この前読んだ戦後史の新書はシラク大統領までなので、その後の事も知っておくか、と歴代大統領のWikipediaを読む事にする。

ニコラ サルコジ

RPR(シラクと同じ共和国連合)の政治家らしい。 シラクのあとにサルコジを選んだという事はRPRには一定の支持があったという事かね。 RPRはシラクが作ったド・ゴール派政党という感じだったか。

ハンガリー移民二世で自家用ジェットや豪華ヨットで地中海を豪遊、みたいなキャラらしい。こういうの、自分は嫌いじゃないぜ。 反日本文化っぽいのは残念だが、外交的には別段対日的に悪い訳でも無さそう。

政策的には対米よりの新自由主義、所得税減税など減税優先の財政赤字黙認側か。

低層の移民に厳しいが優秀な移民は求める、というのは自身が移民な事から来るのかね。 日本人的には理解しやすい。

フランソワ・オランド

お、なんかあんまり知らない大統領だ。 サルコジの次はマカロンくらいに思ってた(無知)。

社会党の大統領との事で、RPRから反対に揺れた訳だな。

ただEUには失業率が10%を超える状態でも政府債務削減を約束している、とあり、雇用の流動性を高めようとしている、と書いてある。

失業率が高いんだから雇用の流動性を高めたい、というのは当然ではあるが、社会党っぽくは無いな。 閣僚には今の大統領、マクロンが経済大臣だったのか。

ひたすら人気が無く、再選せずに退任したのね。だからあんまり印象が無いのか。

エマニュエル マクロン

政党的にはEn Marche!という事になるのか?共和国前進、とか書いてあるが、社会党から独立してより右派的な政策を採用する、中道的な政党、という感じか。

高校生の頃同級生の母親で国語教師をしてる人と熱愛でそのまま結婚ってなかなか過激だな。リアルおねショタ乙。

財政赤字の対GDP比引き下げを目指して社会税を増税し、法人税や富裕税、キャピタルゲイン税を引き下げ、住民税も引き下げるのか。 社会税というのが何にかかる税金かは良く分からんが、基本的には効率性重視でその代わり格差拡大してしまう類の路線やね。

そして公務員も12万人削減。社会党出身とは思えないが、社会党からより右派の政策を取り入れる為に政党を作った事を思えば当然とも言える。

解雇規制の緩和も目指しているようで、もはやネオリベっぽいな。

閣僚時代は日曜営業規制の緩和などの自由化路線のマクロン法というのを通したというのだから、大統領になる前から割と何をするかは知られていた訳だよなぁ。

徴兵制を復活させて若い国民が体験を分かち国としての結束を増す、とか言ってるのは凄いな。日本だったら極右扱いだよなぁ。

前回の大統領選はこれと国民戦線のルペン(娘の方)との戦いだったのか。

今回のデモを考える

今回の黄色のビブスのデモは、もともとガソリンへの課税反対のデモ、という話だった。

大統領選の投票の時点で、マクロンがEU重視の財政健全化、規制緩和路線なのは明らかに見えるのだが、どの辺が不満だったのだろう?

金持ち優遇が嫌だ、という事ならオランドの方が社会党なので良さそうな訳だが、人気は凄い低かった、と言っている。 オランドよりもマクロンに何を期待してたのか?というのが良く分からない。

国民戦線支持、という事なら、EU離脱をして財政赤字を増やして財政出動と減税をしていこう、という事だよなぁ。 流れ的には大きな何かが無いと次はルペン女史で決まりな気がする。 初の国民戦線が与党になるか…

そうなると、フランスはEUを離脱するか、またはユーロの財政健全化とかの決まりを見直すしか無いよな。 後者をドイツが受け入れる事は多分出来ないだろう。

フランスはEU離脱目前って感じだよな。フランス離脱後のEUはさすがに保たない気がするんだが。

間違って父親の方が勝っちゃう可能性もあるよなぁ。ますますヤバいねぇ。