ネギまでエヴァンジェリンも「いつも持ってる物で前に進む習慣をつけよ、どうせいつも準備不足だから」みたいな事を言ってた(気がする)。

一方で戦場で何を持っているかは、その前までの自分が選んでいる。 さっき共立出版のルベーグ積分から確率論を参照するノートを書いてたので、昔読んだ時のブログエントリを探したら、2013年の12月、との事で5年前。 そのあとのエントリを幾つか眺めると苦労していたのが伝わってくる…

いつだって今日はその時持ってる物でやっていくしか無いけれど、今日持ってる物、というのはこの5年間とかで選んで集めてきた物な訳だ。 5年前の自分はエクセンダールを読む為にやってたので、今日の為に学んだスキルでは無いけれど。

そしてこの5年間とかもやはり今日の連続で来ている。

持ってる物でなんとかしていくのは間違い無いけど、持ってる物は選んだ物でもある。 そして「何を持っているべきか」というのは結構重要だ。 いつだって必要な物を全部持ってるという事はあまり無いけれど、何も持ってないとどうにもならない事もある。

持ってる物の差は大きくて、重要なものの中には、一週間とかでどうにかなる物じゃなくて、長い時間をかけて培って来ないと得られない物もある。

実際5年前に読んだものが今必要になってるし、その後の何年という単位で積み重ねてきた物達のおかげで、今理解出来る物、というのがたくさんある。 5年前にルベーグ積分をやらなかったプログラマも世の中にはたくさん居るだろうし、5年前の自分が、「七年くらい前からやらなきゃなぁ、と思ってたがようやく始めた」と言っているので、12年前にちゃんとやったプログラマも居るのだろうなぁ。

5年前の自分が今更だけど…と思いつつやった事の先に、その時その時に出来る事があって、そのそれぞれの戦いではいつも手にはルベーグ積分を持っていた。 そうして各それぞれの時で持ってる物だけでなんとかした結果から得たもの達が、今日持ってる物になっている。

昨今は意外と時間が掛かる物が必要な事が多いので、ますます何を持っているか?の違いは大きい。

今日は持ってる物で戦うしか無いが、今日持ってる物はいつだって昨日の自分が用意したものだし、持ってる物の違いは重要だ。