ライブ変換がなかなか良いと思ってしばらく使っていたのだが、普通の文章でない文、例えば歌の歌詞とかで、 「かまくらよな〜ぜぇ〜♪夢のよぉ〜な〜♪」とか書きたい時に不便なのと、 テクニカルタームなどでローマ字を混ぜたい時に不便なので、 元のGoogle日本語入力に戻す事にした。

Mac上の日本語入力は細かな不具合っぽい挙動が多くてあまり好きにはなれないのだが、 それでも現時点ではライブ変換より良いかな、という結論。

ただUIとしてはライブ変換はなかなか優れているので、もっと賢くなったらこちらの方が良くなる日は来そうだなぁ、と思った。

ライブ変換は文章の変換を自分のコントロール下には置かないという大きなジャンプがある気がする。 特に文章の前半の変換結果をコントロールしないようなインターフェースとなっているので、 自分の好みとしてはここはひらがなにしたいけれど漢字にされてしまった、 とかを受け入れる必要がある。 文章の前半は後半の入力結果で変換が変わるのだが、 戻って再変換するのは手間もかかるしどのタイミングで再変換すべきかもわからないので(早くしすぎると続きを入力したらまた変わってしまう)。。

この自分が意図した結果とは違う結果を受け入れるかどうかは一つの選択だよなぁ、と思う。 入力を自分が書く事の延長とみなすか、 なにかソフトが生成するのを指示するだけとみなすかの違いがここにはある気がする。

普通の文章の方がうまく変換出来るので、自分の書きたい文とは違うが普通の文でいいか、となってしまって、 皆同じような文に落ち着く圧力が強くあると思う。 これは文章というものに強い思い入れがある人は受け入れがたいだろうなぁ。

自分としては、しばらく触った印象では気に食わない部分は結構あるけれど、まぁいいか、という結果がほとんどではあった。 結局は誤字とか多くて、それらを見直して直したりはほとんどしていないのだから、 それと変換の結果が気に食わない事がそれほど違うのか?という話になっていく気はする。

ただ現時点では一部のケースで受け入れがたいものがちょくちょくあって、 それらの手間が結構大きいのでこれならGoogle日本語入力の方がマシかなぁ、 という結論になって戻した。 ただ数ヶ月はライブ変換を使っていたので、どっちがいいかは現時点でもかなり際どい感じになっていて、 しかも今後ライブ変換の側の進歩が進めば向こうの方が良くなるポテンシャルは高い気がする(インターフェース的に伸びしろが大きい)。

という事でブラウザはEdge、検索はほぼBingチャットになってGoogleはあまり使わなくなったが、 日本語入力はまだGoogleという結論になった。