ホームページを書くのが有意義かもしれない
最近、twitterで見かけた人にC言語を教えている。 とりあえず入門書は読んだ、くらいの人に、PostScriptのサブセットの処理系を書いてもらっで、slackで添削する、とかやっている。
今年の4月くらいは算数で挫折した人向けのJavaScript入門、というものも書いていた。
どちらもgithub pagesで書いている。 これがなかなか有意義なんじゃないかな、と思う。 最近はあまり作ってなかったホームページだが、サイトジェネレータが出来た今、意外とホームページはいいんじゃないかな、と思うようになった。
まずWikiとかだと、意外とサービスが終了したりする。 自分でホストするのも面倒だし、別に他人が編集できる必要もあまり感じない。
マークダウンなら、いつかgithubがgithub pagesをやめたとしても、よそに持っていくのが簡単だ。 そもそも一旦完成してしまえば、html生成してそれを持っていけばいい。
また、90年代から2000年代初頭の知識は結構webから無くなりつつある。 C言語でググってみると意外と良い文書が少ない。 そもそも用途が結構変わったので、今の用途で書き直すとそれなりに良いものになる気がする。
Forthの似たようなコンセプトのブログみたいなのはあるが、PostScriptは少なくとも日本語では一つも無い。 何よりForthの奴も他人に説明する向けじゃなくて、自分が実装した過程が書いてあるだけだ。 世の中に存在してない入門文書なので、書く価値はあるんじゃないか。
自分より詳しい人がたくさん居る分野ではあるが、自分程度の理解でも今風に書かれた文書はあまり無いので、結構有意義な活動なんじゃないか、という気がする。koanとかMOOCっぽい課題形式みたいに書いた昔の話、もっとあってもいいんじゃないか。
ホームページはブログと違って一度バズって終わり、じゃなくて、いつかちゃんと時間を作って勉強したいと思った若者が、じっくり取り組む用途で使ってくれるんじゃないか。おっさんでもいいけど。
その場で読み切るのは難しい分量なので、ほとんどの人は読まないと思う。 ちょろっと読んで偉そうに一言コメントして終わり、というのも難しいからSNSでは流行らないかもしれない。
ただ、ちゃんと興味を持って取り組んでくれる人には役に立つものが提供出来る気がする。 なんかそっちの方がいいよね。
そして自分は、ホームページという形でまとめる意義のある事を結構持ってる気がする。 いまさらC言語のブログとかツイートとかする気にはあまりならないけど、ホームページは作ってもいい気がする。
そもそもにおっさんは、にわかな最近の話題を語ってるよりも、自分達には当たり前になった経験豊富な事をまとめる方が第三者には有意義だよな。
こんな事してるの回りには自分しか居ないが、もっとみんなgithub pagesで自分が昔学んだ事を他人に伝えてもいいんじゃないか。
webから昔のいろいろなページが無くなっていってる昨今なので、一世代前の知識を今風にアレンジしてwebに加えるのは我らの世代に期待される活動では無かろうか。
そんな暇じゃないのかもしれんが。