社会保障費の内訳
社会保障費が増加している、という事ですが、具体的にはその中の何が増加しているのでしょうか?
ここでは合計の社会保障費のうち、寄与の大きな年金と医療をプロットしてみました。
医療費は90年代の中頃までは大きく伸びていた項目ですが、95年後半からは比較的傾きは落ち着いてきています(近年また増加の兆しが見えますが)。
想像出来るように、年金は大きく伸びている項目です。
両者の和は社会保障費のかなりの部分を説明出来ますが、それ以外の項目が伸びている事も、「合計」と「医療+年金」の差が広がっている事から想像出来ます。
高齢化を考えると伸びていく事はある程度仕方ないと言えますが、この伸び方を見ると、どの位の水準に収めるべきなのか、というのも考えていく必要がありそうです。