Instapaperを消化していたら、acmqueue: A Second Conversation with Werner Vogelsが入ってたので読んだ。 なんでこれを入れていたのか、いまいち覚えてないが、なんとなくこういうのはomo先生のAmazonファン活動あたりじゃないか、というい気がする(ほんとか?)。

読んでみるとなかなか面白かったので、ブログに感想でも書くか、という気分になってこれを書き始めた。

読んでいて思ったのは、クラウドっていうのは凄くAmazon向きだったんだろうなぁ、という事。企業文化的に。 まさにクラウドというものを作り上げたのがAmazonだったので、偶然向いていたというよりは自分に向いた物を生み出したという事だとは思うが。

一方でこういうのは向いてない事もあるだろうな、とも思う。例えばKindleのアプリで本をダウンロードしている時に、なんだかわからんがエラーになってやり直し、というのは普通にある。 それはここに書いてあるような事とは随分と違う訳で、KindleアプリはAmazonカルチャーとは馴染まない部分もあるチャレンジなのだろうな、と思った。

S3とかを小さく始めて、うまく発展させていく、というのはとてもむずかしい事で、Amazonは極めてうまくやったのは間違い無いだろう。 S3に限らず、AWS界隈でAamzonが極めてうまくやった物は多い。 使っていてもAWSは他のクラウドサービスより不可解さとかが少ないと思う。 筋の良さを感じる。

クラウド回りが良く出来ていると感じるのはAmazonのカルチャーにマッチしているからと思うのだよな。

似たような特性の物を作るなら、Amazonのような組織でAmazonのようなやり方でやるメリットは大きいと思う。 でも違う物を作る時にはたぶん違うやり方をした方がいいんじゃないか。

クラウドに限らずなんでもそうだよな。 その分野に非常に適したやり方というのがあって、 それが出来る所がその分野ではめちゃくちゃ強い。 ただその分野に強いからといって違う分野に進出した時にうまくやれるかというとそんな事も無い。

一分野の結論、という物に思いを馳せた。