AndroidのtargetSdkVersionを35に上げる作業
重い腰を上げて自作アプリのtargetSDKVersionを35に上げる作業をする。
以下最新のAndroid Studioで開いて適当にはいはい言ってUpgradeをいろいろして、 build.gradleのcompileSdkとtargetSdkVersionを35にして何をやってるかわかってる的なやつを選ぶ(わかってないが)、 まではやった上で出てきた問題のメモ。
統計グラフ!
PendingIntentのFLAG_IMMUTABLEが無い
FLAG_IMMUTABLEかFLAG_MUTABLEをつける必要があるらしい。 とりあえずFLANG_IMMUTABLEをつけて先に進み、問題が出たらMUTABLEを検討する。
POST_NOTIFICATIONのpermissionが必要になった
AndroidManifest.xmlに追加する。
NotificationServerからNo Channel found for pkg〜というメッセージが出てNotificationが出ない
Geminiに聞いたら、Notification Channelの作り方を教えてくれて、そこから貼られてたlinkから以下に行き着く。
Create and manage notification channels - Views - Android Developers
Notificationがうるさいから個別に消せるようにする、みたいなの、なんかセンスを感じないなぁ。
以下のような関数を作ってnotificationを表示する前に毎回呼ぶ。
public static void createNotificationChannel(Context context, NotificationManager notificationManager) {
String channelName = context.getString(R.string.notification_title) + " Channel";
NotificationChannel channel = new NotificationChannel(UpdateChecker.CHANNEL_ID, channelName, NotificationManager.IMPORTANCE_LOW);
notificationManager.createNotificationChannel(channel);
}
JUnitが3から4に
なんかgeiminiに聞きながらTestCaseの継承をアノテーションに変えたりする。
kotlin-stdlibとかがDuplicate Classだとかなんだとか
Execution failed for task ':app:checkDebugDuplicateClasses'.
> A failure occurred while executing com.android.build.gradle.internal.tasks.CheckDuplicatesRunnable
> Duplicate class kotlin.collections.jdk8.CollectionsJDK8Kt found in modules kotlin-stdlib-1.8.22.jar -> kotlin-stdlib-1.8.22 (org.jetbrains.kotlin:kotlin-stdlib:1.8.22) and kotlin-stdlib-jdk8-1.6.21.jar -> kotlin-stdlib-jdk8-1.6.21 (org.jetbrains.kotlin:kotlin-stdlib-jdk8:1.6.21)
みたいなのが出るように。build.gradleのandroidの中に
compileOptions {
sourceCompatibility = JavaVersion.VERSION_17
targetCompatibility = JavaVersion.VERSION_17
}
を定義し、 先頭の
apply plugin: 'com.android.application'
を
plugins {
id 'com.android.application'
id 'org.jetbrains.kotlin.android' version '1.8.22'
}
に変える。
antlrがno viable alternative atうんたら、というワーニングが出る
line 1:4 no viable alternative at character ' '
もう元の文法ファイルから生成させるのも困難ないにしえのLexerなので、QLexerのreportErrorをオーバーライドして、 空白のこのメッセージの時だけ無視する。
AlarmでのHTTP Getが失敗するようになった
バックグラウンドタスクの制限の模様。
- About Background work - Android Developers
- Getting started with WorkManager - Background work - Android Developers
WorkManager対応する。合ってるか良く分からないので、数日様子を見る。>駄目だった。バックグラウンドから通信するとやはりunresolved hostになってしまう。
いつなに
ランチャーアイコン
アイコンが小さくなってしまったのでAsset Studioでアイコンを設定する。Asset Studioは以下に移動していた。
View>Tool Window>Resourece Manager
+を押してImageで512x512のアイコンを選びTrimを選ぶ。バックグラウンドはカラーで白を選んでおく。
Data Safetyのセクションを埋める
昔設定した気がするのだが、なんかされてないとの事なのでする。 場所が分かりにくいが左のメニューの下の方のApp contentから行けた。
advertising IDを使ってない、と言うだけだった…
カキオク
Composeがあるのでなかなか苦戦。
namespaceの追加
android {
namespace = "io.github.karino2.kakioku"
...
}
Compose関連のバージョン合わせ、プラグイン以外
相変わらずいろいろなパズルを合わせて答えを出す必要があり、geminiも良く分からないとか言い出す始末。 JVM targetなどは以下を参考にした。
kotlinOptions {
jvmTarget = '19'
}
buildFeatures {
compose true
}
composeOptions {
kotlinCompilerExtensionVersion "1.5.15"
}
そしたらJavaのVMのターゲットがうんたらとか言われたのでgeminiに聞いて以下を追加。
compileOptions {
sourceCompatibility = JavaVersion.VERSION_19
targetCompatibility = JavaVersion.VERSION_19
}
モジュールレベルのbuild.gradleの方では、以下のバージョンとする。
classpath 'com.android.tools.build:gradle:8.7.1'
classpath "org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin:2.0.21"
これでも通らなかったので調べた所、Compose Compiler Gradle Pluginを使えとのこと。
Compose Compiler Gradle Pluginとversion catalogsの導入
ドキュメントは以下。
Compose Compiler Gradle plugin - Jetpack Compose - Android Developers
とりあえず通す最小限の作業をしたいと思ったが、 ドキュメントを解読して現状のgroovyに適応するのはミスが生まれそうなので、 ドキュメント通りにversion catalogsを導入した。
まず、gradle/下にlibs.versions.xmlをtouchで作って、書かれている内容をコピペする。
次にモジュールレベルのbuild.gradleに以下を追加
// https://developer.android.com/develop/ui/compose/compiler
plugins {
alias(libs.plugins.compose.compiler) apply false
}
そしてアプリの方のbuild.gradleに以下を追加
plugins {
...
alias(libs.plugins.compose.compiler)
}
これでcomposeのビルドが通るようになった。
作業を進めているうちにversion catalogsの理解が深まってこれ無しで良かったな〜、と思ったが、 今後コピペしやすいように推奨にしておくか、という気分ではいる。 あまりセンスがあるとは思わないが…
アイコンを更新するとpainterResourceでエラーになる
Asset Studioでランチャーアイコンを差し替えた所、painterResourceの所で以下のエラーになる。
java.lang.IllegalArgumentException: Only VectorDrawables and rasterized asset types are supported ex. PNG, JPG, WEBP
どうもanydpiの下にxmlがあって、これのロードの時に怒られているようだ。解決策をググっても全部のpainerResourceの所を直す必要があるのばかりでさすがにやってられないので、 ひとまずanydpiのフォルダごと削除。
Columnでweightを指定している所が高さ0になってしまう
これはweightを指定していない所のBottomNavigationの中に、fillMaxHeightのButtonがあったせいだった。 兄弟の中で最大、くらいの挙動を期待していた(し、以前はそう動いていた)が、 現在は画面いっぱいを占めるように広がってしまう模様。
自分の期待している動作は親のBottomNavigationのmodifierにmodifier.heightでIntrinsicSizeのMinを指定するのがそれっぽい。
Intrinsic measurements in Compose layouts - Jetpack Compose - Android Developers
Minという言葉の意味は分かりにくいが、子供を最小のintrinsic sizeになるようにmeasure時にサイズを申告させて、 その中の「最大」の子供のサイズをRowのサイズとする、という事のよう。
これでだいたいいいのだが、なんか微妙にボタンを変えるとサイズが変わるようになって、 雑にハンドルしてたリサイズで書いたものがクリアされるようになってしまったので、 あまり違わない時はクリアせずに元のBitmapをリサイズするように変更した。
AndroidViewで中のViewがクリップされずにcanvas.drawColorなどが画面全体を塗りつぶしてしまう
これは以前別のアプリの更新の時にも遭遇したもので、clipToOutlineをtrueにしてやれば良い。
MDTouch
これもComposeを使っているが、前回のverion catalog周りの作業で別にversion catalog使わなくても良い方法は想像がつくのでその方法で試してみる。
compose compiler関連
トップレベルのbuild.gradleに以下を
plugins {
id 'org.jetbrains.kotlin.plugin.compose' version '2.0.0' apply false
}
app下のbuild.graldeに以下を書く。
plugins {
...
id 'org.jetbrains.kotlin.plugin.compose'
}
あとはカキオクでやったのと同じ設定。
import androidx.compose.material.icons.XXXX 系が失敗
material-icons-extendedというのが必要になったらしい。
Missing material icons in Android Jetpack Compose - Stack Overflow
以下を追加。
implementation "androidx.compose.material:material-icons-extended:$compose_version"
GuitarScoreVisualizer
これはいろいろ古いので大掛かりだった。ここまでに書いた事はいろいろやった。
support libraryをandroidxに
appcompatがsupport library時代のものだったので、これを直す。
implementation 'androidx.appcompat:appcompat:1.7.0'
これを入れて、importを全部手で直した。
ビルドするとandroidXがtrueじゃないとか言われるので、gradle.propertiesを最近のプロジェクトから持ってくる。 さらにswitchでR.id.XXXがfinalじゃないとか言われるので、gradle.propertiesに以下も追加
android.nonFinalResIds=false
ACTION_GET_CONTENTでダウンロード下のファイルが選べなくなった
なんか以前そのうち有効になるとか言っていたScoped Storageの影響かな。SAFのコードは手持ちにあるので探して持ってくればいいのだが、 だいたいkotlinなんだよなぁ。GuitarScoreVisualizerはJava時代のコードなのでややかったるい。
SAF対応したが、以下のコードでは同じようにグレーアウトされて選べなかった。
Intent intent = new Intent();
intent.setAction(Intent.ACTION_OPEN_DOCUMENT);
intent.addCategory(Intent.CATEGORY_OPENABLE);
intent.setType("*/*");
startActivityForResult(intent, REQUEST_OPEN_FILE);
setActionではなくIntentのコンストラクタの引数に渡したら選べるようになった(なんで?)
Intent intent = new Intent(Intent.ACTION_OPEN_DOCUMENT);
intent.addCategory(Intent.CATEGORY_OPENABLE);
intent.setType("*/*");
startActivityForResult(intent, REQUEST_OPEN_FILE);