必要な文の探し方

何かを喋る練習をするには、最初の段階では、喋ろうとしてみて喋れなかった事をあとで調べて、次の機会にそれを喋る、というのを繰り返すのが良い。 さて、どうやってこの文を探せるか?

一見すると、日本文とそのフランス文が対で載っている旅行フランス語会話、みたいな本があれば良さそうだが、使ってみるといいたい事はあまり見つけられない。 例えば今、「雨が降ってる。濡れてしまった」みたいな事を言おうとした。

で、初めてのフランス旅行会話、フランス語表現力トレーニング、口がおぼえるフランス語の天気のあたりを探してみたが、雨が降ってるまでは見つけられても濡れた、が見つからない。 エアビのホストに聞いてみたらmouilleだそうで。言われてみたらどこかでは聞いた事があるが、すぐには見つからない。

言いたい事を見つけられる為には、相当大量の例文が必要になる。 だから会話練習的な本では実は見つからない。 会話練習の本は仏作文の練習というか、アウトプットの練習に使うのであって、あとからなんというか調べるには、ある程度喋れるようになった後はいまいち。 まったく心当たりが無くて最初に調べるのはこの手の本だけど。

対話型の入門書はまぁまぁこういうの見つける時に良い。 これは1課あたりに含まれている例文が多くて、ストーリーで覚えてるので「あー、あそこの課でやったな」と思い出せる文が多いからだと思う。 ただ、やはり限界はある。 あと、あくまで全部ちゃんとやったから探せるだけで、やってない本から探す事は出来ない。 フランス語の会話がスペイン語より苦戦している要因の一つに、最初にやった入門書の、課の数の違いがあると思う。 フランス語は全20課、スペイン語は80課。 1課の長さは違うが、この大量の対話文を覚えていた、というのは喋る時のストックの違いになってる気がする。

中国語の時にはこういう時は文法書が意外と役に立った。 言いたい事から文法項目を引いて読む。 使ってた文法書の出来が良かったのかもしれないが。完全マスター 中国語文法、という本だが。

フランス語はこういう文法書は持ってないんだよな。 買っといた方が良かったかもしれない。 ただいまいち手頃なのが電子書籍で無くて、スキャンするのがかったるくて買わなかったんだよなぁ。

大量の会話文例が載ってる類の本を買ってないが、ああいうのは意外と役に立つのかもかれない。 スペイン語の時に全く使わなかったので以後買ってないのだが、フランス語は意外と探せないと思う事が多いので買ってみても良かったかも。 ただもうスキャンしたくないよなぁ。 そういえば前フランス語会話パーフェクトブックというKindleサンプルを入れていたが、たぶん同じ事を考えて入れたのだろうなぁ。買ってみるかなぁ。

French short stories for beginnersの形式は良いかもしれない。 テーマごとの短めな話が幾つかある、という奴。 各課がそれなりの長さで、扱ってるトピックがかなりフォーカスしてあるので、意外と思い出せるかもしれない。 ただ自分は読んだだけでそんな真面目にやり込んでないから役に立ってないが。 この本の復習はやってみてもいいかもなぁ。