歳をとると体が衰えるが、それに心が適応するのあ遅れがちに思う。

例えば風邪をひいた時に、それがどのくらいで治るのか、という期待値を若いころのままで考えてなかなか治らない、 と感じるのは良くある事に思う。 全体的に、心の適応は遅れるパターンの方が多いように思う。

最近原論文から解き明かす生成AIや関連論文を読んでいて、Adamの学習レートとかの話があった。 確か途中から減らすとかいう話だった気がする。 機械学習で学習レートを変えていくのは良くある話だろう。

人間も歳を食うと学習レートが下がるのではないか?とふと思った。 何かの事実に直面した時に、「それまでの経験」というものを事実で更新するようなイメージでいくと、 加齢とともに「それまでの経験」は豊富で大きいものになっていくが、 それにともなってその経験と異なる事実に直面してもそれを変更する量が減っていく。 まぁそれはそうだよな。 別に新しい考えでも意外な事実でもない。いかにもそうなってそうだ。

一方、たとえば小学校4年生が風邪をひいた時に、どれくらいで治るのか、 という期待は、めっちゃ最近の経験で判断しそうで、 小学校2年生の頃の経験はほとんど影響を与えないだろう。 めっちゃ最近の経験で大きく「それまでの経験」を更新している気がする。

若い頃は凄い勢いでどんどん「それまでの経験」を更新していって、 価値判断なども大きく変化していく。 それがだんだんと歳をとると、目の前の事実が予想に反しても、次の予想を変える度合いは減っていきそうだ。

心は変化がにぶくなる一方、身体の衰えはむしろ大きくなる。 より早く変化する身体とより変化しなくなる精神の組合せは、 いつまでも若いままだと勘違いしては判断を誤るという事になりそうだなぁ。