それなりに金があって都会にいれば、読書はカフェに行けば良い。 その条件は皆が満たせる訳では無いが、そこまで高いハードルでも無く、結構多くの人に使える手法と思う。

田舎に行くと、本を読む環境、というのは結構レアになっていく。 家に机とか椅子があって本を読める環境なら家で読む、というのが一番田舎では普通の読書環境と思う。 これは都会でも田舎でも得られる難しさにはそんな違いが無い気はする。

一方で、家の環境というのは少しのお金があれば片付くものでも無い。 親と住む中高生だと、親の影響はでかい。 いつも居間でテレビを見ていてその音がうるさい、とか、弟や妹や姪や甥など、まだ騒がしい世代の子供が居る、などでも本を読むのは難しい。

また、机と椅子が無い環境も結構多いと思うが、これは結構読書には厳しい。 古い家屋は椅子と机がなかったりする。 だが床に座って本をよむのは結構辛い。 軽い本をよむのはいいのだが、ゴツい本を読むとめっさ眠くなる。 そして椅子と机の無い所に椅子と机を導入するのは、それなりに手間でもある。

家でちゃんと本が読める、というのは、結構多くの要素を含んでいて、しかもそれを与えられてない人が改善するのは難しい。 だから田舎は家庭や住環境がどうであるか、という住環境ガチャみたいなのに当たってるかが重要になる。

今いる伊豆の住居は机と椅子が無い。そして結構下の階で宴会みたいな状態になってたりして、うるさい事も多い。 この人が集まってうるさい、というのは、種類の違いこそあれ田舎では多い気がする。

田舎では読書に良いカフェのアクセスがあまり良くない。たまに謎のガソリンスタンド併設ドトールが夜中までやってる、とかあるとめっさ良いのだが、そういうのはすごく例外的な環境と思う。

そんな田舎の読書環境として個人的にはまぁまぁアクセス可能である悪くないものとしては、モスバーガーがある気がしている。 コーヒーのおかわり100円も始めてくれたし、まぁまぁ空いている事も多く、人が居てもそんなうるさくない事が多い(ファミレスやマクドと比べて)。 モスバーガーが田舎の住環境の恵まれてない人に提供している社会的価値はとても高い気がしている。 今の伊豆の住居でも、岡山の頃の住居でも、モスバーガーをよく使っていた。徳島でもまぁまぁ使ってた気がする。 今の住居を選んだ理由にも、悪くない感じのモスバーガーがまぁまぁの距離にある、というのは理由の一つ。

田舎でまぁまぁ使える読書環境には、図書館もあると思う。 ただこれは地域差が大きくて、あんまり普遍的では無い。 田舎の図書館はめっさガラガラな所がある。 ただアクセスが良いかは地域による。 車社会でありながら町中で車やバイクのアクセスが悪いと、あまり使う気にならない。 また、椅子や机がほとんどなかったり、いつも埋まってる図書館もある。 あと夜が早い所が多くて、夜の読書環境には使えない所が多い。

夜落ち着いて本を読んだり計算をしたりする場所がある、って大切だと思う。 これはどこの地域でも普遍的にアクセス出来ると良いのになぁ。 そんな訳でモスバーガーの社会的意義は高いと思っている。頑張れモスバーガー。 カロリー高くないおやつを増やしてくれるともっといいぞ!