今回の家はリノベ物件との事で、2年くらい前に新しくなっている。 久しぶりに現代的な家に住むと、非常に快適だなぁ、と思う。

部屋は暖房を使えばちゃんと暖かく、起きるのが辛いという事も全く無い。 シャワーのお湯がすぐに出て温度や水量は安定しているし、 お湯が出るまで寒い中待つとか無い。 体も冷えてないのでシャワー浴びていてもいつまでもなんか寒いという事も無い。 水も詰まらないし掃除も簡単。 トイレもキレイでキッチンも便利。 電気などのスイッチも大きく押しやすくなっていて、 水道もひいねるタイプでは無く大きいレバーを上下する事で簡単に出したり止めたり出来る。 Amazonの荷物は宅配ボックスに届き、待って無くてもいい。

一方で今回は生まれ育った町のそばに住んでいて、サーフィンとかしに結構かつての故郷にも帰っている。 すると当時の思い出に接する事がたびたびある。 遊びに行った親族の家、友人の家、それらの現在の姿とか最近の話題などから、 家を処分したいとか改築したいとかいう話題にもつながり、 当時の住居を思い出す事も多い。 当時は団地とかもまだあって、友人の家に行くと団地だったりして、 自分の部屋は無かったりして、親に少し気を使ったりするような事もあった。

家は、自分の子供の頃と比較すると劇的に快適になった。 昔の家はもっと寒くて、暖房をつけても暖房の前しか暖まらなかった。 風呂のガスをつけるのに妙なシーケンスが必要だったり(押してガンガンガンと変なの回して待つ、とか)、 お湯が出るまでしばらく掛かったり突然一時的に冷たい水が出たり、 ガステーブルの火もなんか待たないとつかなかったりした。

一方で家が快適になったのはここ数年という訳でも無い。 結構前からだよな。 80年代から90年代くらいに境目があって、 あの頃にライオンズマンションとかのマンションが出来て、 かなり現代的な設備になった気がする。 そしてその少しあと、2000年代の前半くらいでそれがちょっとマイナーアップグレードされて、 現代の設備とほぼ同じような物になった気がする。

2003年とかに自分が新卒の頃に入ったアパートはリノベ物件で、現代と遜色ない設備だった気がする。 現代の方がもうちょっとだけ快適だが、その差はそこまででも無い。

1970年代とか80年代の前半くらいの家はすごく快適じゃないんだよなぁ。 当時は高かったであろう大きな家とか、全然住みたいとは思えない。 当時のお金持ちより、今のちょっといい家住んでる普通の人の方がずっと快適な日々を送っている。 当時より金を掛けずにずっと幸せに日々を送れるのは、 フリーランチな感じで素晴らしいよな。

家の設備の進歩による快適さの向上は、あまり改めて考える機会は多く無いが、 自分が子供の頃行った家に行って現代の家に帰って、みたいな事を頻繁に行っていると、 すごく痛感する。 冬に足の先とか手の先とか冷たくないって凄い幸せ。 我々の生活水準は、すごく向上していた。