最近のお絵描きの雑感
最近は、こすふぃーのInstagramを適当に見て、それを描いている。
VRoidのモデルを描くのは、写真ほどは難しくないが、2Dの絵を模写するのよりは難しくて、ちょうど良い難度なのと、 対象がいっぱいあるので何を描くのか探すのが楽という事で結構気に入っている。 見栄えを良くしようと工夫した写真が並ぶ訳だが、失敗も結構あるし3Dモデルの制約とかもあるので、 適度に成功失敗があって、その中から選ぶという過程でポーズとかレイアウトの勉強にも部分的にはなっている気がする。
お絵描きツールは、普段はこすふぃーの作ったrakugaki_paoというwebのお絵描きツールを使って描いてその場で投稿しているので描いた絵は残っていないが、 最後に描いたのはこれ。

このツールはいろいろ制約があって、例えば拡大とか無いし色も規定以外を選ぶのがかったるいので影とかあまり描く気が起こらない。 その制約の中で30分くらいで1枚を、一日2枚くらい描いている気がする。
VRoidのインスタを描く、というのは、練習には手頃で良いと思う。 対象はいっぱいあるからやりたいだけ続けられるし、気に入ったものを選べるので描いていて満足度も高い。 一枚20分〜30分程度のちょっとした落描きをしていく、というのは、 絵の初心者が楽しみながら経験値を積むのに向いているんじゃないか。 30分くらいなら休憩無しで最後まで描き切れるし、 出来上がったものも趣味のお絵描き、として成立している気がする。 クロッキーとかに比べて修行感も少なく、活動自体を楽しみつつ経験値がためやすい。 一方で、この制約での30分程度だと、ディテールはあまり上手くならないので、そういうものを向上させたければ別の練習が必要とは思う。 自分はそっちはぼちぼちでいいかな。 全体的な出来にフォーカスする方が初心者に向いていると思う。
3Dのモデルを描くのは、2D絵の模写とは結構違う。 最初の頃は3Dのモデルは詳細がどこまでも細かくあるので、そのまま描こうとして破綻していた。 これは今の自分には難し過ぎるか?と思っていたが、一週間くらい続けていたら慣れてきて、最近は2Dの模写とあまり変わらない出来になってきたと思う。 2Dの絵の模写はなるべく同じに描く感じになるので絵を描くというよりは比率が同じになるように製図する感じになってしまいがちだが、 3Dの絵を描くのは模写では無くて解釈が入るというか、 自分の知る文法に合わせて翻訳するような部分があるので、 模写よりもだいぶお絵描きしている感じになって、絵を描く楽しさがある。
この辺まで来ると3Dのモデルでポーズ作って取り込んで描くよりは写真を見ながら描くのに近いので、 普通に絵を描いているという枠内になっていると思う。 2Dの絵の模写は、既にあるものの劣化版を複製する感じになるので、出来上がるもの自体にあまり意義は感じないのだが、 VRoidのインスタを2Dにするのは複製とは違う活動で、原理的には出来たものに意義を感じられる(実際に出来た絵にそれを感じられるかはまた別の話だが)。 一方でポーズを作ったりは自分でやっていないので、そういう練習は別途必要かもしれない(そいういう事をやりたければ)。
絵の出来に関しては、こんなもんでいいかな、という気がしている。 別にもっと良くする余地はあるのだが、この絵を改善していきたい、とはあまり思っていなくて、 こういう絵に関しては、もうちょっと数描いて慣れてきたら、もうそれでいいかな、と思っている。 この絵を改善するよりは、もっと凝った服やポーズとか、インスタ以外のものを描いていくとか、 そいういう幅を広げていくような事をやりたい。
個人的には模写じゃない絵でこのくらいでいいか、と思えるようになったのは人生で初な気がする。 今の活動が模写じゃないと言ってしまっていいかは微妙な所もあるが、まぁここらへんまでくると先にも言った通りあとはグラデーションだろう。 これまでも、模写はこのくらいでいいか、と思えるくらいの出来のものが出来るようになった事は何度かあるのだが、 今までは模写以外と模写の間の断絶が大きすぎて、模写以外で満足行くラインを越す事が出来なかったんだよなぁ。 今回は、はじめて模写以外の活動でもこんなもんでいいか、と思えるものが出てきている気がする。 はじめて練習では無い創作のアウトプットになったと言えない事もない。
今回そこまで行ったのは、絵の実力よりも、心境の変化の方が大きい気もする。 生成AIがめちゃ凄い絵を描くようになった結果、かえってそういうのに対する憧れは無くなって、 目指すゴールがより低くなった気がする。別に上手くなっても仕方ないしな、みたいな。 そんな折に読んだイラストをそれっぽく描くコツもたてなか流クイックスケッチも、 正しく描く事をある程度否定した本で、今の時代に絵を描くという事を考え直すきっかけとなった。 上手くなるよりも、絵を描くという事を通してどういう楽しみを得られるかだよな〜、みたいな。
生成AIがお絵描きという趣味に対して与えた影響という観点からすると、低い所で何をやるかを模索するようになった、という変化は、 お絵描きという趣味にとっては、むしろ良い事のように思う。 ずっと練習して練習だけで飽きてやめてしまうよりもずっと良い。 以前の自分は練習だけで飽きてしまってやめてしまっていた。 今は練習よりも何をやろうかという方に目が向いている。 これは以前の自分よりも良い。
お絵描きという趣味において、ゴールを低い所に設定する、というのはめちゃくちゃ重要だよな。 今の時代は低いゴールを自分で納得しやすくなった。
VRoidの写真を絵にするのはこのまま続けていこうかなぁ、と思う一方で、 それ以外の事もそろそろやっていきたいな、という気はしている。 以前途中までやって止まっているたてかな流クイックスケッチでもやろうかな〜。