最近、今回の仕事の初期に作ったKVSに、 まぁまぁ大きい機能追加のような事をやっている。 自分の書いたコードが使われていて、 それ故に改善が必要になり改善するのは、 頑張って作った甲斐があるなぁ、というしみじみとした感慨があって、 そういった仕事は楽しさがある。 やはりソフトウェアは使われてこそだよね。 使われると使われるがゆえの面倒もいろいろ出ては来るが。

最近の仕事はなかなか楽しいな、と思って、 その前にやっていた事を振り返ると、これもなかなか楽しかった。 その前にやっていたのも、なかなか良かった。 こうして振り返ってみると、 今回の仕事は書いていて楽しいコードをたくさん書いているな、と思う。 思い返してみると、やりがいのある、書いてて楽しいものばかりをやっているな。

今回の仕事は、 仕事を出す側がそういう風に考えてやる事を考えてくれている所がある。 自分の普通の給料より2割くらい低い代わりに、 仕事の内容を、私がやりたいと思うような事とある程度揃える、 という考えが双方にあって、 それが割とうまく行っている、という事なのだろうな。 難しくやりがいのある仕事というのは、 割と作り出すのは難しさもあるが、 今回の仕事は結構うまい事それがやれている。

やはり何十年もやってきた蓄積のもとに、 こんな事やりたいというのがいろいろ溜まっていたのが良かったんだろうな。 そうしたものの選択肢がいくつかあるので、 技術的に面白そうで自分の関心に合いそうなものを選ぶ事が出来る。 またこのドメインにはそれなりに自分の方にも経験があって、 いつかやってみたいと思っていた事がそれなりに溜まっていたので、 その両方があるから技術的に面白い、作り甲斐がありながら、 単に研究として作ってみましたにとどまらない、 実際に使われるようなものをいろいろとやる事が出来ているんだろう。

プログラムの仕事において、コード的に興味深いものを書いているかどうか、 というのは、 見過ごされがちな要素だが、割と重要だよな。 自分が興味深いと思っている事の方が関心もモチベーションも湧くし、 興味深いと思うような程度には難しい問題をやる事で経験として学ぶ事も多くなる。

今回の仕事は、書いたコードの興味深さという点ではなかなかのものだな。 数年間働いて、振り返ってそう思えるのは、なかなかいい感じの仕事をやれているのではなかろうか。