなかった。入門と中級の間は結構分量が要るとは思うのだけど、こんだけあればとりあえずは十分でしょう。

この辺から先は興味とかを優先して題材を決めたいので、ネット中心にした方が良いかなぁ、とか思っていたりもする。

今のところフランスで働いたり永住する予定は無いので、今回買った範囲でたどり着けるところまでで、不足する事は無い、と期待している。 たぶんPARISの本以外を一通りやったくらいでも、スペイン語と同じくらいまでは行くんじゃないか。あそこまで行けば当面は十分かなぁ。

暇だったから軽い気持ちで始めたフランス語だが、思ったよりも楽しい。久しぶりに語学勉強するとなんか毎日に張り合いがあって良いね。

歴史とか文化とか都市の話はもっといろいろ読んで行きたいな。

自分はどこかの国に行く時は、言葉と歴史を学んでから行くのを自分ルールとしている。 ただフランスの歴史はいろいろと現代の世界に与えたインパクトも大きいので、その枠を超えていろいろ興味は湧くやね。