という事で本日バイク屋に行ってこれまで乗ってたVTZ 250を廃車にしてDio 110を受け取ってきました。 軽く走ってガソリン入れて来たくらいの印象を。

走り出すまでがめちゃ楽

マウンテンバイクのあとにママチャリ乗った時と似た感じなのだが、乗る時にまたがなくて良い、というのがめちゃくちゃ楽だ。 立ってる状態からすぐに移行出来る。 乗ってる姿勢も足を揃えて乗るので、歩いたり立ち止まったりしているのと似たような何か、という感じで、 なんか板に乗ると勝手に動き出す板に乗っているような楽さがある。

またがってタンクを挟む、というのは結構大きな動作だったんだなぁ。

凄い気楽に近くのドラッグストアとかまで行ける。自転車で行くか悩むくらいに気軽。 出かけるのに全く気合が要らない。凄い楽。

取り回しの良さを期待して買ったのだけれど、取り回し以外でもめちゃくちゃ楽だった。

カーブの小回りが思ったより効く

なんか凄いくるっと狭い孤で回る。 引いている時もそうだし、走り出しでもそう。 凄い短い距離で回れる。

引いている時に小回りが効くのは期待していたものでもあったが、 実際にくるっと回ると驚きがある。そうそう、これだよ、これ、って感じ。

走ってる時の曲がりが思ったよりも曲がるのが予想外だった。 実際には大したスピードじゃないのになんかスピード出して曲がってるかのような楽しさもある。 カーブ意外と楽しいな、こいつ。

思ったよりも走るな、という印象。

足が何も無いのは落ち着かない

VTZ 250は(というか普通のバイクはなんでも)ギヤを変えたりフットブレーキ使ったりと足が割といそがしかった訳だが、 それが何も無いので、めちゃ落ち着かない。 ウィンカー出して右折する時に「あれ?何もしないでブレーキしていいの?」という気がしてなんか不安になる。 これは間違いなくすぐ慣れる奴なんだが、 最初は違和感が凄い。

取り回しは期待通り最高

駐車などの取り回しは凄い楽。小回りが効くおかげで狭いところでUターンも出来るし、サイドスタンドかけるまでも全然力を使わない。 車体が重いのはこういう動作には結構影響していたんだなぁ、と発見があるくらい楽。

VTZでは至難の業だった、最寄りのドラッグストアの駐輪場の割と狭い白線の中におさめるのも超カンタン。 これだよ、これ。

引いて歩くのも何も辛くない。気合も要らない。というか学生の頃乗ってたスクーターはもっと押して歩くの疲れた気がするんだが?というくらい軽い。 これは期待していた事なのだが、期待通り素晴らしい。

路面の振動は思ったより無い

webでは結構振動拾うという感想もあったのでちょっと不安もあったが、思ったよりも振動は無い。 むしろVTZよりもだいぶ吸収出来ている気がする。思ったよりもVTZのサスは死んでいた可能性があるな…

親のカブとかもたまに乗る機会があったのだが、それと比較しても全然拾わない。 海岸通りは結構段差があるのだが、全然平気だった。やったぜ。

パワーは思ったより十分だった

パワーが無いというのは良く言われているし、まぁ確かにアクセルをあけるとぐっとダイレクトに加速する感じは無い。 信号が青になった瞬間にダッシュとかしたいならまぁ困るだろう。

でも高校生とかじゃないんだしそんなのしないし、というおっさんにとっては何も不満は無い。 そんな信号で飛び出したりしたら危ないじゃん。ゆっくり加速するでいいよ。 普通の車の走り出しよりは全然早いし。

海岸通りくらいのアップダウンだと登りでも全然スピード出るし、 70km/hくらいまでなら全然出るので、下道でこれ以上はむしろ無いだろう、とも思う。 海岸通りは割と流れは早くて、50ccのスクーターだとまぁまぁ辛さもあるんだが、 110ccは全くそういうのは無い、というかむしろ飛ばしすぎないように気をつけないとな、という感じになる。 普通に車の流れで走れて、全然ストレス無い。 60km/hのあたりから辛くなる感じが無いので、自分としては十分以上で、 むしろこれでは十分でなくなるゾーンには入る事が無いから試せないくらいのパワーはある。

国道の6車線とかみたいなのだと不足を感じるシチュエーションはあるのだろうけれど、 むしろそういうシチュエーションくらいだよなぁ。 自分が住んでいるあたりではこのバイクで困るほどのスピードや加速を出すシチュエーションは全く無い、と思った。 自転車だと結構きつい坂くらいならなんでも無い。 峠越えとかでは厳しいところもあるかもしれないが。

東京湾側の産業道路とかは結構困るが、あっちは行かないからなぁ。

パワーが無いという人の言いたい事は理解出来るんだが、 もう飛ばしたりせず、マナー良く普通に移動するだけっすよ、 みたいな我々みたいな人種の人間には、むしろ十分以上だった。

煽られる事はあるだろうが、そういうのには普通に譲ります、という感じだし(そもそもVTZの時も譲ってた)。

タイヤが大きいのは思ったよりも良かった

全然気にしていなかったタイヤの口径だが、少し大きいのは全然違うね。明らかに乗って分かる。 おぉ、こんな違う感じなのか。いいね、これ。 なんというか、前にも書いたが思ったよりも走る感じがする。 こんなまともに走るんだ、というか。

もちろん250ccの普通のバイクとは全然違う訳だが、何十年か前に乗ってた50ccのスクーターの感覚でいたら全然違った。

自分の用途だと海岸通りを通って波チェックに行くのがとても多いので、 海岸通りを走る時の快適さというのはかなり重要なのだが、このタイヤの大きさがちょっと大きめなのはそこですごくアドバンテージだった。 これはいいね。

メットインも無かった身からすると結構入る

メットインが小さい事に定評のあるDio 110だが、これまでメットインが無いバイクを乗ってた自分からすると、 あると無いとじゃ大違いだな、という感じだ。 カバンとかは結構入るし、買い物も大量の買い物じゃなければ普通にはいる。

熱くなるのでメットインには入れないという話も聞いていたが、 そこまで熱くは無い。 アイスとかはいれると溶けるかもしれないが、近場の買い物でちょっと買ったものを入れるくらいなら別に中でもいいかな、と思う。 前にかけてもいいんだろうが。

雑にものをメットインに放り込んで走り出せるのはすごく良い。 あー、スクーターってこういう感じだったなぁ。めちゃ便利。

ただ、ヘルメットいれると他は入らないね。 フルフェイスはギリギリ入ったが、ジェットヘルメットに変えても意外といっぱいいっぱいだった。 これはちょっと想定外ではある。

前の収納も小さいよなぁ。

シートも全く不満無し

固い、安っぽいと割と言われるDio 110のシートだが、思ったより全然普通だった。 普段の街乗りだと全く不満が無い。 むしろ振動とかを思った以上に拾わないので、意外といいじゃん、という感じだった。

長距離だとまた全然違う感想になるんだろうが、結局去年1年間で長距離を一回も乗らなかったのだから、 どちらにせよ優先度は低めだよなぁ。

思った以上にバイク乗るのが楽しくなったのでどっか行きたい

意味もなく乗り出して走るのが楽しいので、どっか行きたいなぁ、という気分が高まった。 ガソリンスタンドまで行ってガソリンいれるだけとかでもやけに楽しい。 なんでこんな楽しいのかは良く分からないが、めちゃ楽しいのでどっか行きたいという気分が高まった。

そういえばバイクって楽しくて、意味もなくどっか行ったりしてたよなぁ、という事を思い出した。

当初は近場の足だけのつもりで買ったDio 110だが、 ちょっと意味もなく近くを回ったりとかしたくなってきた。

せっかく買ったのだから楽しんでいきたい。