スペイン語から学ぶフランス語 というサイトがあり、ブログっぽいのだが、電子書籍としても売っているらしい。
ブログの方は無料で読める。

少し読んだ感じではフランス語がしゃべれるようになる、という感じでは無いが、ちょこちょこ知識は増えるのと、読んでて「なるほど」と思う納得感が大きいので、買ってみる事にした。
ブログの方でだいたい全部読めそうだが、まぁ応援しよう、という事で。

で、DLマーケットというサイトで買うのだが、これはAmazon Payに対応していて、結構気軽に買える。 誕生日とか入力しないといけないのがちょっとだるいが、クレジットカードとか出さないでも買えるのが良いね。 あと一歩だ。

思えばこの手の購入は、クレジットカード入力したりアカウント作ったりが一番の壁なので、この辺で気軽に買えるようになればネットでももっと気軽に買うのになぁ、と思う。

epubはPlayブックスで読む

なんかepubを開くとPlayブックスにアップロード、みたいなActivityが反応するのだが、何もせずに終わってしまう。

意味が分からないが、とりあえずplayブックスアプリを開いて、書籍が出るであろう画面を開いて、一旦Google Driveに上げて、そこから開いたらアップロード出来た。

読み始めるまでは出来が悪いアプリだな、という感じだが、一度開いてしまえばなかなか快適に読めるね。

これは思ったよりも良い(途中の感想)

現在tenerのあたりで、真ん中くらい?まで読んだ。 思ったよりもしっかりフランス語の話をしていて、なかなか勉強になる。そんな期待してなかったのだが、当たりかもしれない。

基本単語についてスペイン語話者が自然と疑問に思う事を書いていく、というスタイルは、読んでて「へー」という納得感があるし、何より基本的な単語こそが一番スペイン語とフランス語が違う所なので、知るべき事だけが詳しくまとまってる感じでとても無駄が無い。

あと一歩頑張ると系統だった文法書になって素晴らしい教材になるんだけどなぁ、と惜しい気持ちでいっぱいだが、読み物としても結構読めるのでこれはこれで悪くない。

最初の導入は凄い読むの辛そうに見えるが、読み進めてみるとそうでも無かった。損してる感じだが、まぁそんな商売頑張ろう、という気は無いのだろうな。

導入で損していると言えば、冒頭で述べてるよりは、実は筆者はフランス語分かってる感じがする。 きっとスペイン語は凄く堪能なのでその分謙虚なのだろうけれど、それがフランス語勉強するには役に立たなさそうだな、と思って買う気を失せさせてしまっている。もったいない。

セネガル在勤の人らしく、話の枕にちょくちょくセネガルの話が混ざるのが、またセネガルという国を全然知らない自分には異国情緒があって良い。

あと、Playブックスでepub読むのは快適でいいね。 epubはスマホと相性いいよな。

2017/11/24

一通り読み終わった。後半は雑談が多くてあまりフランス語の話が無かったが、読み物として普通に面白かったので、値段を思えば買う価値はあったかな、という所。

内容的には結構難しいトピックもあって、スペイン語の方も知らない、というのもちらほら。
雑学的にフランス語の知識を増やして心理的な距離感というか親近感を増すという効果はあった。 本の目的は達成出来てると言えそう。

不満点。自分が欲しい物ほもうちょっと系統だった話だなぁ、と思った。
そもそも本自体がちょっとした事を集める、という本なので、蕎麦屋に行ってカレーが無いと文句言ってるような所はあるが。

どうしてもスペイン語と「違う所」に焦点があたりがちだが、学習者としては同じ所も説明して欲しいなぁ、という気がした。 スペイン語と同じで簡単な事はたくさんあると思うので、それも一通り触れて目次的には普通の入門文法書になってるような物があったら素晴らしいのになぁ。

あと、分量が少ないので、3倍くらい欲しいな、という気もする。 これはお値段が安いので値段からすれば納得感はあるのだけれど、単純にもうちょっと読みたいな、と思ったという事で。

結論。導入のなんかスベッてる感じの解説は、読んで見るとそうでも無くて、結構読み物として面白く、またフランス語も最初に述べてるよりは筆者のレベルは高く、入門者なら十分な内容となっている。 内容も結構多岐に渡ってて、読み物系でフランス語の知識を増やしたい、と思っているスペイン語話者の期待には、見た目よりは応えると思う。地味に目次も使いやすくて、あとで特定の場所を読み直したい時も結構すぐ見つかる。
あと、スペイン語話者がフランス語学習の時に遭遇するような「えっ?そうなの!?」みたいな驚きを一緒に共有出来て、読んでて仲間意識みたいなのが芽生えて楽しい。
という事で見た目よりオススメの内容です。