年は明けてしまったが昨年の振り返りから。

年始の目標を振り返って

年始は論文書きでバタバタしてたので、目標は1月末に考えていた

  1. 論文を書いてどこかに通す、学会発表をちゃんとやる
  2. 耳トレ、ソロギターアレンジ練習
  3. 確率分布の距離をちゃんとやる(関数解析)
  4. 将棋ウォーズ初段
  5. フランス語をだいたい使えるところまで持っていく
  6. フランス語圏を旅行
  7. なんかお絵かきする
  8. パラグライターやってみる

1は未達成。だがやる事はやった。ちゃんと論文を書くという事がこの目標の中で自分に出来る事で、それはやったのだから、昨年の段階では他に出来る事はなかった。 という事で目標はまったく達成出来ていないが結構頑張ったという気もする。 目標と実力があってなかったという事で、仕方ない。

2は、直接はあまりやってない。 だが指板の音の位置を覚えたりペンタトニック覚えたりトライアド覚えたりアドリブ練習したり、とギターは結構やっていて、それらは年始の時点では良くわかっていなかった事なので、成長した結果、見えてなかった必要な事を予定よりも頑張れた、という気がする。 今年はギターの知識というか音楽的というか、うまく表現出来ないが、基礎のような物は大きく成長した年だった。 ギター面では結構満足している。 ただアウトプットが遠いので、そこは懸念事項かな。

3は、確率分布の距離は力及ばず出来なかった。これは自分の年始の時点での実力では届かない目標だった事と、生成モデルが思ったよりも実用化されなかったので重要度が低下した為、という2つの事情がある。 一方で実解析というそもそも存在を知らなかった分野を結構ちゃんとやって、そのあと多様体と微分幾何を軽くやったので、数学面では今年の実力アップは相当なものだった。 これも目標を直接達成はしてないが、むしろ予定よりがんばれた項目な気がする。 変分法も結構ちゃんとやったし、機械学習の数学という点ではだいぶ必要な基礎を固められた一年だった気がする。むしろ普通の人よりは大分出来る人になった気がする。

4は全く達成出来てなくて二級のまま。 ただ最初から書いていたように段位にはこだわってなくて、成長が止まってマンネリになっているのをなんとかする、という目標で、成長はしたので結構いいかな、と思っている。 現在級が上がらないのは実力というよりは安定感の問題な気がしていて、その辺は2018年の年始とは大分状況も変わった気がする。 特定の戦型なら1級にも勝ち越せるし初段ともいい勝負しているが、だめな戦型は全然だめ。

5も未達成だが、結構善戦はしたな。7割達成、くらいか。思ったよりも難しい目標で達成は出来なかったが、一回喋れるようになろうとしたがうまく行かず、次で喋れるようになる、というのは妥当な進み方なので、自分としては満足はしている。

6は達成出来たな。目標通りにちゃんと達成したのはこれくらいか。 ただちゃんと行った結果5の目標も結構頑張れたので、この2つは合格点を上げても良い気はしている。

7と8は全く出来ず。8はフランス語圏旅行と両方は難しかった事を思うと、まぁ妥当なところ。 7はもともと目標というより予定っぽいと思ったので何か不確実な物も入れようと入れた物なので、全然出来てないのはどちらかというと目標が良くなかった、という類に思う。

こうして振り返ると目標は未達成が多いが、一方で目標には挙げてないがその系統の事は結構頑張れた。年始にはわかってなかった事をいろいろ理解した一年だった気がする。 別に最初に立てた目標に縛られて理解が深まったあとにやるべきでない事をやっても仕方ないので、これはこれで良かった。 ただ論文は通したかったね。力及ばず残念。

年始の目標に無いがやった事

書いて無いやった事としては、

  1. プログラム関係の本を結構読んだ
    • Goodfellow本
    • Rust、ES6本
    • 実践機械学習
    • サイコロ本
  2. 勉強会で自然言語処理を結構やった(bertとか)
  3. c-lessonと算数で挫折した人向けのJS入門やってた
  4. podcast始めた
  5. 技術系同人誌を書いてみた

年始はあまり考えてなかったが、結構機械学習の本は読んだ。プログラムの本も結構読んでる(数は多く無いが)。 サイコロ本は年始の時点ではあまり考えてなかったが、bertの登場で突然生成モデルよりも自然言語処理の重要度が逆転したので、割と正しい選択だった気がしている。 Goodfellow本も読んで良かった。結構勉強になったし、学んできた数学に結構自信を深めた(意外とちゃんとやる意義はあるな、とか)。

今年は仕事を一切しなかったが、論文関連と勉強会で、そこそこ機械学習のコードは書いた。 結果としてためた経験値という点では結構悪くなかった。 最近は会社に所属しなくても結構いろいろ出来るよね。

3は当初考えてなかったが、なんかmarkdownで解説と課題を書いてネットで知り合っただけの面識無い人にやらせて、書いたコードとかを指導したりする、という活動。 結構時間を使った。 目標にはなかったがなかなか有意義な活動なんじゃないか、と思っている。

4は頑張ったという感じでは無いが、やってみるのは経験として良かった気がしている。

5は一年というかここ数日の話なので一年の振り返りという点ではどうだろう?という気がするのと、全く売れなかったのでちょっと別枠でいろいろ考えたい項目だが、一応記録として書いておく。

ライフスタイルの話

去年は結構新しい地域に住んだ。

  • 1, 2月 三田
  • 3, 4月 沖縄
  • 5, 6月 徳島
  • 7, 8, 9月 秦野
  • 10, 11月 フランス
  • 12月 人形町

こうして振り返ると、住む場所やライフスタイル的な探求としてはかなり完成形に近い気がする。 沖縄は花粉避けとしては良かったし、徳島も拠点としては優秀だった。 秦野も夏に過ごす結論的な地だった。 どれもいろいろ試した結果の結論っぽさがある。

今年はライフスタイルの探求という点ではなかなか良い形に落ち着いた気がする。 若い人と一緒になって騒ぐ気も無いけれど、楽しくは生きていきたい40代としてはこういう感じがいいんじゃないか。

テントはあまり使わなくなったなぁ、と思う。寝袋も無しで良いかもしれない。 処分してしまおうかしら? ただレジャーとしてキャンプ場に行くのは年に一回とか二回くらいはやってもいいかなぁ、という気もする。 来年考えよう。

悪かった所を考える

良かった所と悪かった所を考える。最後が悪かった所だと気分が悪いのでまずは悪かった所を先に。 悪いというのは言葉として強すぎる気がするが。

目標の未達成が多く、だいたいが「思ってたよりも大変だとわかった」みたいなのが多い気がする。 年始の目標は一年のやる事の方向づけみたいな物で、別に達成自体にそんなに意味があるとは思ってないのだが、それでもそういう要素が続くというのは良くない事なのでは?という気もする。

思ってたよりも大変だった結果、その項目のアウトプットに結びつかない、という事が多いのも懸念材料。 例えば論文を通す事が出来ていない結果、成果として学会に通した物が無い。 代わりに何かが出ている訳でも無い(arxivには挙げているが)。 ソロギターアレンジも遠回りをいろいろしている結果、動画にして上げる、ということは遠くなっている気がする。 道のりが遠いのは良いと思うのだが、間の段階でアウトプットが無いのは良く無いなぁ、という気もする。 今くらいの実力で出来る何かをアウトプットしていけるようにしたい気もする。

だが指板の音の位置を覚える、とか全然アウトプットには結びつかないんですよねぇ。

目標とは違う事をやる事になった、とかはいいのだけど、その結果目標にしていたようなアウトプットと同じくらいのアウトプットは出して行きたいなぁ、という気はする。

良かった所を考える

良かった所も考えていきたい。 こちらは少し書いたら書く事が多かったのでサブセクションに分ける。

数学、機械学習関係

数学をいろいろ勉強したのは良かった。「ちょっとここまではやれないかなぁ」と思っていた限界はいろいろ突破出来た一年だった。 やはり暇なのは強い。実解析が出来た事、幾何学のあたりで最低限の事は一通りこなせた事は評価したい。 その派生として、測度論周りは以前理解があやふやだった事も大分理解が深まった。 とりあえず一通り終えた、から、ちゃんとやった、と言える感じになっている気がする。 また、こちらはそんな大変でも無いけれど、変分法周りをちゃんと理解したのも結構嬉しい。

また、goodfellow本とサイコロ本(こちらは途中だが)をちゃんと読んだのは良かった気がする。 こういうのをちゃんとやる、というのはやはり自分には必要な気がした。 自分は論文をただ読んでいくだけだといまいちうまく自分の中に蓄積出来ていない気がする。 これはこれで課題なのだが、ちゃんと教科書をきっちり読む、 という事で補完している事は結構あるし、 一段理解の深みが増している気がする。

機械学習系はアウトプットはぱっとしないが、インプットはなかなか良かった。 手もそこそこ動かせているんですけどねぇ。もうちょっとマシな事したいね。

フリーのプログラム演習を作る話

算数で挫折した人向けのJavaScript入門と、karino2の暇つぶしプログラム教室、C言語編という2つの物を作った(後者はまだ第二回は75%くらいしか完成してないが)。

これは結構時間を掛けていて、結構有意義な活動に思っている。

参考:フリーのプログラム演習について

プログラマはコード書いてこそ、という気はしていて、それはこだわりたい所ではある。 ただそれ以外のアウトプットとして、このフリーのプログラム演習を世の中に増やしていって、とりあえずやってる人に対してレビューしたりサポートしていくのは結構良いんじゃないか、と思っている。

レビューを受ける機会はどうしてもwebだけでは限られがちだが、世の中にはぼっちとかも居るだろうし。 掲示板とかSNSで質問に答えるのと同じようなノリでレビューとかも受けられるようになるといいんじゃないか、と思う。

あと、プログラム演習みたいな形で一まとまりのコンテンツとしてまとめる事にも結構意味がある気がする。 個々の話題はググれば見つかる事でも、ちゃんと一式揃って、先頭から読んでいって何かの体系を学べる、というのがフリーで転がっているのは良い気がする。

年始の時点では考えてなかったが意外と良いアウトプットになったなぁ、と思っているのはこれ。

書いたコードについて

自然言語処理系のコードはまぁまぁだったかな、と思っている。 他人に影響を与える程では無いかもしれないが、ちゃんと試したい事を試して、次以降にも続きそうな物を書き溜め出来ている。

アプリだとFileScriptingは頑張って作った割には全く使わなかった。 たぶんコンセプトがだめだったのだろう。

良かったが宣伝出来てない事としては、TextBluetoothShareMashがある。 テキストを複数デバイス(Android)で手軽に共有する方法を考えた!で書いたやつ。 これは実装が簡単でしかも実装したあとにほとんど変更がいらなかったのでブログにならず、しかもアイコンとか描くの面倒で公開はしてないが、とても良いアプリになっていると思っている。 まぁまぁ使う機会もあるし。

ブログシステム系はなんだかんだで今年もいろいろやっている。

  • MeatPieDayにsyncもどきをつけた
  • Mpd2Ebookで電子書籍を生成出来るようにした
  • 新ブログシステムで上書きが出来るようになった
  • EquationPadで数式入力も出来るようになった

個々の物が単体では紹介しづらいのでブログにはなりにくいが、これは結構いい物になっている。 例えばサイコロ本の11章〜などは、これだけ自由に図と数式を混ぜたノートを普段から取って、それをブログとしてそのまま公開出来ているのは世界でも自分だけなんじゃないか。

一方で自分だけが使う環境で閉じてしまっていて、それはプログラマのアウトプットとしては微妙だなぁ、という気もする。 この辺はそのうちどうにかしたいかもしれない。

EquationPadはかなり良い物が出来たと思っているのだが、自分以外に必要としている人が居るか良く分からないので公開はしてない。 TextBluetoothShareMashと同様に、結構良い物なのにPlayに公開出来てない物が増えてきている気がする。 良い物が作れているが、自分だけに閉じがちなのは良く無いね。

今年作ったものはどれもなかなか良い気がしているが、もうちょっと他人が使う物も混ぜたい気はする。

podcastの話

これはそのうちどこかでちゃんと書きたい気もするが。

podcastは何か意義のあるアウトプットをしている、という気はあんまりしないけれど、twitterとかでどうでもいい事をつぶやくのと同じような枠としてはこちらの方が良い気もする。

話す事が無くなったあとに無理に続ける必要は無いと思ってもいるが、なんか雑談する場所を作っておくのは悪くない気もする。 再生数も100くらいは毎回行くので、100人くらいは聞いてそう? このブログよりは良く見られてそう。 この位で良い気もする。

また、podcastみたいなこれまでと違うメディアでの発信を試してみる、というのは結構有意義な気がしている。 そういう点で軽い気持ちで始めてみたのだが、思ったよりも得るものはあった。

目標とするアウトプットとは別枠のちょっとした事枠で、ほそぼそと続けていきたい気がしている。

技術的な振り返り

簡単に技術的な話を振り返っておく。

今年も機械学習の本を読んだりコード書いたりしている時間が長かった。 8割くらいは機械学習か? 機械学習の中では、前半は数学、後半は自然言語処理がメインになった。 これは時代の流れという奴かな、と思う。 この判断は割と悪くないと現時点では思っているが、結果を評価するのは来年末とか再来年末が良いかもしれない。

生成モデルが思ったよりも来なかった。超解像度周りの応用は結構実戦投入出来るという噂は聞いているけれど、もっといろんな所で生成モデルが応用されると予想してたので、こちらはそんな簡単には行かないらしい、と認識を改めた。 自分はキャッチアップ出来ていないが、もう少し大きな革新があるまでは放置で良いか、という気もしている。

逆に応用という点では自然言語処理は革命的に進んだ一年だった気がする。 理論的にはそんなでも無い気がするんだが、とりあえず個人でやれる事は一年前とは段違いで、性能も段違い。 自然言語処理は実用技術になったねぇ。驚きだ。

自分がやった事としては、ES6とRustを一冊本を真面目に読み、さらにgolangを復習してスクリプト書いたりした。 この辺は今の時代の教養としてやって良かった気がする。 言語としてはこんな感じだね、というコンセンサスには自分も参加出来ている気がする。

開発としてはkotlinでAndroid開発は相変わらず続けている。 koitlinとAndroidStudioでAndroid開発はモダンになったなぁ、という印象。 現代の開発をしていく、という点ではもうこの組み合わせでしばらくはいいかな。

一方でAndroidのOとかPには特に関心は湧かなかった。多少はキャッチアップもしているが、別に知らなくても良いな、という印象。GBでひとまず完成、ICSでひとまず完成、Lでひとまず完成、Nでひとまず完成、という感じなのだろうね。 次が来るまでは軽くフォローしとく位で良い気がする。

逆にJetPackとかAIAI言っておきながら出てくる物が自分らがやってる事よりしょぼかったりとか、中国進出のやり方とか、ぐぐプラ関連の情報漏えいに対する態度とか、 Google大丈夫か?という不安はずいぶん増えた。 外の冷ややかな目と中の人の発言の温度差もこの傾向に拍車をかけている気がする。 ピチャイは今の所いまいちという印象。

Google社はだめになってもいいが、Androidが駄目になると困るので、頑張ってほしいけどなぁ。 MSの時はライバルのGoogleに葬られる、という感じなので業界的にはまぁいいか、という感じだったが、 今回はライバルが不在なので、駄目になられると次どこ行けばいいんだ?という不安はある。 FBはもっと駄目そうだしねぇ。Amazonか?

という事で自分としては今年も機械学習が割と重要度高い年で、ただプログラム言語のアップデートもいろいろあった年だった。 kotlinでスマホのアプリを書く、というのは、年始に思ってたよりはJavaと違う事多くて、kotlin採用は思ったよりも大きな出来事だったんだなぁ、と思う。 いろいろ揃ってくると楽で楽しいね。

ストレッチ

今年地味に大きな出来事だったのは、前屈の躍進。 大分柔らかくなった。今はギリギリ手がペタっとつかない位だが、 かなり惜しい。もう時間の問題、というか年末年始に同人誌とか作ってなかったらたぶんついたと思う、というレベル。 開脚は相変わらず駄目だが、前屈は明らかに何かを掴んだ気がする。

という事で今年自分の人生的に結構大きな出来事としては、前屈が結構柔らかい人になった、という所だ。

フランス語とか旅行とか

今年はフランスを旅行したが、これは今までとは結構違うスタイルで回った。 具体的には飯に結構金を掛けた。 ちょうど40歳になる頃の資産目標を達成したあたりから、 割とお金を使っていこう、と考えている。 フランス旅行はその辺いい感じに出来た気がする。

フランス語をやってフランス史勉強してフランスを回る、というのはなかなか今くらいの年齢でやる事としては良かった気がする。 一方で二ヶ月回ると他の事があまり出来ないので、一ヶ月くらいがいいかもなぁ、という気もした。 長くよりも、一ヶ月くらいを何度も行く方が楽しい気がする。

フランス語自体はそんなにすぐやりたいと思ってた訳でも無いけど、そういう「いつかやりたいが今じゃなくてもいい」という物もちょくちょくやっていかないとあっというまにじいさんになってたりするので、手をつけていくのは良い気がした。

今後も続けていきたい。次はイタリアかなぁ。

全体的なまとめ

充実して結構いろいろ出来たが、アウトプットがしょぼい一年だった。 もうちょっとアウトプットも良い物がついてくると良いですねぇ。